チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

成田からチェンライへ

三原橋

歌舞伎座

銀座4丁目

品川駅構内

スワンナプーム空港のラウンジ

同上、全部は飲めない。

 

 

成田からチェンライへ

■多忙な日々

日本でやるべき事柄、例えば健康診断、クレカ、キャッシュカードの切り替え、タイでかかった医療費の国保申請などがあり、合間には友人、親族との会食があったのでかなり充実した、というか忙しい日々だった。結局、外出しなかった日はタイへ戻る前日だけだった。実はその日も恒例の靖国神社参拝を、と思っていたのであるが雨が降っていたし、終戦の日チェンマイ戦没者慰霊祭に参列したことだし、と何かと自分に言い訳をして九段には行かなかった。でもチェンライで差別されることもなく楽しく暮らせるのは先の大戦で頑張ってくれた英霊の皆さんのお蔭、と思っている。

映画は3本だけ観た。感染症騒ぎの2000年3月から2001年の11月までの1年8か月を日本で過ごしたが、その間に映画は150本以上観ている。今はPCで新作映画を楽しめる時代だが、映画は映画館で観るものだという先入観がある。暗くなって近日上映の予告編を観るのは好きだし、映画の撮影、録音は犯罪です、という警告をみる度に、中国のDVDを買うと前席に座っている人の頭が映っているという話を思い出す。そしてやっとお待ちかねの映画が始まる。この瞬間が好きだ。映画館の映画はビデオと違ってつまらないからといって早送りはできない。見続けるだけ。こういった映画に当たった時は、短気な老人に「ガマン」を教えてくれる教育映画なのだ、と自分に言い聞かせる。

 

■携帯は必須

今回の帰国では新宿に3回、銀座に2回、渋谷に2回足を運んでいる。3年前に比べると、どこもすごい人出だ。山手線はガラガラでたいてい座れたものだが、今回は通勤時間でなくてもつり革を探すにも苦労するほど混みあっていた。車内には外人が3,4組はいた。街の中も外人だらけ、銀座8丁目に肉のハナマサがあって、ここは高架下になっている。そこに観光客が座り込んでカップラーメンを食べ、カップをそのあたりに投げ捨てていた。銀座4丁目では白人の女の子が2人、歩道に座り込んで携帯を操作していた。郷に入りては郷に従え、日本人のマネをしてほしいと思うが言ってもムリか。

外人も日本人もみな携帯に見入っている。実は短期間の帰国だからとシムカード代をケチって、日本では携帯なしだった。タイから持ってきた携帯はWiFiの電波があるところではラインが使えたが、情弱でWiFiをうまくインストールできず、外出時の携帯はバッグの重りとして機能しただけだった。

日本社会では、人は携帯を持っていて、それを使いこなせることが前提になっているようだ。クレカ発行元、銀行、区役所、証券会社で「で、携帯の番号は?」と聞かれて、持ち侍らずと答えると怪訝な顔をされる。顔のない人間と同じだ。タイの携帯の番号なら、と言うと、怪訝な表情は困惑の表情に変わる。でも窓口の人は連絡先として兄の携帯電話の番号で納得してくれた。とにかく番号を記入できればいいみたいだった。

 

■ラウンジはタイのほうがいい

空港のラウンジが使えるカードを持っている。ラウンジでは無料で食事もできるし、珈琲、紅茶、ソフトドリンクは勿論、酒も飲める。昨今のラウンジには魅力を感じないという人もいるが、自分はラウンジでビールとおつまみ、それにケーキ等をいただくことに無上の喜びを感じるほうだ。LCCエアアジアは成田空港の第2ターミナルでチェックインをする。喜び勇んで出国手続きを済ませてラウンジへと向かったが、第2ターミナルには「虚空」というラウンジが一つあるだけだった。

受付のお姉さんに、他のラウンジと違っての食事のサービスなど最低限です、といった案内を受けた。13時50分成田発であるから、昼食はラウンジで、と考えていたが、食事は具のないカレーだけ、紙皿で紙製のスプーンで食べる。第2ターミナルはLLC専用、その客ならばこの程度で充分ということなのだろうか。でもカレーはともかくご飯が美味しかったので満足した。ビールとサワーが飲めるがそれぞれ1種類、飲まなかったけれど冷酒が2種類あることが救いだった。

バンコクからチェンライへの国内便では、出発時間の3時間前でゲートも決まっていないのにすぐにチェックインできた。お蔭でラウンジを使う時間は2時間以上あった。食事もスパゲティやタイカレー、サラダも充実している。酒もワイン、ウィスキー、ブランデー、カンパリと豊富、ソファに座りビールを飲みながらPCを開く。ラウンジはこうでなくては。日本よりタイのほうがずっといい、ということもままある。