チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

テニストーナメント再開

荒川夏帆選手

同上

荒川晴菜選手

荒川姉妹、ダブルスで

イチオシ、サラチップ選手

ライチ、6月初めに市場から姿を消した

 

 

テニストーナメント再開


■選手もラクではない
ITFのワールド・テニス・トーナメント・チェンライが4月に引き続き、5月29日から4週間の予定で開催されている。9面ある市営運動場のテニスコートでは各国の選手が熱戦を繰り広げている。全仏オープンも同時期に開催されているが、同じプロでもチェンライに集まる選手は世界ランク3桁の若手が多い。開催国タイの選手が半分くらいを占めるが日本からも10人以上の選手が来ている。4月のトーナメントで顔見知りになった選手も何人かいる。

ITFの国際試合は時節柄、まだ本格的な開催はされていない。日本でも3年前にはいくつものITFトーナメントが開かれていた。ここ1,2年、公認のトーナメントが少ないため、国外であっても日本選手が集まる。トーナメントで勝ってポイントを取らないとと上位クラスに進めないからだ。
チュニジアモンテネグロ、それにチェンライと世界各地を転戦してポイントを獲得する。同じクラスで戦う相手はあちこちのトーナメントで顔を合わせるし、練習もする。だから、試合では真剣勝負であっても、コートを離れると実はお友達、というケースはよくある。

プロテニス選手に必要とされる能力はテニスの技量以外にもある。先ず、ITスキル、選手同士、いつも連絡を取り合って、ダブルスのペアを組まないか、とかトーナメントの出場予定などの情報を交換し合う。もちろんITFからの情報や、現地での試合予定などもネットを通して行われるから、携帯を持っていない選手はいない。試合が終わったら選手がすぐに取りだすものは携帯だ。選手同士の情報交換はネット、使用言語は英語だ。世界各国を転戦する選手は自分でエアチケットの購入、ホテルの予約、空港往復の車の手配を自分でやる。英語ができないと移動も練習コートの確保もできない。ITスキルと英語、これはテニスプロになくてはならない能力だ。

そういえば、日本の女子プロをナンパしていたタイの男子選手がいたが、英語で話しかけていた。女子選手は適当にあしらっていたが、やたら英語の発音がいい。あとで調べてみたら米国にテニス留学した選手だった。

■健康美少女、サラチップ選手も来ていた
4月は4週間、1日も休まずコートに通い詰めた。お陰で日本の選手はもちろん、各国の選手や大会関係者と顔見知りになった。4月のトーナメント出場してた選手は、今回、全体の半数を超えるのではないか。お目当ての健康美少女、サラチップ選手も参加していた。いつもの仲間とテニスをするため、コート際を通りかかったら、朝7時というのにサラちゃんが練習をしていた。目が合ったので、ちょっと挨拶をしたら、ニコッと微笑んでくれた。やはり可愛い。通常、タイの女の子は目が合えば誰にでも微笑んでくれる。サラちゃんに限らず、タイの女子はみな愛想がいい。有難いことだ。

「愛想のよいを惚れられたと思い」という古川柳がある。訪タイ男子、特にモテた経験の少ない熟年は気を付ける必要がある。自戒をこめて言っておきたい

■荒川選手に差し入れ
「日本の可愛い女子プロ選手7人」というネット記事があって、7人のうち5人が4月のトーナメントに出場していた。荒川夏帆、晴菜姉妹も入っている。夏帆さんが5月30日にタイのタヌチャポーン選手と対戦し、2-0で下した。試合後、お疲れ様、と声をかけようとしたら、彼女の方からこちらに「いつも応援、ありがとうございます」と声をかけてくれた。「こちらに住んでいるものですから」と言いながら、顔見知りの男子プロに上げようと思っていたライチの袋を、よかったら召し上がってください、と差し出した。えー、栗のように剝いて食べるんですか? 中華料理のデザートで冷凍ライチを食べたことはあるが、そう言えば日本では生のライチを見たことがない。こうして、とひとつ取り出して手で皮を取って食べてみせた。
「ありがとうございます。妹と一緒に食べます」。失礼ではないかと思ったが、快く受け取ってもらってうれしかった。大粒のライチがチェンライで販売される期間は雨季の2週間ほどだ。6月の初めには市場から姿を消してしまう。

6月は雨季で天気はいまいちだが、果物が1年でいちばん多く出回る時期でもある。マンゴーも4月とは違う種類が出回る。果物の王様ドリアンは6月に入ってキロ当たり120Bと4割がた安くなってきた。果物の女王、マンゴスチンはキロ30B、一つ5円くらいか、これから竜眼も出回る。出盛りの果物は概ねキロ100円から200円の範囲だ。日本の選手には心置きなくタイのトロピカルフルーツを楽しんでほしいと思っている。