チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

植民地解放戦争

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銀座4丁目交差点

 

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服部時計店

 

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三越

 

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 木村屋、掌大のクリームパンが1個200円だった。

 

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 歌舞伎座

 

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 同じ場所から望遠で撮影

 

 

植民地解放戦争

 

■黒人差別がない国
交換留学で日本に来た米国の女子高生の自撮りユーチューブを見た。彼女は黒人である。日本の、それも地方の高校生が自分を受け入れてくれるかどうか初めはとても心配だった。でも差別されるどころか「黒くてカワイイ」とクラスの人気者になる。彼女は「差別なんかないからみんな日本に留学に来てくださーい」と締めくくっていた。

昔から日本には欧米人が有色人種に抱くような差別意識はなかったのではないか。
100年以上前、アメリカの黒人運動家でウィリアム・デュボアという人がいた。彼は日露戦争に勝った日本に感銘を受けていた。彼は来日して帝国ホテルに泊まったことがある。彼がチェックアウトしようとしたら白人女性が割り込んできた。そうしたら日本人のフロントスタッフが、その女性のほうは見向きもせずに、デュボアのほうをきっちりと処理して、それから「お待たせしました、次のお客様」と言って、白人のチェックアウトを処理した。「なんという毅然とした様だ」とデュボアは感心して書いている。しかし、日本人からすると、それは黒人への思いやりというわけではなく、単なるマナーである。日本人の持っているマナーとして、「割り込みはよくない」ということだ。相手が白人であろうと黒人であろうと、割り込みは許さない日本人の自負心だ。

デュボアはこれを見て、人種問題では日本人に希望を託すようになったらしい。有色人種が白人国のロシアを打ち負かした、は米国内の黒人ばかりでなく、インドのネール、支那孫文などにも大きな影響を与えた。

■世界初の差別撤廃提案国
日英同盟があったので日本は第一次世界大戦に参戦し、戦勝国となる。日露戦争で白人国を破ったばかりでなく、有色人種でありながら世界5大強国の一つとなった。日本は有色人種のヒーローとなった。

1919年のパリ講和会議において日本代表は「人種平等をまもり、差別を撤廃すること」を国際連盟規約に盛り込む提案をしている。それは、連盟の構成国は一切の外国人に対していかなる点に関しても均等で公正な待遇を与え、人種や国籍によって差別しないことを約束するという規定であり、人種差別を否定するきわめて正当な要求であった。しかしこの提案は、英、仏などの反対で採決されなかった。日本は譲歩して、具体的条文ではなく、規約の前文に「各国民の平等およびその所属各人に対する公正待遇の主義を是認し」という文を入れることを提案した。この提案は採決の結果、11対5の多数決で可決されるかに見えたが、議長のウッドロー・ウィルソンが前例を破り、「全会一致でないため提案は不成立である」と宣言した。

アメリカの独立宣言には「すべての人は平等に作られている」と書かれているが、当時の常識では白人だけが「人」であったことがわかる。

■2回目の人種間戦争
アメリカにとって台頭してきた日本は不愉快極まりない存在だった。アメリカは日清、日露戦争のあとからあらゆる手を使って日本を追い詰めていく。最近の研究では、チャーチルルーズベルトが日本を戦争に引きずり込んだことが明らかになっている。それでもアメリカは悪くない、ソ連コミンテルンが後ろで日米をけしかけたという宣伝を流している。だが、白人国並になってしまった日本を潰す、は長年のアメリカの国是だった。

真珠湾攻撃と同時にアメリカにあった黒人グループは一斉に手入れを受け、主だった人は逮捕された。黒人が日本に呼応して内乱を起こすのではと危惧したからだ。戦争に引きずり込んで3カ月で日本を占領する、がルーズベルトの計画だった。もし、この目論見が成功していたら、アジア、アフリカの有色人種は今でも2級国民として白人の下で呻吟していただろう。

でも開戦から半年で日本はアジアから白人を追い出した。負けはしたけれど、勇猛果敢に3年半を戦い通した。白人もそれを熟知している。日本人を怒らせたら怖いぞ。日下公人さんはこう言っている。

「私のささやかな経験だけど、特攻隊のおかげと思ったことはいくらもある。銀行員と取引していても、向こうの人間に『冗談言うな!』と強く言うと、向こうはピリッとする。私にピリッとするはずがない。やっぱり特攻隊のおかげだ。特攻隊のことを知っているから、どこかで日本人のことを恐れている。靖国神社にお参りしなきゃいかんなって思った」。

国連には200ほどの国があり、いっちょ前に喋っている。別に靖国参拝などしなくてもいいが、戦後、独立出来て、白人と対等な口がきけるのは誰のおかげかな、と聞いてみたい気がする。

 

 

「世界は邪悪に満ちている だが、日本は…。」ワック社 日下公人高山正之著から一部引用しました。