チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

憂国、ならびに日常的な話

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憂国、ならびに日常的な話

■保守派台頭
今、日本では反中、嫌韓が一種のブームになっている。その手の本が次々に出版されて、よく売れているようだ。

菅政権当時、尖閣諸島の領海で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりするという事件があった。仙石官房長官は事件を隠蔽しようとしたが、心ある海上保安官により、真相が暴露された。このおかげで世論は反中に傾き、自民党総裁選前には泡沫候補にしか過ぎなかった安倍晋三氏が一躍トップに躍り出て首相に返り咲いた。だから中国と半島が反日を叫ぶたびに、日本が普通の国になっていくのではないかと期待が膨らむ。
どこか人気のない山中にテポドンミサイルでも落ちれば、日本は戦後体制の夢から覚醒して、一気に憲法改正、自主防衛、核武装、そして拉致家族奪還のための自衛隊出動まで進むのではないか。

最近日本から来る友人は、超保守的な考えの持ち主が多く、自分の言っていることは中道左派くらいの立ち位置となっている。ともあれ、国の行く末を案じる人が多くなっていることは慶賀すべきことと思う。

憂国は体に悪い
やむにやまれず、嫌韓の原稿を書くことがあるが、決して後味のいいものではない。大体、非難、批判の気持ちが起きると免疫系統に悪影響を与えるホルモンが脳内に出るらしい。そういえば憂国のブログを発信している人には体調の良くない人が多いように感じる。ゴホゴホと血を吐きながら「行かねばならぬ、行かねばならぬのだー」とキーボードを叩いているのではないか。それはそれで凄いが、やはり楽しいことを考え、微笑みと共に過ごすほうが免疫系もプラス方向に働き、健康的である。

自分も支那や半島に腹を立て、鬱々とした時間を過ごすより、「シャチョー、年金貯めるなんて馬鹿げていやす、パーッと、パーッといきましょう」などと言うゾロリとした羽織の男を従えて、女遊びなどした方が残り少ない人生、有意義であるように思う。
しかし、太鼓持ちは客の喜ぶような話題を振ってくる。「シャチョー、支那、朝鮮にはやはり制裁が必要でげすな」などと言われれば、口角泡を飛ばし、頭に血が上ってくるから、これまた健康に良くないかもしれない。

■最近の出来事
1月中旬から3月までタイ語授業を休んでいた。3月末から授業再開。週3回の授業、その合間にはテニスの練習といった静かな日々が戻ってきた、と言いたいが、何かと忙しい。昨年12月に購入した大型スクータ、フォルツァの走行距離はまだ1500キロほど。チェンライから100キロ圏内にはメーサイ、チェンコン、チェンセン、パヤオ、プーチーハ、ナーンなどの観光地があってツーリングには恰好の場所ばかりである。ジアップ先生に休みます、と言えば許してもらえることはわかっているのだが、ずるずると授業に出てしまう。計画を立てて実行するという決断力に欠けるせいか。
これでもウズベクでは「計画、実行、反省、このサイクルが大切です」と生徒に言い聞かせていたのであるが。

4月1日、友人に誘われて、梅の買い出しに行った。チェンライから60キロほど離れたトゥンにNさんのゲストハウスがある。乾季になる日本の自転車競技の一流選手がトレーニングにやってくる。オリンピックやツールドフランスに出場した選手と一緒に練習できるというので、日本はもちろん、マレーシア、台湾、韓国などアジア各国から自転車を愛する若者がNさんのGHに集うようになった。NさんのGHには500リットルの大きなバケツの中に梅ジュースが入っていて、誰でも自由に飲める。

毎年、Nさんが梅を大量に仕入れるというのでそれについて行ったというわけ。トゥンからラオス国境に向かって山道を走ること1時間、あらかじめ電話してあった中国人農家へ行く。穀物袋7つほどの梅の実が用意されていた。全部で200キロ。値段はキロ10B(約30円)。チェンライの市場に梅が出ることがあるが1キロ20から30Bするから格段に安い。

こちらでは梅の剪定などしないから梅の実の大きさ、熟れ具合はまちまち、さらにスコールに伴う雹の被害を受けていて、半分以上は傷物。袋から液が染み出していてトラックの荷台は甘酸っぱい匂いで一杯になった。

数キロ分けてもらって、さっそく家で処理。まず無傷のものを選んでラオカオに浸ける。これで2リットルの梅酒を確保。実の傷部分をナイフで取り除き、塩漬けにしていく。梅干しは無理にしても梅酢は取れる。半分くらい処理したら疲れたので残りはニイさんに進呈。

山のドライブと梅の処理で1日が終わったが、PCの前で反中、嫌韓の原稿を叩いているよりずっと健康的だったと言える。



写真はヘイズで曇る山、農家の軒先、袋の中の梅の実、ラオカオで浸けた梅酒です。