タイの新聞記事やテレビニュースでは犯人の逮捕時の顔や死体が実写で出てくるので、始めはびっくりする。今回はごく普通の新聞記事のコピペです。
■ 異常気象
南部洪水、バンコク寒い タイで異常気象
【タイ】タイ気象局の３０日午後１０時の発表によると、タイ南部に大雨をもたらした低気圧はマレー半島の西側に移動し、勢力が弱まりつつある。ただ、今後１、２日はチュムポン、スラタニ、ナコンシータマラート、パタルン、ソンクラー、パンガー、プーケット、クラビ、トラン、サトゥンの各県で大雨、洪水、土砂崩れの、タイ湾とアンダマン海で高波の恐れがあり、同局は注意を呼びかけている。
南部の洪水や土砂崩れによる死者は３０日までに２０人を超えたもよう。死者数が多いのはナコンシータマラート、クラビなど。外国人旅行者が多いタイ湾のサムイ島では３０日も悪天候でフェリーが欠航した。周辺のタオ島、パンガン島には同日、空母チャクリナルベートなどタイ海軍の艦艇が出動し、外国人旅行者約６００人を本土に移送した。
全国的な気温低下も続いた。３０日のバンコクの気温は最低１９度、最高２４度と、２８日、２９日同様、例年を約１０度下回る異例の気候となった。
チェンライでは最低気温が12、3度の日があって、短パン、Tシャツの自分にはかなりこたえた。暖房器具はないし、ほとんど需要がないのだから街で購入することも難しい。セーター、ジャンパーの類は日本に置いたまま。服を重ね着し、毛布を被るしかない。
気温が25度を下回ると、日本から持ってきた電気炬燵に潜り込むという知人がいる。大げさな、と思っていたが本当に炬燵が欲しい。
なお、タイでは最低気温15度以下の日が3日続いた地域は、緊急寒害地域に指定され、貧しい人に防寒毛布などが無料配布される。
南部ではこの様なことも。
タイ南部の大洪水 動物園からトラ、ワニ脱走
【タイ】タイ南部で発生した大雨による大規模な洪水で、ナコンシータマラート市の王母公園内の動物園からトラ１頭、ワニ１１匹が逃げ出し、職員が捕獲作業に乗り出している。
トラは先月３１日、増水に乗じ檻を抜け出したが、一面水浸しのため園内の木の上に逃れていた。５日になり水位がやや下がったため、職員が麻酔銃で捕獲し、ボートで運び檻の中に戻した。
脱走したワニは５日までに１匹が捕獲され、４匹が射殺された。６匹は依然行方不明のままだ。
タイ南部の洪水では３月２６日―４月３日にナコンシータマラート県２１人、スラタニ県９人など５１人の死亡が報告されている。
逃走中のワニは6匹とのことだが、どこまで逃げたものやら・・・
■脱力ニュース
やっぱりタイだなー、と思うニュースが時折ある。
米人気バンドのバンコク公演、電圧違い中止 ファンが暴徒化
【タイ】タイのテレビ報道によると、１５日夜に予定されていた米国の人気ロックバンド、デフトーンズのバンコク公演が当日に中止され、怒ったファン数百人が暴徒化し、会場の「サンダードーム」のガラスを割ったり、放火するなどした。
コンサートは午後８時開演の予定だったが、午後９時半になり、主催者が中止を発表した。音響機器の電圧がタイの規格と異なり、安全上の理由で中止したという。デフトーンズはホームページとフェイスブックで中止の理由を説明し、ファンに謝罪した。デフトーンズは１６日、次の公演があるシンガポールに移動した。
入場券の払い戻しについて書かれてない。演奏後に｢金返せ｣と観客が騒ぐ公演もあるが、これは公演自体がキャンセル、開演を待たされたファンが｢金返せ｣と大騒ぎするのも仕方ない。
母が、妻が差し入れ タイ人受刑者に覚せい剤入りオムレツ
【タイ】２８日、タイ中部アントン県の刑務所で、覚せい剤を混ぜ入れたオムレツが受刑者２人に差し入れられ、警察が差し入れを行った女２人のうち１人を逮捕した。タイ字紙カオソッドなどが報じた。
最初に覚せい剤入りオムレツを受け取ったのは麻薬密売で服役中の男性。内部情報を受け警戒していた刑務所職員が、面会に訪れた母親が差し入れたオムレツを試食したところ、めいてい状態になり、覚せい剤入りと判明した。ただ、母親はすでに刑務所を去った後で、逮捕できなかった。
数時間後、服役中の夫（２８）に面会に来た女（２４）が食事を差し入れたため、内容を検査したところ、オムレツから覚せい剤がみつかり、この女を逮捕した。
たまたま刑務官がオムレツを摘み食いしたのでばれたのだろう。タイの受刑者の80％は麻薬がらみといわれる。受刑者への差し入れは一般的で、この手のニュースはよく見かける。
写真は「メンライ王のお祭り」の出店風景、上から、
「チョッキを着た子ウサギ」、「滑り台」、祭の定番「串焼き」、人気の「寿司」
