チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

オミクロン株が蔓延

 

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いつものコート風景

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ロックアウトのお知らせ

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結束テープで開かない

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花祭りから

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予算削減か、地味な花で





オミクロン株が蔓延

■騒ぐ割には・・・
ユーチューブでTBSやANNのニュースを見る。概ね、オミクロンの話ばかりだ。沖縄で、大阪で過去最高の新規感染者、XX県では新たにオミクロン株の感染者が、と直近の数字を挙げている。付け足しで重症者や死者の数も発表しているが、感染者が多い割には重症者、死者が少ない、普通の風邪並みという声も出てきたがこれが現実だと思う。日本は1日2万人ほどであるがアメリカは100万人以上、欧州では軒並みン十万人の感染者が日々、報告されている。

ニュースを見て思うことは、ただ日々の感染者数だけでなく、過去と比べてどうなのか、世界各国と比べてどうなのか、特に重症者、死者の推移と医療崩壊への備えはどうかを教えてほしいということだ。死者の平均年齢は82歳という。高齢で亡くなる人は本当に武漢肺炎が死因なのだろうか。老人性肺炎で弱っていた、或いは老衰の過程でたまたま陽性になっていたので、武漢肺炎で死亡したことにする、という例が多々あるのではないか。
オミクロンはワクチンを接種していてもしてなくても感染するという。どこで感染したのかわからないというか、空気感染だから防ぎようがない。ウィルスとの闘いはこれからです、頑張りましょうと言われても、どう頑張れば感染を防げるのかわからない。風邪のように手洗いとうがいでなんとかなるというものでもなさそうだ。

識者の言うことは相変わらず、3密を防げ、人流を止めるべきだという。これだけ感染者が増えているというのに、国や自治体も専門家も肝腎のオミクロンの実態ががなんであるかよくわからない。過度に恐れず、冷静に対処してください、と言われても宴会を控えるくらいしか思いつかない。こんなに不安になるのではいっそのこと早く感染して抗体を獲得したほうがいいのでは、と思ってしまう。

■オミクロンの影響
11月に戻って以来、週5回のテニスを続けていたが、1月11日からこの精勤記録が打ち止めとなった。というのは1月8日にテニスコートの清掃を行う女性に陽性者が出たため、コートがロックアウトになったからだ。10日の月曜にコートに行ってみるといつもは数人の仲間がラリーをしているのに誰もいない。一人で壁打ちをしていたら、ロバートがやってきて感染者発生のニュースを教えてくれた。仕方ないので二人で1時間ほどラリーをして帰った。

翌日、コートに行ってみるとコートの総ての出入り口が結束テープでロックアウトされていた。フェンスを乗り越えてまでテニスをする熱意はないし、相手もいない。テニスで飛ばしすぎて少し肘に不具合が出ていたので、丁度いい休養の期間となったと思う。

■入国緩和措置撤回
タイでは昨年9月、10月には1日1万人を越える陽性者が出ていたが、11月に入って5千人台に落ちてきた。ちょうどその頃、実質的な隔離のないテスト&ゴーの入国緩和措置があり、それを利用して11月にチェンライに戻ることができた。その直後にオミクロン株が台頭し、テスト&ゴーが停止になってしまった。自分の場合、一昨年1週間の差で日本からタイに戻れなくなったが、昨年は本当にタッチの差で入国緩和措置の恩恵を受け、チェンライに戻ることができた。

昨年12月には1日2000-3000人の感染者であったが、タイもオミクロン蔓延で1月には1日1万に迫る勢いとなっている。7日以上のホテル隔離を覚悟すれば入国できないことはないが、タイへの観光客が増加することはないだろう。

■元には戻らない?
12月からチェンライの土曜市が再開されている。1月8日の土曜市に出かけてみたが、人出が少なく、出店もいくらか少なめ、最盛時の7、8割という感じ、ファランの観光客がいないせいか華やかさに欠ける。例年、暮から正月にかけて市内の公園、それとコック川河畔で花祭りが開催される。2つとも例年に比べ、期間が短く、花の飾りも地味、ワクチンパスポート提示が入場条件だったせいか訪問者も少なめだった。

日本では忘年会、新年会も少なく、盛り上がらなかったのではないか。考えてみれば何もみんなで集まって飲まなきゃいけない理由はないんだよな、と気が付いたのかもしれない。宴会、シンポジウム、スポーツ観戦、観光、旅行、どうしても行かなければいけないというものでもない。花祭り、土曜市も同じ、ムリにでかけなくてもいいんじゃない?、この風潮はしばらく続くのではないか。感染症が治まってもタイに観光客が押し寄せるにはかなりの時間がかかるように思う。