チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

フアヒン一人旅

ベトジェットのパンフ

普通の水が20B、エビアンは85B

展望台への案内ボード

展望台フロア

ホッケ定食が850B

1階8番出口横のフードコート

フアヒン一人旅

■保険付きクレジットカード
話は2カ月前に遡る。テニスをしていると心臓の鼓動がおかしくなり、呼吸が乱れるようになった。少しハアハア云っているうちに納まる。ワクチン忌避の友人の発信によるとワクチン接種はディープ・ステートの陰謀で、接種者は血栓を起こして早死にするとある。自分も接種はしたくなかったが、しないことにはタイに戻ることができないので2回接種した。ワクチンのせいで胸が苦しくなるのか。それとも老人によくある不整脈か。

プレー中に胸が苦しく、呼吸が荒くなった。この時ペアを組んでいたのがたまたまチェンマイから来ていた外科医、自分の様子を見とがめて、既往症などを尋ねる。どうも心臓に問題がありそうだからできるだけ速やかに健診を受けなさい。

3年前に冠状動脈が詰まっていてステント手術を受けた。あの時は健診で心臓の異常を指摘され、検査即手術となった。手術代はクレジットカード付帯の保険が効いて自己負担はゼロだった。

国保に入っているので、医療費の大半は還付される。でも前回のように検査即手術となれば全額保険でカバーされるなら助かる。そこで、健診直前に公共交通機関の切符を買ったときから90日間疾病保険が適用されるというクレカでチェンライ―バンコクの航空券を買った。結局、心電図の検査は異常がなく、その後不整脈も出ないので普段通り生活を続けている。航空券は保険代と割り切ってそのままにする手もあったが、せっかくのバンコク行きの切符だ。どうするか。

チェンライに戻ってからの旅というとせいぜい1,2泊で近場をドライブする程度、今度は飛行機だ。この際、数日海辺でのんびりするか。バンコクの空港からバスで行ける海浜リゾートとしてフアヒンを選んだ。フアヒンは王族の静養地でパタヤより品がいい。いつもはGH泊まりであるが、今回は海沿いの高級ホテルを予約した。海の魚が食べられるだろう。この年になると楽しみは食べることしか残っていない。

■ペットボトルが500円?
チェンライからの便はLCCのベトジェット、代金を払えば機内でコーヒーやお茶、軽食が摂れる。機内で抹茶のペットボトルが販売されていた。
「京都より上質で茶葉を厳選して、健康に良いし、抗菌化作用を持つものもあります。飲むと、体がスッキリします。」ちと残念ではあるが日本語の説明がある。抹茶ではあるが抹茶ラテ、ミルクティーと単純な抹茶ではなさそうだ。300㏄程の小瓶だが抹茶ラテは520円、ミルクティーは360円とかなり高い。ちょっと自分には手が出ない。

チェンライからスワンナプーム国際空港に着いたのは9時50分だった。10時に空港からフアヒン行きのバスが出る。多分乗れないだろうなとは思っていたが、5分の差でバスは出てしまっていた。次発のバスは12時、出発まで時間があるので空港の探索に出ることにした。

スワンナプーム空港は4階建てであるがその一つ上に、展望台があることに気付いた。エレベータを下りてなだらかなスロープを登る。成田や羽田の展望台は滑走路が見えるが、ここの展望台からは滑走路は見えないし、建物の屋根や配管等で視界が妨げられて駐機している飛行機はいくつか見えるだけである。椅子も数ヵ所にあるだけでフロア自体も狭い。旅行客はほとんどいない代わりに空港職員のお姉さんたちが座り込んで、早い昼食を摂っていた。

■価格がリーズナブルな食堂も
スワンナプーム空港で誰もがもつ不満の一つは食べ物の値段が高いことである。ホッケの塩焼き定食が3400円、ギンダラの西京焼き定食が2400円、ハンバーガーが1000円、出発、到着フロアでペットボトルの水を買おうとすれば自販機で20B、セブンイレブンだと45Bだ。ところがエレベータで地下1階の電車乗り場のフロアに行き、ここのセブンイレブンで買えば1本7Bであることが分かった。

食事も1階8番口、パタヤ、フアヒン行きのバスチケット窓口横にエアポート・ストリート・フードという食券形式の大きなフードコートがあって、ここではカオカーム―、クイッティオなどのタイ食が50B(200円)ほどのリーゾナブルな価格で食べられる。

バスチケット売り場の前にはバス待ちの人が大勢たむろしており、近くのトイレは混んでいる。売り場から50mほど離れたところに待合フロアに通じる通路があって、そこのトイレは広くて清潔。トイレ手前には水飲み場があり、貧乏そうなファランが自分のペットボトルに水を補給していた。これならタダだ。

さて、バスは24人乗りの大型豪華バス、座席はベトジェットより広く快適、雨季特有の青天、雨天を繰り返す中をフアヒンに南下する。(続く)