チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

フォルツァ350その後

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昨秋の日展から

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同上

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背景の鬼火が緊張感を高める

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着物姿はやはりいい

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老若の女性二人

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同上


フォルツァ350その後

■転倒事故
初めて家からフォルツァに乗って10分もしないうちに空港バイパスで転倒事故を起こした。衝突、或いは接触していたらお陀仏にならないまでも、体に相当なダメージ受けたであろう。猛スピードで突っ込んできた車はスピードを緩めることなく通り過ぎた。道路中央に倒れた後、手足を少しずつ動かし、骨折がないことを確かめた。スクータを起こしに来てくれたタイ人は、なんかこの人,ピクピクしているけど大丈夫かしら、と思ったことだろう。救助の人が立ち去った後、道路際のスクータの横に腰を下ろし、しばし反省。信号が赤でも突っ込んでくる車をよく見かけている。いつもなら右を確かめて発進するのに、新車に浮かれてそれを怠った。自分のミスである。でもスクータは動くし、自分の体も動く。これくらいで済んでよかったのだ、と考えを改めた。すぐには帰宅せず、友人宅に行って事故の顛末を話し、気分が落ち着いたところで家に戻った。

車と自分の傷を見て、ブアさんが大騒ぎ、「傷害保険が使えるから病院に行こう」。70歳を過ぎてタイの疾病保険に入れなくなったが、傷害保険だけは継続していた。昨年、掛け金を振り込んだ領収書を持って、チェンライ・インターという私立病院に行った。救急医療室で医師の診断を受け、両足と右肘のレントゲン写真を撮る。レントゲン室のベッドに横たわる時、右肘で体を支えたため、激痛が走った。転倒の時、肘で衝撃を受けとめたらしい。
もちろん、骨には異常がなく、傷にヨーチンを塗ってもらい、痛み止めの薬を貰って帰った。保険が効いたのか治療費の請求はなかった。

■取り換え修理
フォルツァの右前面カバーは割れて、かなりの擦り傷が付いた。人間の打撲傷は日にち薬で自然治癒するが、バイクの傷は自然には治らない。ホンダの店員があきれていたが、カバーを交換することにした。代金は作業料も含め、日本円で4千円ほど、これくらいの出費は仕方ない。車検証もないのだからバイクの任意保険には当然入っていない。バイクの任意保険は対人、対物が主で、車両保険は全壊に近い時しか保障されなかったと思う。バイクが全壊ならば搭乗者が保険金を受け取れるとは限らない。

自分が新型フォルツァを購入したことを聞きつけたNさんから、数日の日程でミャンマーとの国境の街、メ―ソートにツーリングしないか、とのお誘いを受けた。Nさんはラオス縦断ツーリングを共にしたバイク仲間である。バイクでしか走れない山道を走り、そこから徒歩で1時間ほど登ると、素晴らしい景観の滝があるとのこと。もちろん雨期に入れば誰も近づけない。よくそんな場所を見つけてくるものだと思ったが、今はネットの時代、俺は行ったという報告をネットで読んだとのこと。

近所のカフェで打ち合わせをしたが、まだ車検証もナンバープレートもないとわかって、話は流れた。ナンバープレートのないバイクに対する警察のお目こぼしは県内のみらしい。パヤオ県、チェンマイ県、ターク県の3県を走破するメ―ソート行きは危険が大きい。それに強制保険もないから事故を起こしたら面倒である。
フォルツァ350は手許にあり、その後、おっかなびっくりの試乗を続けている。車検証、ナンバーが届くのは購入後1月以上かかるらしい。ツーリングに出るのは3月中旬以降となりそうだ。

■取り換えのきかない体
傷がついたフォルツァの右前部カバーは取り換えであっさり問題解決であったが、人間の傷は中々癒えない。痛みはなかったが右太もも外側に10センチほどの内出血があった。これが日に日に広がって太もも全体、掌を広げたほどの紫あざになってしまった。誰も見ない場所だし、これは自然と色が薄くなっていくだろう。打撲した両脹脛は3週間たっても痛みがある。右肘も就寝するとき、うっかり右肘で体を支えて、イテテ、となる。

更に、右胸、アバラ骨が咳をすると強烈に痛む。転倒した時にアバラにひびが入ったに違いない。このように傷病兵のような体だが、不思議なことに週5日のテニスには全く影響がない。ラケットを振り回しても足腰、アバラに痛みはでない。先週は6ゲーム先取のダブルスを毎日2セットやったが、5日で戦績は9勝1敗だった。相棒が上手な人だった、ともいえるが多少は自分も勝利に貢献しているのではないかと思う。

それにしても打撲の痛みが1月経っても取れないということは、年のせいで回復力が落ちているということだろう。まあ仕方ないか。