チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

スクータでラオス旅行(9)

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スクータでラオス旅行(9)

■ 5月3日付読売新聞から
中高年「復帰」ライダー、事故急増…死亡の4割

オートバイを運転中の中高年が事故で死亡するケースが急増している。
昨年の全国の死者465人のうち40、50歳代は170人と4割近くを占め、初めて若年層を上回った。久しぶりにオートバイに乗る「リターンライダー」の増加が要因とみられ、警察当局などは「体力にあったものを選び、無理な運転をしないように」と注意を呼びかけている。

大型二輪人気
 日本自動車工業会(東京)の調査によると、2013年度のオートバイ購入者の平均年齢は51歳で、03年度を11歳上回った。400cc超の大型二輪の年代別購入者は40、50歳代が6割を占める。その理由として関係者は「仕事などをきっかけに乗るのをやめたが、時間的、経済的に余裕が出て再び乗るケースが多い」と指摘する。
 4月19日午後。広島県安芸太田町の道の駅「来夢とごうち」駐車場で、オートバイでツーリング中のグループが休憩していた。
 
日帰りで同県内のダムに花見に向かう途中だという岡山県笠岡市の会社員小野年寿さん(59)の愛車は1584ccの米国製「ハーレーダビッドソン」。4年前、「再び風を感じたい」と思い、憧れだった車種を購入した。「友人と様々な場所を訪れ、食べ物や景色を楽しめるのがツーリングの魅力」と話す。
 ただ、若い時に比べ、体力の衰えは感じている。「コーナーを曲がる時、車体が重く、交差点や人通りの多い場所では安全運転を心がけている」と言い、別グループの広島市安佐南区の無職佐々木誠さん(50)も「視力が衰えたようで、夜間の走行は控えている」と打ち明けた。

◆若年層を上回る
 警察庁によると、50cc超のオートバイの死者数は1988年の計1627人がピークで、その後は減少し、昨年は465人。40歳代は103人、50歳代は67人で、03年に比べて倍増したのに対し、若年層はバイク離れが進むなどし、10歳代が51人、20歳代が96人といずれも4割減少した。
 和歌山県では昨年、ツーリング中の死傷者のうち40歳代以上の割合が半分を占めた。広島県でも13年にツーリング中に7人が死亡し、うち6人が40歳以上だった。両県警とも事故防止の啓発活動や取り締まりを続けている。
 東京都でも年代別死者数のトップは40歳代で、全体の3割。警視庁によると、中高年ライダーの事故形態は、ガードレールなどの工作物への衝突や転倒による単独事故のほか、右折中の対向車との衝突事故などが大半という。(引用終り)

グラフを見ると60歳以上のライダーの死亡も少なくない。でも途上国まで行って悪路に迷い込み、崖から転げ落ちて落命する熟年ライダーはいないのではないか。

■村の朝
寝る前は暑くて寝苦しかったが、朝になったら布団をかぶって寝ていた。山地だから朝方は冷えたのだろう。腕時計を見ると5時前だ。何せ電気がないから何もできず前夜は7時には寝た。10時間くらい睡眠がとれた。6時過ぎになると、村人が三々五々、天秤棒にバケツをぶら下げて川に水を汲みに行く。昨夕と違って川の水はきれいに澄んでいた。昨日の雨量は大したことなかったのかもしれない。

朝食は豚皮の揚げ物とカオニャオ。豚皮はまるで革バンドを1センチ幅に千切ったように硬く、とても歯が立たない。前日の昼食、夕食と同じくカオニャオを少しつまんだだけ。この村に来て少し痩せたと思う。

学校に行く前の子供たちがスクータを見に来た。前日通り過ぎた部落でもそうだったが、子供たちにとっては生まれて初めて見る大型スクータだ。跨ってもいいよ、という素振りをするのだが、遠慮して触ることもしない。でも携帯を出してスクータと記念写真を撮っている。電気が来ていなくても携帯を持っていることに軽い衝撃を受けた。充電はガソリン発電機を動かすのだろうか。

■チャンス―さん、姿を消す
今日、戻るんだよね、お昼の弁当を用意するよ、と朝食後、チャンス―さんがゆで卵4つ、それに1キロ以上のカオニャオを用意してくれた。米は完全栄養食であるから胃拡張になることを厭わなければ米だけで生きていける。ラオスの村ではそれを実践しているのであろう。

10時に街に行くトラックがあり、それでスクータを運んでくれる、と聞いて安心していた。9時半、部屋を出てチャンス―さんを探すが見当たらない。チャンス―さんの奥さん(40代)とお妾さん(30そこそこ、色っぽい)に聞くと用足しに出かけ夕方にならないと帰ってこないという。ダメ押しをしなかった自分が悪いがさて、これからどうするか。(続く)




写真は渡った川、通った道(走りやすいところ)、村の子、それに中国製バイク