チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

誤報の言い訳

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誤報の言い訳

■食品会社の釈明会見
日頃はA食品の「地鶏、本格焼き鳥シリーズ」をご購入頂きありがとうございます。当社の地鶏につきまして、内外からあれは養鶏場の廃鶏を使っているのではないか、ほかの鳥肉を混入しているのではないか、といった云われなき批判が起きております。しかも鳥肉の仕入れ、製造にあたった社員が名指しで中傷される事態になっております。消費者の皆様方から「本当か」「なぜ反論しない」と問い合わせが寄せられるようになりました。
私たちは弊社の焼き鳥製造のすべてを検証し、消費者の皆様への説明責任を果たすことにいたしました。それが、焼き鳥業界の発展に資すると考えたからであります。

食品偽装の問題に光があたり始めた90年代初め、焼き鳥に使用する食材の研究は進んでいませんでした。弊社では少ない仕入れ先の証言を信じ、少ない食材の確保をしながら「地鶏、本格焼き鳥シリーズ」を製造販売してまいりました。そうして製造した製品の中にカラスの肉が混入したものがあるとわかりました。仕入れ、品質管理体制が不十分であったことは反省します。しかし当時は同業他社でもカラス肉や鷺の肉を地鶏として販売していたケースは多くありました。決して当社だけがカラス肉を混入していたわけではありません。

こうした一部の食材違いが「地鶏、本格焼き鳥シリーズ」問題の理解を混乱させているという指摘もあります。しかし、そのことを理由とした「食品偽装があった」という主張や「地鶏でないなら謝れ」と言った議論には決して同意できません。
地鶏を「カラス」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っているからです。見たくない過去から目を背け、感情的対立をあおる内向きの言論が広がっていることを危惧します。

戦時中から焼き鳥はあったということは消すことのできない歴史的事実ですし、90年代にボスニアで焼き鳥が販売されていることから焼き鳥問題は国際的、今日的問題となっているのです。つまり、地鶏かカラスかとか食品偽装があったかどうかは問題の本質ではなく、昔から焼き鳥が人気ある食品として売られてきたことが問題の本質であると私どもは考えます。

弊社は関係者の処分はもとより、品質管理、仕入れ、製造、販売体制を見直すことなく、変わらぬ味の「地鶏、本格焼き鳥シリーズ」を消費者の皆様にお届けしていく所存ですので、今後ともよろしくご愛顧のほどお願い申し上げます。

本来でしたらこのような場には社長、関係役員が出席し、皆さまの前で「申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げるところでありますが、なにぶんにも大したことではありませんので謝罪までは必要はないと考えております。それで、今回は現場の製造担当、S浦が簡単にご説明した次第です。

■偽装と誤報
昨年、有名なホテルレストランが偽装を自主的に報告して社長が辞任するなど、食品偽装事件が頻発した。山形牛を前沢牛、中国産野菜を国産と表示したことで関係者は処分されている。

当時の日本経済新聞は『偽装は、消費者をだましているわけで、決してやってはいけない行為です。一度でも行うと、現在も将来も「消費者をだます企業」という烙印を押されます。だからこそ、社最高責任者である社長をはじめ、経営陣を総入れ替えするような苛烈な改善を行わざるを得ないのです』と書いている。偽装を誤報、消費者を読者と入れ替えて朝日経営陣を糾弾して欲しいものだ。

朝日の釈明記事を読んでこれは、言い訳とすり替えで謝罪になっていない、本当に反省しているのか、とあきれかえった。自分と同じ感想を持った人は多く、敢えて自分が書くこともない、識者に言い尽くされる、と思っていた。

でもユーチューブで、日本が女性基金を創設し、お詫び金を渡している事実をもっと世界に広げるべきですなどというバカげたコメントを聞くとどうもなあ、という気がしてきた。元記者のU村氏にしても「焼き鳥製造工場」でいったら仕入れ、製造担当者。鶏肉もカラスの肉も同じように見えましたで通るか。それにお義母さんがカラス肉納入会社の代表だったという。知らなかった、わからなかった、で済めば警察はいらない。

まず朝日は朝日英文版に検証結果をそのまま載せて、吉田証言は嘘でした。誤報で日本を貶め申し訳ない、と世界に向かって明確に謝罪してほしい。「感情的対立をあおる内向きの言論」に納めようとしているのは朝日自身ではないか。





朝日新聞、杉浦信之編集担当の「慰安婦問題の本質 直視を」は
http://www.asahi.com/articles/ASG7X6753G7XUTIL053.html 
で読むことができます。



写真は最近団地で行われたタンブン、坊さんとはもう顔なじみ。