チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

チェンライ名所、シンハパーク

シンハパークのシンボル

シンハはビールの会社です。

ミニブタ

シマウマ

キリン

茶畑

 

 

チェンライ名所、シンハパーク

■同好会

6月にドイ・パータンにハイキングに出かけた。ここは昨年11月にも友人2人とツーリングで訪れている。6月のハイキングはドイ・パータンに行くのが初めてという人も含め総勢5人だったので、人数が多い分楽しかったような気がする。でも皆70過ぎの老人で中には喜寿のメンバーもいる。そうなるとハイキングといっても何かと理由を付けて山道の上り下りを避けようとする。口はよく回るが、足は動かさない人が多かったせいか、当初予定していた距離の半分ほどでハイキングは終了した。車中心の生活だから、チェンライ在住邦人はよっぽど自覚していない限り運動能力が低下する。まあ、年寄りに無理は禁物というところか。

テニスをしているのだから山歩きなど大したことないでしょう、などと言われたが、前回11月のドイ・パータンでは4つある山頂のうち、1つは登頂を断念した。登頂というほど大げさなものではなくせいぜい200mか300mの高度差があるなだらかな山道を歩くだけだったのに、これではインパール作戦に参加した兵隊さんに申し訳ないではないかと思った。

フィギュア・スケートの浅田真央ちゃんは、歩くと足が痛くなる、と言っていた。スケートで使う筋肉と歩きで使う筋肉が違うからだそうだ。テニスとハイキングも使う筋肉が違うのだろう。

 

■ハイキング再び

6月の5人ハイキングはそれなりに楽しく、ひとつ反省会をしましょうということになった。反省会で、今度はシンハパークを自転車で回ろうという企画が承認された。シンハパークはチェンライ市内から1211線を12キロほどチェンマイ方面に行ったところにある、シンハービールが運営するタイ最大級の芝生テーマパークだ。広さは12.8平方キロ、東京ドーム273個分というから、千代田区(11.7平方キロ)や文京区(11.3平方キロ)よりも広い。白いお寺で知られるワット・ロンクンから数キロの場所にあるので、2つまとめて回る観光客も多い。

360度の眺望が楽しめる高級レストランが丘の上にある。チェンライを訪れる友人、知人をよく案内したが、景色と料理、それにシンハの生ビールを皆喜んでくれたものだ。いつもこのブービロム・レストランか大きな広場にあるピッザリアにしか行ったことがなかった。でもサイクリングロードや植物園などが整備され、昨今では動物園があって、シマウマやキリンが見られるとのこと。サイクリングはともかくキリンは見てみたい。

■動物園と眺望

サイクリング決行当日の朝は豪雨だった。こりゃサイクリングはダメ、早めにイタリアンレストランに行って、みんなでピザを食べて帰る、という短縮コースだな、と思っていたが、シンハパークのバーンハウス・ピッザリア前に全員集合した11時には雨が上がり、一時的には陽が差してきた。

それじゃ、動物園から回りましょう。他の人は歩くことにしたが、自分はちょっとテニスで腰に違和感があったので自転車を借りた。1時間半で200B、ネットでは150となっていたがインフレの波はここまで来ているのか。

動物園、確かにありました。ウサギやモルモット、小型のヤギ、綿羊など子供が触れる動物がいる。入場料は無料。入口で野菜や哺乳瓶入りの笊を売っていた。雨上がりということで人出はまばら、それでもミニブタに哺乳瓶の水をやってはしゃいでいる家族連れがいた。そのさわれる動物園から50mほど登ったところにシマウマが10数匹とキリンがいた。近くで見るとキリンは大きいものだとわかる。ネットにはキリンが2匹写っていたが、この日は1匹しかいなかった。

動物園を過ぎて池や湖を回ると丘の上にレストランが見えた。植物園はやめにして眺望のいい丘の上を目指す。レストラン手前に展望台が2か所あり、眼下に湖やきれいに刈り込まれた茶畑が見える。そういえばレストランでは茶葉のてんぷらが出たことを思い出した。この茶畑では年に3回新茶が収穫できる。それならと日本の製茶企業が進出して日本茶を製造販売している。美味しいというが値段は日本のお茶の3分の1ではなく、ほぼ同じらしい。

結局、歩きは1時間程度で終わり、お目当てのピザを食べた。本場のチーズを使用しているので、スパゲティ、ラザニエも美味しい。各種サラダにはシンハパークで収穫された野菜が供されている。

素晴らしい眺望、ウォーキングの後に気心の知れた仲間と美味しい食事を楽しむ、悪くはない。ただ、唯一の心残りは車なのでシンハの生ビールが飲めなかったことだ。