チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

パタヤへ行く

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パタヤへ行く

■友人に誘われて
缶詰原稿、「ザルツブルグの思い出」をアップしたのには訳がある。パタヤへ3泊の旅行をしたからだ。前後1泊ずつバスで移動したから5泊分家を空けたことになる。旅行のバチがあたったというわけではないが、帰宅してみたらパソコンが壊れていた。ということで、10日ほどパソコンが使えず、ブログをアップしてくれる友人に送っておいた「書き溜め原稿」が日の目を見たというわけだ。

母が退院してから1週間、時には咳き込んで、スポイト吸引器が活躍していた。旅行はキャンセルかなあ、と覚悟していたが、食欲もあり、女中さんも大丈夫、というので予定通りパタヤへ出掛けることにした。同行はチェンライの友人3名、いい年をした男が4名でパタヤへ、と聞くと眉をひそめるムキもないではないだろう。
パタヤはアジアきっての歓楽地だ。ベトナム戦争当時、米軍兵士が一時の憩いを求める場所として発展した。ベトナム戦争が終わったあとも、バンコクから車で2時間足らずで行けるビーチ・リゾートとして殷賑を極めている。今年前半、夜間外出禁止令がタイ各地に出ていたさなかでも、パタヤはその埒外にあって、観光客誘致に一生懸命だった。さすがに4月、5月は観光客が少なかったそうだが、今は結構盛り返しているらしい。旅は道連れ、世は情け、という。チャン島では期待はずれだった「海の幸」も堪能できるかもしれない。ガイド役の友人は数え切れないほど行っており、ソイの一つ一つ、海鮮、タイ、中華、安くて旨いレストランを知り尽くしているという。楽しみだ。

パタヤ到着
チェンライからパタヤへは直行できる。16時40分にチェンライに出ると翌朝6時にパタヤのバスターミナルに着く。VIPバスで料金779B。
仲間の1人がみんなの弁当を用意してくれていた。きれいな3角形のおにぎりが各自3個、心遣いに感謝。全員バスに乗り込むとすぐ包みを明けて、バスが動き出す前にみな食べ尽くしてしまった。車内ではミネラルウォータ、ビスケット、あられ、豆乳の軽食が配られた。車内にトイレはあるが、トイレ休憩を兼ねて深夜、レストランに停車、そこでお粥が提供された。これまでに乗ったことのある長距離バスと違って、車内のテレビでのカラオケやドラマ放送がなく、静かである。もしかしたらテレビが壊れていたのかもしれない。お陰でゆっくりと寝ることができた。

ホテルは一泊1050B,1泊500B以下のゲストハウス専門の自分からみれば、天皇陛下は無理としても皇族方ならお泊りになっても決して不都合ではない、と思えるホテルである。ホテルで一休みして、早速、歩いて2分のパタヤビーチへ。パラソルが浜一杯に林立している。1日50Bのデッキチェアーに寝そべって、まずはビールを注文。ジェットスキーやパラセルに興じる観光客が遠望できる。やっときたねー、と交わすビールの味は格別。籠を担いだおつまみやさんが通りかかる。カニのから揚げ、エビフライ、春巻きを購入。一皿35Bだが3皿買うと100B。結構な量があり、4人でも充分堪能できる。心地よく酔って、ICレコーダで音楽を聴きながら、本を読む。こうしてみたかったんだよなー、と思いながら・・・。

ガイドブックにも書いてあるが、パタヤの海はきれいではない。鵠沼海岸ほどには濁っている。増加する人口に比して下水処理施設が追いつかないのであろう。泳いでいる人はほとんどいない。海に腰まで入って2,3分で上がってくるファランを見ていると、何をしたか想像ができてとても海に入る気になれない。
パタヤに行って海水浴をするにはやはり、船に乗って水の澄んだ珊瑚礁の島に渡るのが一般的である。我々も翌日、パタヤから30分ほど船に乗ってラン島に渡った。さすがに透明度が高い。10mくらい先で抱き合っているロシア人カップルの姿が水中眼鏡を通して見えた。

■歓楽街の夜
実はパタヤに来たのはこれで4度目となる。しかし、ビヤバーを冷やかしたくらいで余り歓楽街を歩いたという覚えがない。今回は先達に連れられて、ゴーゴーバーやレストラン、ビヤバーの立ち並ぶ、有名なウォーキング・ストリートを歩いてみた。若いタイ女性を伴ったファラン、中国人の団体さん、ロシア人も多い。おねえさんの呼び込みも激しい。
街には往年の米国ポップスやビートルズプレスリーの曲を専門に演奏している店がいくつもあった。往年の米兵と思しき老人達で賑わっている。ゴーゴーバーの猥雑さは決して嫌いではないが、パタヤはビール一杯の値段でいくつもの生演奏レストラン、バーを覗いて回る、そういった楽しみ方もできる場所でもある。