チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

スクータを買った

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スクータを買った

■大型スクータ
昨年、日本に一時帰国した折、赤坂の交差点で大型スクータに乗った女性を見た。小柄な体に似合わず、大きなスクータを自在に操って、自分の原チャリをあっという間に置き去りにして行った。
帰国の主目的は大型自動二輪免許の更新であった。30歳のときに大型バイクを手放して以来、高速道路を疾駆するようなバイクには縁がなかったが、大型自動二輪に対する憧憬の念は消えていなかったのだろう。あれ、カッコいいな、と心から思った。

女性でも乗れるのだから運転は易しいだろう。スポーツタイプの大型バイクはコケたら一巻の終わりだが、スクータは安定性に優れている。よし、タイに戻ったら大型スクータを買おう。

日本で、自分より年長の友人が800佞魃曚┐襯蓮璽譟次Ε瀬咼奪疋愁鵑望茲辰討い拭最近、ハーレーからヤマハのマジェスティ400に乗り換えたという。マジェスティもスクータタイプの大型バイクだ。

ウチはウチ、ヨソはヨソ、と人の持っているものを欲しがってはいけない、そういう教育を母から受けてきた。しかし60も半ばを過ぎて、堪え性がなくなったというべきか。欲しいものは欲しい。スクータをあがなうほどのお金は工面できるし、幾ばくかの体力は残っている。乗りたいと思っても、遠からずバイクに乗れなくなる時期はくる。それにお金は墓場に持っていけない。

■売り切れ
帰国してすぐ、ネットで大型スクータを検索してみた。輸入品はあるが、タイは関税が高いからとても手が出ない。タイで作られている大排気量のスクータはホンダのフォルツァ300だけということがわかった。2013年2月に発売されたらしい。

早速、チェンライのホンダバイク店に行き、「フォルツァ300を下さいな」。ところが人気機種であっという間に売り切れになって、次に入荷するのは2014年の初めだという。150佞離好ータを安くしますから買いませんか、と言われたが、そんなものタダでもいらない。

入荷次第、連絡をくれるよう頼んで、カタログを貰って帰った。300といっても実際の排気量は279佞箸いΔ海箸わかった。エンジンの性能は格段の進歩を遂げているから、279佞任眄里離淵淵魯鵑らいの馬力はあるだろう。早く入荷しないかな。

■バイク歴40年
自分が大型自動二輪の免許を取ったのは、24歳の時である。当時は普通免許を持っていれば、5時間の実地練習だけで自動二輪の免許が貰えた。
今では考えられないほどのんびりした時代だった。「課長、ちょっとバイクの講習に行ってきますんで、2時間ほど外出させて下さい」。5時間乗っても検定合格にならず、9時間めの実地練習でやっと合格になった。またかよ、と言いながら、私用外出を大目に見てくれた今は亡き課長に感謝している。

その後、静岡県富士宮にある「貿易研修センター」という通産省関係の学校へ3カ月派遣されることになった。合宿研修だから会社に行く必要はない。その間、給料はもちろん、ボーナスも支給される。嬉しくて、ホンダCB350フォーという排気筒が4本装備された大型バイクを購入し、これで東名を飛ばし、センターに乗り付けた。

■購入したその日に
昨年の12月、ホンダバイク店に115侫丱ぅのオイル交換に行った。通常、エンジンオイルの交換は100B(約300円)、これでも安いと思うのだが、特別サービスでこの日は30B。作業の間、店内を見てみたら、なんとホンダフォルツァ300が展示してあるではないか。

何で連絡くれなかったの、あっ、忘れてた。銀行へ行って、お金を下ろし、バイク店にとって返す。店員3人がかりでお札を数え、書類を作る。陸運局から正式のナンバープレートを貰う必要があるのだが、1,2カ月ならばバイク店に用意されている赤い仮ナンバーで公道を走れるらしい。
というわけでお金を払って30分後にはフォルツァ300に打ちまたがって帰宅することができた。

タイでは原則として車、バイクはお金を払ったらその場で乗って帰れる。そういえば5年前、タイ到着2日目に乗用車を買いに行き、その日から,その車を運転していたことを思い出す。

■大満足
フォルツァ300はセルモータ始動、ブレーキは自転車と同じで両手でレバーを握る。、無段変速、スロットルをひねるだけで加速する。加速は素晴らしく、信号が青に変わって数秒後には車をミラーはるか後方に見る、ということになる。座席が広く安定感があり、乗っていて疲れない。これならばチェンマイまでの200キロツーリングも問題ないだろう。

というわけで今年は少し行動半径が広がりそうだ。友好橋を渡って、ラオスへ足を延ばそうか。楽しみである。


写真の女性はジアップ先生です。