チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

わからないことだらけ

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わからないことだらけ

河野談話
「人間60を過ぎると分かってくることもござっての」は「剣客商売」、秋山小兵衛の科白だが、こちらは60も半ばを過ぎているのに分からないことだらけ。年を取るにつれて理解できないことが増えてくるように思う。

例えば、産経新聞がいわゆる河野談話の元となった、朝鮮人慰安婦の聞き取り調査の杜撰さを素っ破抜いたが、他の新聞やメディアは後追いも論評もしない。

慰安婦の人たちは戦時中、美味しいものを食べ、びっくりするくらい稼いでいたんだよ、という年配の人の話を聞いたことがある。当時のことを知っている人はまだかなり生きている。

とにかく嘘でもいいから従軍慰安婦のことを認めてくれたら、もう蒸し返さないからという韓国側の懇請に負けて河野談話が出た、と当時の官房副長官だった石原信雄氏が証言している。結果は韓国の日本叩き、日本を貶める手段に使われているのはご存じの通り。

河野談話によってどれだけ日本の評判が落ちたことか。日本政府が「従軍慰安婦」の存在を認め、お詫びのお金まで払っているのだから、韓国のいうことが本当に違いない、と思う国は多い。
自民党は事実に基づかない河野談話を見直す、と公約していたはずだが、どうなっているのだろう。

また、慰安婦は日本人4割、半島人2割、その他2割だったと記録されている。韓国人元慰安婦の人権には過度に配慮する弁護士や活動家はどうして、同じく「辛い立場」にあった同胞の慰安婦の救済を主張しないのか。よくわからない。

南京大虐殺
東中野修道亜細亜大学教授らの綿密な研究により、南京大虐殺はなかったということが学問的には証明されている。南京入城は1937年、当時の日本軍にとって銃弾は貴重なものだった。非戦闘員を三十万人殺すには三十万発の銃弾がいる。ポルポト派による虐殺の時には銃弾が勿体ないので、こん棒が使われた。婦女子を含む非戦闘員を我が皇軍が十万人単位で虐殺することは常識的に考えられない。
また死体の処理も大変な問題だ。川に流した、穴に埋めた、というが当時、南京を流れる秦淮川が死体で埋まったという話もないし、多数の人骨が掘り出されたという話もない。蒋介石毛沢東も一度も南京大虐殺について述べたことはない。

南京大虐殺記念館は1980年代に社会党の田辺誠委員長がその建設を要請し、資金がないと渋る中国に建設費を寄付して完成させた。なんでこんなことをしたのか、またこんな人にどうして勲一等旭日大綬章が授与されたのか。よくわからない。

■仲悪きことは良きかな
欧米諸国には、知日派の中にも韓国や中国の主張する従軍慰安婦南京大虐殺を信じている人がいる。本当はプロパガンダを信じていないが、取りあえず日本が貶められれば、それが自分の国益につながるという考える人がいるのではないか。

福沢諭吉は、当初、日本、支那、朝鮮が協力して、欧米列強に対抗しようと考えていた。福沢はかの国の志ある人々を物心両面で応援していたのであるが、ことごとく裏切られる。もし福沢の目論見が実現していたら、アジアの夜明けは100年近く早まったに違いない。

朝鮮半島の人は曲がりなりにも日本国民として連合国と戦ったことがある。だから彼らが正しい歴史認識を持てば、日本と連帯できる余地がある。でも中国は戦前、アジアで白人の手先となって、アジアの人を苦しめた。そして今ではチベットウイグルの植民地で白人帝国主義者さえ行わなかったような残虐な行動を繰り返している。それをおざなりに非難するだけで、あれは中国の国内問題という国がある。

その昔、ローマ帝国は植民地を「分割統治」した。人種、宗教、地域の人々を反目させ、一番のワルである宗主国に人民の恨みが向かわないようにする。大東亜戦争以前の欧米はアジア、アフリカで、この分割統治を行った。インドシナインドネシアでは白人と現地人の間に中国人、インド人、ベトナム人等を置いて、圧政を代行させた。
植民地がなくなっても白人の外交戦略にはローマ時代の分割統治の考えが見え隠れする。

米国は日本が先の戦争の復讐に立ち上がる日が来ると考えていたし、今もその恐れを持っている。その点、極東で領土問題で揉めていて、日本が米国に頼らざるを得ないという状況は米国の国益にかなうことだ。

それにしても原爆を落とし、空襲で無辜の婦女子を虐殺した国を頼りにしなければならないとは、日本人として情けない気がする。米国が何と言おうと河野談話を見直し、東京裁判南京大虐殺)の真実を世界に知らせる、これさえもできないのはどうしてなのか。よくわからない。



写真はチェンライの市場、上から三番目が「お馴染みの竹虫」一番下は「ネーム(タイソーセージ)」