富士吉田新倉山から
富士吉田新倉山
望遠なし
望遠で、ジグザグ模様は登山道
望遠で、富士山頂、右上にかすかに鳥居が見える
米国大統領選に思う
■疑惑はあるが
アメリカの大統領はジョー・バイデン氏に決まったようだ。但しトランプ大統領はまだ敗北を認めていない。トランプ陣営は再集計、不正を法的に訴えていくから、本当の決着がつくのは先のことになる。
開票の最終段階になると突然、バイデン氏の票だけが急増する。それも10万票単位だ。テレビの開票速報が5分前の得票数からトランプ氏の票が1万票以上減り、まったく同数の票がバイデン氏に加算される、死んだ人、引っ越した人、投票者の署名、住所のない人の票が多数発見された、PCにトランプ氏の票を6000票加算したところ、自動的にトランプ氏、ゼロ、バイデン氏6000票獲得と計算された、などイカサマ選挙ではないかという声が上がっている。でもこれから司法の手が入るにしても真実が明らかになるのは50年後ではないか。
アフリカや東欧では反中の野党候補が下馬評では有利と見られていたのに、結果は親中派の現政権の大統領が当選するという事態が頻発している。集計ソフトを弄るのは中国にとって朝飯前だ。今回の大統領選挙でも集計ソフトの異常が指摘されている。米国の選挙もアフリカの小国並みか。
疑惑があってもマスコミは調べもしない。告発者にインタビューもしない。バイデン親子が中国やウクライナから賄賂を受け取っていると報じられていたが、それを調査報道した主要メディアはない。もし虚偽ならバイデン氏は情報源であるジュリアーニ元NY市長を名誉棄損で告訴してもいいと思うが、その動きもない。何か深い闇があるのだろうか。
■やっぱりボケてる
以前の自分だったら、こういった選挙不正は許せないと悲憤慷慨したかもしれない。でも今は残り少ない余生を静かに楽しむ身であるから、浮世の動静など「紅旗征戎吾が事に非ズ」の気持ちである。陋屋に逼塞する自分が喜ぼうと怒ろうとも何の役にも立たない。
それにバイデン氏が大統領になったところでこの世の終わりが来るわけでもない。世の終わりとは、タイ人が勤勉に働き始め、韓国人が約束を守り、中国人が嘘をつかなくなる、そういった事態がおこった時に初めて出来することであって、自分が生きているうちに世の終わりが来る心配はなさそうだ。
それよりもピーター・ナバロ大統領補佐官が、選挙前に言っていたことが気になる。
バイデン氏が大統領になっても民主党の内紛、告発によってバイデン氏は1年以内に大統領を追われるだろう。そうなると極左のハリス氏が大統領を継ぐ。外交、内政とも経験の乏しい彼女はオバマ時代の親中グループに取り込まれる。それが反トランプ勢力の目的だ。かくして習近平の中国の夢は実現へと前進する。
バイデン氏は文在寅大統領と電話会談を行い、「韓国はインド太平洋の安全保障と繁栄の中心軸だ」と言った。インド太平洋の中心軸は、誰が見たってインド洋と太平洋の接点である南シナ海だ。だからこそ菅首相は就任直後に、ベトナムとインドネシアを訪問し武器供与で合意したのだ。韓国は日米豪印戦略対話（通称Quadクアッド）にも参加していないし、日本が提唱している「自由で開かれたインド太平洋」構想への参加を表明していない。
ところがバイデン氏は「韓国がインド太平洋の中心」という趣旨を述べた。文大統領は返事をしなかったという。いくら文さんでも「この人、ボケてるな」と思ったのだろう。
■株価、為替の動き
バイデン氏は、富裕層に増税し、貧困層には最低賃金の増額を行うと言っている。この経済政策は韓国で大失敗した。オバマケアの復活も公言しているから、巨額の予算がばらまかれる。ドルを刷りまくるから、当然ドル安に振れる。日本は第三次補正予算案の編成指示が出ているが、予算規模は10兆‐15兆円程度になるという。今年度のGDP の落ち込みは35兆円という。差額20兆円足りないから、市場に出回る円が少ないということで、円高になる。デフレ脱却はムリ、失業率は上昇する。（高橋洋一さんの受け売り）
バイデン勝利が伝えられると、米国も日本も株価が上昇した。実体経済はさして変化はないのにどうして株価だけが上がるのか。これからも中国市場に投資し、奴隷工場で造られた安い製品を製造、輸入して稼げると踏んだグローバリストが株を買っているのだろうか。
バイデン勝利なら円高に振れる、と言われていたが、今のところドル円相場は安定したままだ。何故だ、円高でバーツ手取りが増えると期待していたのに・・・・。
この世の終わりを心配していないくせにどうして年金の実質手取りを気にするのか、と言われれば返す言葉はないけれど。
