チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

テニスは続けているけれど

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タムルアン洞窟 入場禁止

 

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殉職したレスキュー隊員の像

 

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観光洞窟

 

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シブリン病院入り口

 

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病院のビデオに出ていた主治医の先生

 

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ステント手術、これをやりました。

 

 

テニスは続けているけれど

                                      

■乾季はもうすぐ

9月末から兄が1月の予定でチェンライに来ている。7,8,9の約3ヶ月、東京に戻っていた。一番暑い時期ではあったし、台風も来て大変だったようだ。9月も残暑が厳しく、チェンライのほうが東京よりずっと涼しいとのこと。確かにチェンライは9月の末になって最低気温が20度を下回ることが多くなった。

もう乾季入り、冬の季節到来か、と早とちりする人がいるかもしれないが、まだ雨季は明けていない。7月17日は入安居、すなわち、お坊さんがお寺での修行に入るカオパンサーが雨季の入りで、10月13日の出安居、オークパンサーまでが暦の上では雨季である。

 

でも実際に雨季が明け、乾季らしい天気になるのは11月の満月の日、ロイクラトンまで待たなければならないとタイの人は言う。確かにチェンライの10月の平均降雨量は132㎜だが11月は56㎜と半分以下になる。11月から2月までの乾季は旅行シーズン、気温も低いし、空気も乾燥しているので、大変過ごしやすい。ホテルの代金もハイシーズン料金として2倍になるが、それは超一流ホテルの話、自分がタイ国内で宿泊するGHは年間を通して変化はなく1泊500バーツ(1700円)前後だ。

 

■運転は必要な時だけ

気候がよくなってきたから長距離ツーリングに出かけるか、などと思う。でも齢70を越してバイクになんか乗るものじゃないという忠告も耳に入る。自分も日本にいたらバイクはもちろん車も持っていないであろう。東京にいたら公共交通機関が整備されているし、必要な物品は歩いていける範囲で入手できる。恥ずかしながら老骨に鞭打ってバイクや車に乗っているのは、それがないとタイの片田舎、チェンライでは暮らしていけないからだ。とはいえ、今は必要に迫られて運転するだけで、以前のように近場の名所、旧跡に出かけてみる、美味しい店があると聞けば取りあえず味見に行く、という積極さが失われてきたように思う。

 

そう言えば昨年6月、チェンライの名を世に知らしめた奇跡の洞窟救出劇の舞台、「タムルアン洞窟」にもまだ行っていない。噂では博物館もあり、100軒以上の屋台や土産物店がひしめいているとか。Tシャツ店では1日、100枚以上のタムルアンTシャツが売れるそうだ。訪問客の8割はタイ人。タムルアン洞窟は入場禁止だが、近くに観光用洞窟があって、同じものですよ、と観光客を呼び込んでいる。今年の11月にはこの救出劇を原案にしたハリウッド映画「The Cave」がタイで公開されるから、更に観光客が増えるのではないか。日本からのお客さんが行きたいと言えば、一緒にいってもいいが、今のところは無理して行く必要もなあ、といったところである。

 

■楽しさ減少

7月はラオスからベトナム、8月はパタヤにロングツーリングをしたし、1泊ならトードタイ、ランパーン、パヤオチェンマイなどの近郊に出かけている。また、午前8時からのテニスもほぼ日課となっている。まだ老年引き籠りにはなっていないようだ。

 

テニスは水捌けの良いコートなので朝降ってなければプレーできる。9月にスイスからロバートが帰ってきた。彼は3月から8月までスイスでワインの訪問販売と夜警でお金を貯め、9月から2月の半年をチェンライで過ごす。年はまだ50代か。コートに現われるになったのは7年前だったと思う。サーブが全然入らないし、打てばホームラン、まあコートでお客さん扱いだったが、チェンライ滞在中は週に5回はコートに来て、みんなに教えを乞い、次第に巧くなってきて、今では中の上の腕前、時には鋭いバックハンドが決まる。最近では「おお、ニュー・ロバート」と冷やかす仲間もいなくなった。

常に明るく前向き、ミスをすれば大仰に悔しがる。コートの人気者だ。彼と自分はほぼ毎日コートに行く。ロバートと自分しか来ていなくて、二人で2時間近くラリーをやって帰ってきたこともある。

 

ロバートはテニスが好きで、楽しくて仕方ないようにみえる。自分も以前はそうだった。しかし今、週6日コートに立つが、自発性が多少減殺されている。というのはステント手術を受けたあと、医師から食事に気を付け、運動を続けてもっと痩せるように、と申し渡されているからだ。今日はテニス、休みたいな、と思っても医師の指示を思い出して、コートに向かう。ここ4カ月で4キロ体重を落とし、BMI値は普通体重の25になった。酒も焼き鳥も控えた。それなのに医師はBMI値22を目指し、更に6キロ体重を落とせという。先生、それじゃラケットを振る元気も無くなりますよ。