江戸時代、乾山の逸品
江戸時代、唐津窯茶碗 銘「笑尉」
肉筆の浮世絵もあった。広重の東海道五十三次
同上、故宮博物院には台湾の富豪が寄付した芸術作品が沢山あります。
悪いことばかりではない
■夏が怖い
東京は梅雨に入った。あと1月もすれば本格的な夏がやってくる。タイの暑さに慣れているとはいえ、3月の初めに帰国して以来、少しずつ体が日本仕様に戻っているから日本の夏に対応できるかどうか心配だ。
総務省「熱中症情報 救急搬送状況」によると、昨2019年の熱中症による救急搬送人員数は66,869人となっている。そして死亡者は1,581人、そのうち65歳以上の高齢者は1,281人である。高齢者を狙い撃ちにしているが、救急搬送並びに死亡者数は武漢肺炎よりずっと多い。
最近は何かというと死者数を武漢肺炎と比べてしまう。厚労省の人口動態統計によると自宅の風呂で溺死した人は2016年に5,138人、そのうちの9割は65歳以上の高齢者だ。また、溺死以外の死因と判断された方も含めた入浴中の事故死者数は年間で約19,000人と言われている。
年々、減少傾向にあるというが交通事故の死亡者数は年間3,000人強、そのうち高齢者が占める割合は半数で武漢肺炎を上回る。ウィルスより車を心配したほうがよさそうだ。
■武漢肺炎が怖い理由
武漢肺炎を怖がるより熱中症や入浴、交通事故を心配したほうがいいと言うわけではない。武漢肺炎がほかの病気や事故と違うところは、完全な治療法、対策が不明確なところだ。薬にしてもまだワクチンは完成しておらず、アビガン、レムデシビルも決定的とは言えない。爆発的感染が発生し、日本でも40万人くらい死者が出るのではないか、と言われたことがあるが、そんな馬鹿な、と一笑に付すことは憚られた。今のところ武漢肺炎は収束に向かっており、爆発的な2次感染、3次感染が起った国はないようである。
でもウィルスの正体が未だ掴めていないので、ウィルスが変化して毒性を強め、新たなパンデミックが世界を襲うという人もいる。心の中で「そんことないと思うけどなあ」と思っても、それを声に出せば、「感染症のことを何もわかってないくせに」と糾弾されるのがオチだ。でも武漢肺炎のことがよくわかっていない、に関しては医療従事者、政治家、一般庶民も五十歩百歩ではないかと思う。
移動、外出禁止の非常事態宣言を発令して、うまくいった国もあれば、そうでない国もある。そろそろ収束の兆しが見えてきたのだから、封じ込めに成功した国の施策を検証し、2次感染、3次感染に対する有効な対策を共有してほしいものだと思う。
このままでは自分が品川周辺の神社に詣でて、タンブン(お賽銭)と共に病魔退散を神様にご祈願した効果が出たのでしょう、と同じ程度の対策しか取れないことになる。
■参考になる台湾
台湾は武漢肺炎抑え込みに成功した国である。3月初旬、帰国のためのトランジットで台北に1泊した。ほぼ100%の人がマスク姿。台湾政府のマスク確保の動きは鮮やかで国民がパニックに陥ることはなかった。
台北の中正機場から市内までは電車、そして台北車站近くのホテルに入ったのであるが、車内も室内もカルキの匂いがした。次亜塩素酸を消毒に使っているのだろう。次亜塩素酸は非常に安価で日本でも昔から水道水、プール水の殺菌に用いられ。アデノウィルスへの効果も確認されている。
次亜塩素酸はウィルスの殺菌効果はない、却って有毒というネット記事が散見されるが、それならば台湾のやっている消毒は意味がないことになる。ウィルス封じ込めに成功した台湾の例を参考にすべきではと思うのだが、何か消毒利権が絡んでいるのだろうか。
最近のヤフーニュースによると、政府は、武漢肺炎の世界的な感染の広がりを受けて実施中の外国人の入国制限を緩和する検討に入ったという。まずはタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を第1弾として入国を緩和するそうだ。
タイが入っていることは嬉しいが、どうして台湾が第一陣に入っていないのか不思議に思う。
■パソコンを買った
給付金はまだ入金していないが、帰国記念としてラップトップのPCを10万円弱で購入した。15.6インチ、プロセッサは第10世代のCorei5、記憶装置はSSD512G、レノボのIdealPad S540-15IWLだ。推奨してくれた友人によれば、これで10年は買い替える必要はないという。PCより持ち主のほうが先にいかれてしまうかもしれない。ヤマダやヨドバシに調査に行き、購入意欲が高まったところでネット購入、Corei7の上位機種は納期2カ月、持ち帰れないかもしれず、このPCに決定。
セットアップ、データ移行もスムーズに終了した。サクサクと反応、フリーズの心配は全くない。今、畳と女房は、の幸せをしみじみと感じている。
長期の日本滞在によりPCの買換え決心がついた。物事はコインの裏表、コロナ騒ぎも悪いことばかりではない。