チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

今年は暑い

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今年は暑い

ソンクラン
4月13日から16日までタイ正月のため4連休だった。タイ正月、ソンクランは無礼講で水を掛け合う。たまたま何も知らないでタイに来た観光客が衣服はもちろんバッグやカメラまでずぶ濡れにされて怒りまくるということがある。濡れるのを嫌って、この時期、一時帰国して桜を見たり、確定申告の手続きをする邦人も少なくない。

タイに来て1年目、2年目はトラックの荷台に乗って派手な水掛け合戦に参戦したが、最近は氷入りの冷水を掛けるのが流行りだ。いくら気温が高くても0度近い水を浴びせられると、年寄りの冷や水どころか心臓が止まりかねない。というわけで今年はソンクラン期間中、概ね家で静かに過ごした。

15日はサンコンノイ通りの歩行者天国で日本人会主催の盆踊りや空手の演武があった。17時からということであったが、タイ時間だからどうせ遅れると思い、19時頃に行ってみたら、通りは水をかけたり、かけられたりの人々でひしめきあっている。ほとんどが酔っ払いだ。
顔見知りの邦人に出会ったら、あれ、濡れていませんね、と水鉄砲で水をかけられた。カメラを隠すのが精いっぱい。タイで防水の携帯電話が大人気と聞いたが、水掛け祭りのおかげだろう。盆踊りは18時には終わったらしい。県知事夫妻が来たため、ほぼ時間通り行われたようだ。

■暑さに慣れたとはいえ
タイはホット、ホッター、ホッティストの3つの季節しかないというオヤジギャグがある。ホッティストに当たるのが3月中旬から5月中旬の暑季といえる。この期間、学校は夏休み。タイの子供でも暑ければ勉強どころではなくなる。チェンライはチェンマイより2度ほど気温が低いといわれている。暑さを避けてバンコクからチェンライのリゾートに避暑に来るお金持ちもいる。最低気温29度、最高気温39度というバンコクから見れば涼しいのかもしれないが、気温36度、37度ともなるとやはり老残の身には厳しい。特に自分の部屋は西日が差して、壁が蓄熱し、夜になってもぽかぽかと暖かい。夜から早朝にかけて気温は22度くらいに下がるのだが、我が家の2階は雨でも降らない限り、夜半を過ぎても30度以下にはならない。

暑い部屋に籠ってタイ語の宿題をし、パソコンの画面を眺める。籠りきりではなく買い物にも出かけるし、テニスもやる。コートはセメントコートなので、ここも蓄熱していて夕方でも35度以上あるだろう。時にはバイクに乗ることがあるが、体温より高い温度の風が吹きつけてきて不愉快この上ない。
体が慣れてきたとはいえ、この様な環境で生活していると、なんとなく体がだるく、精神的に弛緩してくる気がする。これがいわゆる夏バテというものだろう。タイの小中学生のように長期の休みを取って、ゴロゴロしていればいいのかもしれない。そうだ、どこか涼しいところに行ってゴロゴロしてリフレッシュしよう。

■最高級ホテルに宿泊
アラフォーのキャリアウーマンが自分のご褒美に都内の一流ホテルに泊まってリラックスするという話を聞いたことがある。これだ、と思った。
チェンライには王族や秋篠宮殿下がお泊まりになる最高級ホテルがいくつもある。友人や弟夫婦がチェンライに来た時、この様なホテルを予約したことがあるが、自分で泊まったことはない。

兄がインターネットでロイヤルファミリー御用達のホテルを予約してくれた。ローシーズンということで2人一室、一人頭にすればわずかン千円。これで朝食付き、プール、サウナは入り放題だ。

チェックインの時、ウェルカムドリンクとして冷たいトロピカルフルーツジュースが出された。部屋に入るとマンゴーやジャックフルーツが盛られた皿がある。これも無料サービスだ。真っ白なシーツ、真新しい大きなバスタオル、バスローブ、洗面台には大きな石鹸のほか、シャンプーやらローションやら各種の瓶が備えられている。やはり一流ホテルはいい。チェンマイでは一泊490B(1300円位)のGパレスが自分の定宿だが、そこは温水シャワーのみ、石鹸はマッチ箱くらいの大きさだ。

いいホテルはエアコンの音が気にならないほど小さい。涼しく静寂な中でゆっくり昼寝ができる。

3時ごろプールへ行ってみたが誰もいない。広いプールは貸し切り状態。プールサイドバーがあり、腰から下、水につかったままカクテルやジュースが飲める。缶ビールは1缶120B、近くのセブンイレブンで買う価格の3倍以上、やはり場所代込みか。

パラソルの下、デッキチェアに横たわり、用意してきた本を読む。リッチな気分とはこういうものだろうか。