チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

今年も暮れる

f:id:hidenaka24:20211224185216j:plain

秋の院展から

f:id:hidenaka24:20211224185228j:plain

爽やか浴衣美人

f:id:hidenaka24:20211224185252j:plain

何の寓意が含まれているのか?

f:id:hidenaka24:20211224185302j:plain

同上

f:id:hidenaka24:20211224185333j:plain

西欧風日本女性

f:id:hidenaka24:20211224185350j:plain

衣装の質感がいい

 

今年も暮れる

■ケジメのない国で
昨年は東京で暮、正月を迎えた。その前、日本で正月を迎えたのは2009年だったから12年ぶりだったことになる。独り暮らしであったが餅や蒲鉾などを買いそろえ、正月の準備をした。スーパーには正月用食品が並んでいて、日本酒や昆布巻きなどを買わないといけないような気になった。これは同調圧力というより新年を迎える古来の習慣が維持されているからといえる。生きているケジメをこういった形で感じられる。これはこの年になると好ましいことだと思う。

ここ10年、この時期になるとタイの暮、正月のケジメのなさを嘆くブログを書いている。もちろんタイでもそれなりの年越しの慣習があるとは思うが、年末、年始に飾られているクリスマスツリーにはまだ違和感を覚えるし、ハッピー・ニューイヤーの幟も2月の中国正月、下手すると4月のソンクラン、タイ正月までそのままである。ともあれ、武漢肺炎は完全収束に至ってはいないが、個人的にはさしたる事故もなく無事に年を越せそうで有難い。

■わからないことだらけ
歳をとれば経験を重ね、世の中のことが少しはわかるようになるか、と若い時は思っていた。でもこの世の中、わからないことだらけだ。
例えば武漢肺炎であるが、この感染症の発生源が未だにわからない。一時は武漢のウィルス研究所から出た、と言われた。世界中が中国を非難し、これだけの感染者、死亡者が出たのだから、と中国政府を訴訟する動きがあった。何兆ドルもの損害賠償請求があると思ったが訴訟は起こったのだろうか。WHOの武漢調査団も何も発生源についての証拠を見つけることができなかった。いつの間にか、中国はコロナウィルスを克服し、世界の経済成長を牽引する救世主と言われている。中国発を疑わせる「武漢肺炎」という病名は表向き言えない。感染症発生の責任は中国、と皆わかっているのに中国を非難しない。

米国国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士が武漢ウィルス研究所の機能獲得型ウィルス研究に資金を提供していたことは大々的に報じられた。彼は議会証言でも度々偽証を行い、米国議会は彼の逮捕と訴追を要求しているが、未だに政府の要職にあって、今ワクチンの年4回接種を推奨している。ウィルス製造に加担した悪役なのかそれとも武漢肺炎撲滅のために戦う正義の医師なのか、誰か教えてほしい。

■バイデン政権のいかがわしさ
日本にいる間に米国大統領選挙があった。民主主義国の筆頭に挙げられる米国だが、あの選挙はおかしいとバイデン側の人間も言っている。選挙前にはバイデン親子の中国べったりと数々の金銭疑惑が報じられたが、これはトランプが仕掛けた悪質なデマで片づけられた。バイデン氏は選挙活動をしている時から認知症の傾向を示していたし、今でもガチンコの記者会見をしていない。ボロが出るからだ。プーチン習近平にボケを見破られて、手玉に取られている。脳梗塞の小発作でヨレヨレだったヤルタ会議のルーズベルト大統領と、悪辣なスターリンを思い出してしまう。

バイデンはロシアのウクライナ侵攻に何もできないだろうし、中国の人権侵害、経済侵略に決定的な対抗手段をとることはないだろう。チベット、ウィグル、南モンゴルの民族弾圧は改善の兆しはない。米欧は香港を見捨てた。台湾や沖縄、日本がどうなるか。日本の政治家やマスコミは、日中関係は経済問題重視の政経分離でいけばいいと思っているのだろうか。

■中国の非難はしない
中国人権非難の国会決議を行うという自民党の公約はあっさり反故にされた。河野太郎は自分と一族の中国企業との関連を指摘されたが、マスコミは何も問題にしていない。その後も自民党の要職にあって、中国擁護を続けている。東京五輪の時、感染症が、と言って五輪開催に反対した人々はオミクロン株蔓延中であるにも拘らず、北京五輪には反対の声を上げない。2年前は欧米諸国は北京五輪に選手団を送らないとまで言っていたが、今は外交ボイコットと言って国家首脳クラスが開閉会式に出ない、という尻すぼみ抗議に後退している。日本は政府代表団を送らないという方針を12月24日にやっと出した。

そんな遅ればせ、何もしない岸田内閣の支持率が60%越えとこれまでの自民党内閣に比べ異常に高い。世の中、わからないことだらけだ。自分の生きている間は大丈夫かもしれないが、息子や孫の世代は畳の上で死ねるのだろうか、漠然とした不安を感じる。ケジメのない国はタイではなく我が祖国日本ではないか。

 

今年も押し迫りました。年末年始、1週間のお休みをいただきまして、新年は1月6日よりブログアップいたします。今年もいろいろとお世話になりました。来る年が皆様にとってよき年となりますよう心からお祈りいたしております。