チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

5つ星のリゾート&スパへ泊まる

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5つ星のリゾート&スパへ泊まる

■リゾート&スパ
タイにはリバーハウス・リゾート&スパ、マリオット プーケット・リゾート&スパというようにリゾート&スパ、と名のつくホテルがあちこちにある。リゾートは避暑・避寒・行楽などのための土地、保養地という意味だ。リゾートのスペルを分解すると「RE」は再び、[SORT]は並べるとなる。日常の桎梏から解き放たれて、心身を本来の状態に取り戻す所といえるだろうか。

次に、スパとは、もともと「温泉」(=hot spring)を意味しており、施設には必ずインストラクターや看護婦が常駐しているのが普通の療養施設だった。今、日本で「スパ」と言えば、プール、ジャグジー、サウナ、マッサージ施設、リラクゼーションルーム、スポーツジム、時にはエステサロンまでを含み、「水」を伴う総合的なリラクゼーション施設を指している。
タイではスパというと本格的な豪華タイマッサージが受けられるところという意味合いが強い。

■チェンライのリゾート&スパ
チェンライにも「リゾート&スパ」がつく豪華ホテルがいくつかある。チェンライ自体が平均標高500Mというから、バンコクのお金持ちや世界の観光客を呼び寄せる「売り」はやはり山、マウンテン・リゾート&スパという名称となる。
チェンライのマウンテン・リゾート・スパといえばプーチャイサイ・マウンテン・リゾート&スパが有名である。日本の「タイで泊まってみたい豪華ホテルシリーズ」でも紹介されている。
料理とマッサージ、ランナー様式のコッティジが評判だ。
このリゾートホテルの隣に2009年にカティリア・マウンテン・リゾート&スパというホテルがオープンした。プーチャイサイを更に豪華にしたものという。ネットで調べると、利用者の口コミ評価がすこぶる高い。

お金は墓場に持っていけないんだよ、は友人の至言である。いつも家で女中さんの作るご飯を食べ、テニスをしているだけでは能がない。兄と一度、カティリアに泊まってみることにした。市内から車で約1時間、メーチャンの山の中にある。ローシーズンなので通常料金の半額で予約できた。

大自然の中のホテル
広いエントランスホールにつくと、ウェルカムドリンクが待っていた。スタッフは皆明るい笑顔で迎えてくれる。比べるべくもないが、つい無愛想この上ない中国のホテルを思い出してしまう。
山の斜面にせり出すように、テラス風のスィートが点在している。部屋は100岼幣紊△蝓広いバルコニーにはテーブル、椅子、デッキチェアーがある。バルコニーからはるかミャンマーの山々が遠望できる。緑に囲まれた静かなリゾートだ。風が心地よい。それでなくても空気のきれいなチェンライであるが、ここまでくれば風は100%の緑風である。何度も深呼吸をしてしまう。
全95室の比較的大きなリゾートであるが、我々が投宿した時は、他に1組の外人夫婦を見かけただけだった。山の斜面を利用しているので、食堂やプールに行く時は多少息が切れる。頼めば電気カートで送り迎えしてくれるが、南国の木々や花を見ながら歩くのも決して悪くない。

■食事とマッサージ
初日、レストランの客は我々のみ、夕陽が雲を赤く染めていく様子を眺めながら食事をした。品揃え豊富なワインも市販価格の3,4倍程度、適正価格である。タイに来て初めて美味しいと思うステーキを口にすることができた。確かに料理のレベルは超一流だ。

これまでの旅行記には一泊5ドルとか500Bのゲストハウスばかり登場していた。貧乏性だからこんな豪華ホテルだと気後れするのではないか、と心配される向きもあるかもしれない。でもGHであろうと5つ星リゾートであろうと旅の楽しさは変わらない。とはいえ、一流ホテルはそれなりの良さがある。大きなバスタブ、熱いお湯がふんだんに出るシャワー、2つある洗面台のシンクは産湯が使えるほど大きく深い。バスローブを着用するのも久しぶり、思わずシャドーボクシングなどしてしまうのはやはりビンボー性か。

兄は、アロママッサージを受けた。日頃は2時間で240Bという街のタイマッサージで満足していたのであるが、やはり高級リゾートのマッサージはレベルが違うという。テニスで軽い炎症を起こしている肩の異常をすぐ指摘されたらしい。

2泊だけだったが、バルコニーで蝉の声、虫の音を聞き、月を見ながらの酒、ゆっくり朝寝をし、プールサイドのデッキチェアでは昼寝をした。
こういった至福の時を過ごせるのも女中さんが家で母の面倒を見てくれているおかげである。我々の留守中、女中さん達も9時過ぎまで朝寝ができた、と喜んでいた。お互いリラックスできたようだ。

写真は宿泊したホテル