チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

テニス、やってます

6月のチェンライテニストーナメントから

タイの健康少女、サラちゃん

荒川選手の鋭い振り

サーブはジャンプ

リターン、ジャンプ

 



返球を待つ体勢

 

テニス、やってます
■乾季到来
タイ気象局は、タイが10月29日に雨季が明け寒季(乾季)入りすると宣言した。昨年の寒季より気温が低めになると予想。寒季明けは来年2月末の見通しという。

いよいよ、乾季到来だ。安居明けの10月10日以降、チェンライではほとんど雨は降らず、週5日のテニスを滞りなく楽しんでいる。とにかく天気の心配をせずにテニスができる、は大変気分的によろしい。

ところで2020年に公益財団法人 日本テニス協会が発表したデータによると、日本のテニス人口は、約343万人。これは笹川スポーツ財団が実施した2017、2018年の調査結果と同じであり、2012年どの調査時の結果と比較して30万人減少した。しかし、東京、神奈川、大阪など都市部では競技人口が多く、テニスは都会人のスポーツという面がある。

テニス人口における年代別割合という統計がある。2001年のデータと2016年のデータを比較すると、50代以上の割合が、男性で2001年に18.3%だったのに対し2016年には29.5%と増加。そして、女性も2001年は13.3%から28.2%と倍以上になった。
また、70代以上の割合も男性は1.1%から7%、女性が0.6%から5.6%とやはり増加している。

以上のようなことから、テニスをプレーする人の年代が確実に上がってきているといえる。20年前自分はテニスをしていなかったが、2016年にはプレーしていた。自分のような老人が増えたということだろう。チェンライでテニスに要する費用というと、月に1缶(3球)のボール代くらいだが、時間とお金に余裕のある熟年者が日本には多いということか。

■テニス市場
日本でのテニスは結構お金がかかるスポーツだ。コート代が高いし、安価な公営コートを借りる場合は応募者が多いため抽選となる。でもやっとの思いで確保したコートが、雨天のためプレーできないこともある。

テニスコートを全国に展開している企業がある。その会社はテニス人口の多い都市部に室内コートを建設する。テニスをやる人が多いところとは、すでにテニスコートが存在している。現代人は忙しい。予定表にテニスと入れていても雨で流れてしまっては、がっかりする。もし室内コートであれば、天候に拘らず予定通りプレーできる。もちろん早朝、夜間でも近所からクレームを受けることなくテニスを楽しめる。それで野外コートに通っていたテニス愛好者は少々高くても室内コートへ移っていく、というわけだ。

市場(顧客)がないところへ進出しては、ビジネスは成功しない。市場があっても同業他社が存在している所では新規進出しても苦戦を強いられる。しかし、同じビジネスであっても他社にないメリットがあれば市場を奪い取ることができる。遥か昔、学生さんにベンチャービジネスの講義をしたことがあるが、今だったらこの事例も紹介で来たなあ、などと思う。

■お金のかからないスポーツ
スポーツをすると運動不足が解消されるだけでなく、ストレス発散にもなるため健康的な生活を送ることができる。お金をかけずに運動不足を解消したいと考えている方に、おすすめのスポーツ8つ、という記事があった。

まず、お金のかからないスポーツの代表ともいえるのが、ウォーキング・ジョギング、ただし、スポーツウェア、ジョギングシューズの初期投資は必要。

2番目はヨガ、教室に通うなら別だが、家で動画をみながらやる「おうちヨガ」ならパジャマでもハダカでも構わない。

3番目はダンス、役所広司草刈民代に習うようなスタジオではなく、レッスンDVDを買って自分でやる。でもうまくなると人に見せたくなるし、相手とお付き合いが始まったりすると費用的な疑問が出てくる。

以下、4番水泳、5番バトミントン、6番バスケット、7番筋トレ、8番鬼ごっこと続く。
公営施設を利用すれば費用は心配しなくても良さそうだ。鬼ごっこに毎日孫が付き合ってくれるとは限らないし、一人でやる運動は孤独に耐えるストイックな精神がないと続かない。だから自分には向かない。

番外として、20代会社員のこんな声がある。
「私がこれまでに経験したスポーツの中で、お金がかからないと感じたスポーツはテニスです。テニスを始める際にかかった費用はラケットとシューズを含めても2万円程度でした」。公営コートを借りれば費用は一人千円くらいで済むと言い、このように結ばれている。「テニスは老若男女問わず始められるスポーツなので、社会人で運動不足が気になる方や、テレビでテニスの試合を観て興味を持った人などにもおすすめできます」。

確かに。小学生や女子高生、タイ、欧米の老若男女とテニスをしている。問題は面白すぎて毎日やりたくなって健康に差し支えることだ。