チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

厭韓論

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厭韓論

■ 宴会の話題
日本ではいくつか宴会があった。延べ30人くらいの友人と会ったことになる。ブログを配信している友人は、何年も会ってなくても別れた時と変わらぬ親しさを示してくれる。嬉しい反面、こちらは何を話せばいいか困ってしまう。というのはブログを通して相手は自分の生活やら思考パターンを熟知しているからだ。チェンライではね、といいかけると、それ、ブログに書いていたね、などと言われて恥ずかしい思いをしたのも再々。

でも昔話や久しぶりの日本で感動したことなど、ブログとは関係のない話はいっぱいあるので、いつも居心地の悪い思いをしていたわけではない。

宴会で盛り上がった話題の一つがアジアの政治だ。大学時代の友人に、お前は昔から韓国や中国の批判をしていたな、と言われた。確かに、あの国はおかしいよ、くらいのことは言っていたが、この度帰国してみて、多くの友人が嫌韓、反中になっていることに驚いた。昔、自分は右翼と人に謗られていた。言っていることは変わらないのだが、今では中道左派くらいになってしまっている。それだけ皆の隣国に向ける目は厳しい。

大体、日本は先の大戦でアジアの国々に云々、といってもアジアの独立国は50カ国に上る。そのうち、日本を非難しているのは、実際に日本と戦ったことのない共産中国と朝鮮半島の国だけだ。

朝鮮半島は当時、日本領土であり、多くの朝鮮人が志願して連合国と戦った。ヒットラーに軍事併合されたオーストリアナチスに協力してユダヤ人虐殺に手を貸した。オーストリアは戦後、国際社会に謝罪もし、賠償にも応じている。朝鮮は被害者ではなく、実は加害者でしたと国際社会お詫びをし、賠償金を支払うのが国際標準、国際常識というべきである。金正恩主席や朴槿恵大統領は今からでも遅くないから村山富市さんのようにアジアの国々にお詫び行脚して貰いたい。

■悪いのは日本のせい
週刊文春の編集長を務めた花田紀凱氏は去年、2013年の売れる記事は、と聞かれて、それは嫌韓、反中モノでしょうと答えている。さすが時代を読む雑誌編集者の目は鋭い。
「悪韓論」の著者、室谷克実氏が連載している夕刊フジの人気シリーズ「韓国の真実」はもう30本近くになる。これを読むと、この国とはまともに付き合えないという気になる。嫌韓ではなく、厭韓だ。

キリスト、孔子はもちろんサッカーのベッカムまで半島出身と言われると、精神状態を疑ってしまう。いいものはすべて朝鮮が起源、悪いことはすべて日本のせい。週刊ポスト2013年11月1日号にはこんな記事が出ている。

韓国で、新たな反日の煙がくすぶり始めている。火種は「国宝第一号」に指定されている南大門(正称・崇礼門)の丹青(タンチョン)と呼ばれる伝統的な彩色部分。今年4月に復元工事が終わったばかりなのだが、すでに20か所以上にわたって剥離が見つかったという。その理由について、韓国文化遺産政策研究所のファン・ピョンウ所長が「日本製の接着剤・顔料を使用したことが原因のひとつ」と述べたと報じられたのだ。

南大門は李氏朝鮮時代の1398年の創建だが、2008年に放火による火災で焼失。2010年2月に始まった門の復元工事は、建設当時の様式を再現することを旨とし、電動工具を一切使わない伝統工法を取り入れたばかりか、作業員にも民族衣装を着用させるという念の入れよう。復元は今年4月に完了したが、その作業中に「丹青に使用する顔料と接着剤が日本からの輸入品」であることが明らかになり、韓国内で物議を醸していた。

丹青は、陰陽五行思想に基づいた青、赤、黄、白、黒を基本として描かれる韓国独特の模様であるため、「伝統的手法による国宝復元作業なのに、韓国ではなく日本の製品を使用するとは何事だ」といいたい気持ちはわからなくはない。しかし、韓国の伝統的接着剤の製造技術はすでに1980年代に途絶えており、文化財庁も「品質のよい材料を使用するために避けられない選択だった」と説明していた。

だが、いざ問題が起こると再び矛先は日本へ。ネット上には顔料を納入したという日本の企業名が書き込まれ、批判の的になっている。京都にあるその顔料会社に聞くと、「政治的なこともあるのでコメントできない」と沈黙。

とんだとばっちりを受け、明らかに困惑している様子だ。発言の真意を確かめるべく、当の発言をしたファン・ピョンウ氏に取材を依頼したが、「前にも日本の新聞社にあることないこと書かれてえらい目に遭ったんだ。話すことなんて何もない!」と電話を切られてしまった。

「厭韓」でもう書くまいと思いながら、また書いてしまった。乞うご容赦。