チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

ダナンからフエへ

 

カフェのフランスパン

ダナンのミーケービーチ

画面中央の女性を

望遠で撮影させて頂きました

5つ星、ホテル三日月、1泊1万2千円は高くない

 

バイクの土産物販売

 

 

ダナンからフエへ

■ダナンの夜食

ベトナム初日の夕方、食事に出る。ビーチまで180mのホテルであるから周りには観光客相手のレストランがたくさんある。海鮮料理店は申し合わせたように生け簀があってその中でシャコ、エビ、カニ、貝などが入っている。車エビを見ていたらお兄ちゃんがおいしいよ、一人なら500gはいけるという。じゃBBQで、と頼んでとりあえずビール、出てきたエビを見て驚いた20匹はある。殻をむいて食べ始めたがやはりチェンライの川エビとは食感も味も全然違う。美味しいが量が多すぎた。とりあえずエビを頼んで、あとイカ、貝をと思っていたがエビだけでギブアップ。初日から胃薬のお世話になってしまった。

2日目の夜はベトナム料理店へ。メニューの写真に生春巻きがあったので店の定食を頼んだ。するとエビ、豚肉、卵を入れたミークアン(ベトナムひもかわうどん)を中心に生春巻き、揚げ春巻き、牛肉、エビてんぷらなどとても食べきれない量の料理が出てきた。数種類の大皿、小皿、笊に盛られていて見た目もよろしい。タイでは配膳にこういった心遣いは期待できない。春巻きだけでも4本あって、普通ならこれだけでおなかが一杯になる。残してはいけないとこの日も無理して食べた。デザートの甘いお菓子も頑張って食べた。ビール2缶も入れて1000円ちょっと、日本で食べたら1万円はかかるだろう。

 

■毎食フランスパンでもいい

3日目の朝、カフェでベトナム珈琲とフランスパンの卵サンドイッチを食べた。ベトナムは国民一人当たりの珈琲消費量が世界一である。パンはラオスカンボジアと同じく美味である。宗主国フランスの良い影響は珈琲とパンくらい。25センチはあるサンドイッチは焼き立てのように暖かく、おー、これがパンの味だと思わず瞠目するほどだった。エスプレッソ風のベトナム珈琲も甘くおいしい。通りに面したテーブルで至福の時を過ごす。値段は2つ合わせて300円に満たなかった。日本なら珈琲だけで500円以上するよー。

ベトナム旅行の楽しみは食にあり、そして安いと言われているがまさにその通り。たまたまバイクを止めて入った食堂で食べたミークアンや干しエビかけご飯は美味しいうえに200円以下だったし、野菜やスープ、漬物もついていた。それにタイと違って量が多い。

■フエへの行き方

ベトナム3日目はダナンからフエへの移動だ。距離は約100キロ、タクシー、バス、鉄道の選択がある。タクシーは1万円ほどかかるから問題外、鉄道は運賃数百円と安いが単線で本数が少ないうえによく遅れる。6時間かかることもあるらしい。100キロ(実際は79キロとか)に6時間なら時速17キロ、自転車で行ったほうが早い。

ホテルのフロントで聞いてみた。バスはVIPバスとバンのミニバスがあるらしい。バンでも構わない。車は朝9時半にホテルでピックアップしてくれるという。朝、迎えのバンに乗る。市内をぐるぐる走って2名ほど客を乗せた。これは市内タクシーで郊外行きのバスターミナルで乗るのかな、と心配になってきた。ホテルに支払ったバス料金は1000円ちょっと、空港からホテルまでのタクシー代と同じくらいの値段だ。

10人乗りバンは3人の乗客を乗せて海沿いに北へ上がっていった。やはりフエまで行ってくれるみたいだ。右に海が見える。また道と並行して線路も走っている。道路は自動車専用道路ではなく、バイクや自転車も走っている。タイはちょっと郊外に出ると田んぼになるがこちらでは家屋が途切れることはない。ダナンを出て30分経っても海側にはリゾートホテルが立ち並ぶ。ダナンビーチ初の5 つ星ホテル、日本の三日月ホテルを発見しカメラに収めた。

 

■車窓から

海浜に立ち並んだ家を見た時、タイとは全く違うことに気づいた。赤い屋根、白い壁、どことなく南仏のリゾート地を思わせる。こんなところにも宗主国の影響が残っている。タイではあまり見ない墓地も時折目にした。阮朝は中国が起源だ。中国人は墓を作る。墓場は多いがお寺はタイに比べて少ない。

ダナンはチャム語で大河の河口という意味らしい。19世紀、阮朝の頃から貿易港として栄えた。フエまでの道で行きかう車の半分は大型トラックである。ということは未だにダナンは貿易港として、また産業地として経済活動が活発であると推察される。

そんなことを考えていたら、バンの運転手が「ホレ、ここがあんたのホテルだよ」と教えてくれた。3時間と聞いていたが2時間足らずで到着、12時前だったがホテルにチェックインできたことは幸いだった。(続く)