チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

お世話になった番組

昨年12月、チェンライの花祭りから

同上

蘭ばかりでなくクロッカスも

やはり蘭はきれい

百合も定番

 

お世話になった番組

■お気に入り番組
「真相深入り!虎ノ門ニュース」のファンだった。このニュース番組は週5回2時間の放映、自分から見ると常識的、良識に基づいたニュース解説をしてくれる。この番組は7年8カ月続いたが、11月18日で打ち切りとなった。いつも楽しみにしていただけに番組終了は残念である。

地上波テレビのニュースショーでは左翼コメンテータが独善的な断定を行って次の話題に移ってしまうことが多い。解説ではなく反日、反米、親中韓の宣伝だ。また名前も知らない芸人がコメンテータとして出演し、「戦争は良くないですよね」と当たり前の意見を述べる。戦争の原因、停戦への条件といった突っ込んだ議論にならない。

自分は大好きだったが、10年ほど前、ショーンKという謎のコメンテータがいた。彼が健在ならば「そうですね、プーチンさんにはちゃんと相談するお友達がいなかったんでしょうかねー」といったコメントを(TVディレクターの指示通り)述べていたと思う。

今は芸人がショーンKの代わりを務めている。芸人ばかりでなく、アナウンサーが「警察が動いていれば大量圧死事故はおきなかったと悔やまれます」と述べる。プーチン大統領も米国、NATOとよく話し合っていればウクライナ戦争はおきなかったと悔やまれます、と同じかそれ以上に無意味なコメントだ。

テレビのニュース番組をあまり見ないのは、アナウンサーやコメンテータが、小学生に言い聞かせるような薄っぺらな発言をするからだ。何十年もまともに働いてきた熟年世代のご同輩がテレビに子ども扱いされてイラつかないのだろうかと不思議に思う。

■見識とは
話がそれてしまったが「虎ノ門ニュース」では藤井厳喜、有本香、飯山陽、国政に出る前の青山繁晴、石平太郎、門田隆将、高橋洋一西岡力等、保守の方々の解説を聞いて、自分としてはなるほどと思うことが多々あった。基本的に虎の門ニュース出演者は日本の文化、伝統を尊重する愛国者であり、日本人を信じ、子々孫々まで日本国が独立を保つことを願っている人ばかりであった。

ユーチューブの視聴者はレベルが高く、広範な取材源とか確固たる専門分野を持たないコメンテータは排除される。番組へのコメント欄に「あんな見識のない奴はもう出すな」といった辛辣な意見が寄せられる。例えば、ケント・ギルバートさんは悪い人ではないが、政治経済に知識が浅く、発言が陳腐だなあと思っていたら出番が少なくなった。

コメンテータも日々、勉強、読書、取材が欠かせない。自分も教壇で1時間喋るために数時間の準備が必要だった。知り合いの大学教授に聞くとまあ、1時間の授業なら3時間は準備に必要と言っていた。だからAKB48にコメントする経済学者はどうやってネタを仕入れるのか、しがない講義案作りに苦慮していた自分から見るとその守備範囲の広さには脱帽のほかない。

■納得できる解説
通常、出演を電池の放電、取材、勉強を充電に例える。実力のないコメンテータは放電してしまうと蓄電が間に合わず使えなくなる。その中で休む間もなく放電を続ける数量政策学者、高橋洋一氏は驚異に値する。この人は芸能問題などにはそんなことわかりませんよ、と平気で言う。用意された原稿に沿って喋るコメンテータとは一味違う。数字をあげて解説してくれるので説得力がある。

財務省は20年以上前から国の借金でハイパーインフレになると国民を脅してきた。大手マスコミや経済学者も財務省の言う通り、国債を減らし財政健全化を、と発言してきた。でも国債は増えてもハイパーインフレは起こっていない。一般会計では確かに支出が歳入を上回っている。家計なら大変だが、国の借金である国債の償還をしている国は日本だけだ。

更に一般会計だけでなく特別会計特殊法人会計などを合算して国の貸借対照表を作ると国の赤字はない。朝日新聞は、新聞事業は赤字であるが、潰れないのは不動産事業など他部門で利益を出しているからだ。一部の不採算部門を見てこの会社は破綻すると言うのはおかしい。朝日は2022年3月期で2200億円以上の流動負債、固定負債を抱えているが、3500億円の純資産があるから心配ない。負債(借入、国債)を見て国が財政破綻するというのは企業の負債だけ見て資産を見ないと同じことだ。個人のローン(借金)とマンション(資産)も同じ。

国債が償還されないというリスクに対して保険がある。国債に対する保険料が100%というギリシャのような国もあるが日本の国債の保険料は額面の0.1%ほど。ということは財政破綻の確率は殆どゼロだ。だから財務省の言う財政破綻論は間違いだ。これも高橋さんから教えてもらった。番組終了が残念だ。