ネット裏で観戦
1塁スタンド前にチアガールが見える
それを望遠で撮影
同上
亀井善行選手の引退セレモニーがあった
望遠で。涙が滲む。巨人ファンも泣いていた。
マスクをしっかりと!
■マスク美人
武漢肺炎が日本で収束に向かった理由の一つとしてマスク着用が挙げられている。電車やバスでは今もほぼ100%の乗客がマスクをしている。ワクチン接種済みの人はもう着用しなくてもいいのでは、と個人的には思う。でもマスクをしていない人は人の迷惑を考えない自分勝手な人と見做されるから自分も形だけマスクをしている。年齢のせいか太陽が眩しく感じるので、交通機関の中でもサングラス着用ということが多い。マスクにサングラス、それに野球帽だから2,3年前であれば、アヤしい人、見るからに変質者であるが、今はそれほど警戒されない(と思う)。
元々、バスや電車内で人を観察するのが好きだった。今はサングラス越しに向かいに座っている人の顔を見る。顔といっても相手はマスクをかけているから目と眉、そして髪型である。若い女性や女子高生を中心に見る。マスクで隠れていない所、「眉と目」で勝負と思っているのか、個性をそこに集中させている。髪型も様々で、若い女性が額から眉までパラパラと数本の髪を垂らしている。たらし方に工夫の跡が見える。チェンライでは若い女性の髪形といえばロング、或いはおかっぱ、眉は生まれた時のまんまのゲジゲジ眉が多い。女子高生であればスカートに白いブラウス、長い髪、化粧っけはまるでなし、まあ10代の女の子だから年相応に素朴で可愛らしいが見た目は同じ。
でも東京の女子高生はうっすらお化粧をしている。眉は細目で眼とのバランスがいい。天然眉の子はまず見かけない。目と眉だけ見るとこれは絶対、美少女に違いないと思ってしまう。マスクもありきたりの白マスクでなく、ピンクや柄物でアクセントをつけている。表現手段が限られていても控えめではあるがしっかりと個性を主張している。こんなところにも日本人の美意識の高さが表れているのではないか。
■とかく年寄りは
公共交通機関でのマスクは必須、していないと白い眼で見られる。自分も車内では鼻の上を覆ってマスクをしている。でも街を歩くときは鼻を出したり、顎の下に引っ掛けたり、とずぼらである。街を歩いていてすれ違いに武漢肺炎に感染してしまう確率はほぼゼロだ。それに速歩だと息が切れることがあり、マスクは鬱陶しい。
映画館の切符売り場の女性にマスクを鼻の上まで、と注意を受けたことがある。チケット売り場は公道に面していたのであるが、このまま館内に入られては、と思ったに違いない。中には「なんだ―、まだ館内に入っていないじゃないか」とキレるご同輩もいるかもしれないが、自分は「あっ、すみません」と言ってお嬢さんの指示に素直に従った。
先日もマスクエチケットに関し、女性から注意を受けた。くどくなるがその経緯をのべてみたい。
■マスクなし美女群
先日、友人から貰ったチケットで東京ドームに巨人―ヤクルト戦を見に行った。座席はネット裏の特等席、プロ野球観戦は小学生以来、もちろん東京ドームは初めてだ。巨人の東京ドーム最終戦ということで観客は7割ほどの入り。
両軍の攻守交代のたびに女性係員が通路を下から上へと昇ってボードでマスク着用を呼び掛ける。館内は飲食自由だったから、ひっきりなしにビール、焼き鳥、弁当、たこ焼きな飲み食いに専念しているオジサンもいたし、声を出しての応援はいけないとの指示があるにも拘わらず、東京音頭を歌うヤクルトファンもいたから、マスク着用が、どれほど効果があるのかわからない。この日の東京の感染者数は32人だった。8月には1日5千人超の感染者がいたことを思うと、もうマスクをしてもしなくてもまず感染しないと言っていいと思う。でもマスクをしているから感染者が減少したのです、というマスク信仰にが世に浸透しているから、信仰の自由を侵すことはできない。
売店をのぞいてみようと席を立った。観客席から売店フロアに移る通路で女性係員から「あっ、マスクを鼻の上に」と注意を受けた。すっかり忘れていた。公徳心のない年寄りはこれだから困る、という目で見られ、恥じ入った次第。
野球のほうは11-1で巨人の勝利、ヤクルトのボーンヘッドもあり大味な試合。1、3塁スタンド前では何度かチアガールのお姉さんが出て美しい演技を見せてくれたが、ネット裏からは豆粒にしか見えなかった。でも我が超望遠83倍のニコンで撮ったところ、美女揃いだった。マスク美人もいいがやはり露出度100%の美顔は目の保養になる。自分には予防ではなく、あんぐり開いた口を隠すためにマスクは必要だったが。