チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

4月に入って

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4月に入って

■タイ正月のソンクラン
4月初めの土曜は最低気温14度、正午でも17-18度と冷え込んだ。暑季というのに何という天気だ。20度以下の気温は東京ならば零下といった感じだ。地球は温暖化どころか氷河期に向かっているのではないかと思うくらいだ。

4月といえばタイ正月のソンクラン、水掛け祭りで知られている。今年は13日から15日までだが、タイ政府はソンクラン前日の12日を休日と決めたので、日曜の15日の振り替え休日16日と合わせ、12日-16日の5連休となった。一昨年の2016年は水不足のため、昨2017年はプミポン前国王の服喪期間であったため規模が縮小された水掛け祭り。今年は政府主導で盛り上がるように休日を増やしたのに、もしソンクラン期間中に寒波が襲来すれば水掛け祭りのお祝い気分は文字通り水を差されることになる。でも今日10日現在の予報によれば、ソンクラン期間中、最高気温は35度前後となっているから過去2年の憂さを晴らすような賑やかなタイ正月となるだろう。歩行中に突然氷水を浴びせられる恐れがあるから、ソンクラン期間中は家に逼塞しているつもりだ。

■ソードタイに2回
4月に入ってすでに2回、ソードタイを訪れた。チェンライ市内から約70キロ、ミャンマー国境に近いこの隠れ里については何度か書いている。麻薬王クンサーのキャンプがあったところで、今は国民党の末裔やリス族、アカ族などが住むエキゾチックな街だ。まだ「地球の歩き方」に載っていないので日本から来た友人を案内すると喜ばれる。
この街の魅力は何と言っても朝霧とともに始まり、朝霧と共に店もお客も消える朝市である。観光客はあまり来ないから売っているものは地域の人向けの食料品が中心。朝市ではチェンライではあまりお目にかかれない希少食材がある。

暑季の暑さとブアさんの買物同行を避けるため、ソードタイ1泊旅行へ出かけた。我が家から車で1時間半ほど。いつものリゾートホテルに着く。400Bと引き換えに主人がバンガローのカギを呉れる。パスポートの提示を求められたことはない。

朝市で春菊を見つけた。丈は10僂曚鼻20Bでポリ袋1杯になった。他には納豆、豆腐、ナスなど。
春菊は帰宅して夜食のお浸しにして食べた。このお浸しが味といい、歯触りといい、何とも言えないほど美味しい。お裾分けしたIさんからも激賞に近い評価を頂いた。春菊は季節物、ソンクラン明けに行ったのではもう売っていないかもしれない。

どうしてもまた食べたい、ということで4日後にI夫妻、兄、自分の4人でまたソードタイへ。ソードタイでの晩餐はホテル近くのテンテン・レストランと決まっている。雲南料理専門店、ここの雲南スープが目当てでソードタイに来るといってもいい味だ。一人で喰う飯、まずい飯、というわけではないが、4人だといろいろな料理が楽しめるし、やはり飲食しながらの会話は楽しい。

幸い、朝市には春菊があったし、他に漬物やおぼろ豆腐等の食材を購入した。市場でまっ黒に熟れた桑の実を売っていた。兄が20B差し出したら、1キロ以上の実をポリ袋に入れてくれた。暫くマルベリージャムが楽しめる。桑の実にはポリフェノールが豊富に含まれていてアンチエイジングに効果があるそうだ。

■お寺にも2回
暑季は学校が夏休みとなる。この期間を利用して子供たちの集団出家がある。出家期間は1週間から3週間、男の子が出家することは母親への最高のタンブンとなるそうだ。先週、自宅から100キロほど離れたヴィアンカロンの寺に行った。ブアさんが長らく修行していた寺だ。今年は63人の小坊主が誕生したとのこと。得度式があったが、ハレの日だから家族親戚一同が参列する。毎年のように自分は来ているので特に感動はない。

3日ほど前、家に高さ1.2mほどのエメラルド仏が届いた。1万5千Bというからもちろんガラス製である。でも見た目はチェンライのワット・プラケーオに祀られている仏像にそっくりだ。この仏様を10日に近郊のお寺に奉納しに行った。この仏像はノルウェーに住むブアさんの幼友達が寄進したものでブアさんは頼まれて業務を代行した。ノルウェーの友人がネットで寄進先の寺を調べ、お互い連絡を取りあってこの日のタンブンとなった。
本堂には数人の僧を始め50人ほどの善男善女が集結、開眼法要の後、お斎を頂いて帰宅。名前は失念したがこの寺の敷地は150ライ、24ヘクタール、東京ドーム5つ分ほどあるとのこと。

あれやこれやで忙しく、コートに出る回数が減っている。でもお寺にタンブンに行けば2,3日はブアさんが機嫌がいいので、仕方ないかと思っている。



写真はソードタイの朝市、ヴィアンカロンの小坊主、開眼法要