チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

8月になると

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8月になると

■変化の兆し
8月に入るとNHKの国際放送が終戦特集を始める。広島、長崎の慰霊祭の中継も行う。恒例のこととはいえウンザリする。自分だって戦没者を悼む心には変わりはないが、NHKの慰霊番組の画一さには辟易する。と、ここまで書いて、待てよ、自分も毎年この時期に同じことを書いているなと思って、過去8月に書いた原稿を読み返してみた。毎年ほぼ同じ書き出しで、マスコミの終戦報道を批判している。マスコミが同じなら自分のブログも同じ。お互い進歩がないということか。

今年は違いがみられる兆しもある。まず21世紀懇の報告書が土台となる首相の70年談話が謝罪よりも未来志向のものになることだ。安倍首相が米国上下両院合同会議で行った演説のように、日本は冷戦における戦勝国の一員である。戦後日本の復興、発展は世界の讃仰の的であった。

だが日本の復興が余りにうまくいきすぎたためそれを妬む国がある。中国は日清戦争で負けたのがケチのつき始めで、欧米列強から実質的な植民地にされた。1949年の中華人民共和国建国までの過去100年は中国屈辱の期間であったが、恨むなら白人国を恨め、と言いたいところだ。しかし、どういうわけか恨みはすべて日本に向かっている。2、3年前、若い中国人から「中国は日本ともう一度戦争やればいいんだ」と言われたことがある。にっくき日本を一度はコテンパンに打ちのめさないと気が済まない、という気持が中国人にはあるのだろう。

■弱きをくじき、強きになびく
朝鮮半島は国是として日本を恨んでいるようであるが、自分としてはそれほど心配していない。もし日本が普通の国となり、国家としての力をつければ、あっという間に世界一の親日国に変身する。強いものになびく、そう言った悲しい歴史を持つ国だ。日本が強くなれば親日国になるばかりでなく、是非、朝鮮を日本に合邦して下さいと頼んでくるだろう。これは古代から朝鮮が中国に、そして100年ほど前には実際に朝鮮がやってきたことである。筑波大学古田博司教授は半島に対して「教えず、助けず、関わらず」の3原則を堅持せよ、と言われているがまさに同感。可哀そうだから、隣国だから、などと手を差し伸べるとロクなことにはならない。

6月に韓国のイビョンセ外相が訪日し、笑顔で日本の世界文化遺産登録の協力を口にした。この時、これはウラがある、また日本は騙される、と即座に警告を発したのは古田教授と拓殖大学呉善花さんだけだった。結果はご存じの通り。歴史は繰り返す、が真実なら、日本はこれからも中国、半島に苦汁を飲まされることだろう。

中国と半島が「日本の頭痛の種」の地政学的状況は、140年前と変わっていない。安倍さんは戦後70年の談話を機会にこの状況を改善してくれるだろうか。

■テニスと身の処し方
チェンライは7月末から8月にかけて雨続きだ。今日は7日だが8月に入って、テニスに行けたのは2日だけ。戦後70年の慰霊や国際情勢も大事であるが、それよりも個人的に気になるのはチェンライの天候である。こちらでは出掛けるとなると車かバイク、歩く機会に乏しく、テニスを除くと運動する機会はない。運動が主目的だが、やはり仲間とテニスの球を追うことは楽しい。たっぷり汗をかいたあとの一杯も格別だ。だから夜中にスコールの雨音を聞くと、ちぇ、またテニスができないと気落ちする。北タイの農民にとっては恵みの雨、とわかっていても、小さな利己主義が先に立つ。

タイ語授業のない日の朝8時半から10時半はコック川べりのコートに行く。タイ人のほかオランダ人、米国人などのテニス好きが集まる。全員顔馴染み。80歳のジョージはセカンドサーブも真っ向から打ちこむ攻撃的なテニスが身上、ライン上の球は必ず自分に有利な判定をするし、最近はカウントをよく間違える、こちらに来たころ、ジョージは雲の上の人と言っていいほど実力が上で、一緒にプレーさせて下さいとこちらからお願いしたものだ。でも今は、球をすぐネットに引っ掛けるし、ロブも追っかけられない。彼は決して認めないだろうが、実力の低下は否めない。高齢であるし、彼の自尊心を傷つけたくないのでカウント間違いも、納得いかないコールも大目に見る。汗をかければ充分、たかがテニス、遊びではないか。

でもジョージを見ていると自分の引き際を考えてしまう。毎年、ブログで同じことばかり書いているようだし、もうすぐテニスの上達曲線は下降していくに違いない。あの人もねえ、と言われる前にブログもテニスもやめるべきなのだろう。