チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

200号を越えて

200号を越えて

このブログと同時に配信しているメルマガが200号を超えたというので何人かの友人から、「よく続いたね」といったメールを貰った。雑文ではあるし、こんなメールを送りつけられて迷惑かなあ、と心配しつつ書いているので、友人からの感想、励ましは大変嬉しい。「よく読んでくれました、有難うございます」と一人一人に頭を下げて回りたいくらいだ。

よく少年漫画雑誌に「手塚先生にはげましのお便りを出そう」という連絡がマンガの枠外に書いてあった。手塚治虫先生や横山光輝先生も子供たちからの便りを嬉しく思っていたに違いない。鉄腕アトムとか鉄人28号など愛読していたのだから、一度くらい励ましのお便りを出せばよかったと思う。

メール配信で「ウズベクのバザールから」をお届けしている方はは300名くらいであるが、これ以外に友人の助けでヤフーのこのブログにも登録している。ブログであるからどなたでも読むことができる。これまで通算で1万3千名を越える人がブログ訪問をしてくれている。もっとも自分とブログ配信係をやってくれている友人で2年間X360日X2 人の1000名分以上が含まれているから、実際の訪問者数は少ないのだろう。

ブログにもコメント欄があるが、コメント総数は85、最近は1月に1個コメントがあればいいほうだ。このブログだけではないと思うが、癒し系ならぬイヤラシ系の書き込みが最近は多い。それだけ訪問者が多いと思われているのだろうと好意的に解釈しつつ、時折、コメントの消去作業をする。

配信したメールやブログを読み返すことは余り無い。文章がへただし、表現ももう少し何とかならなかったのか、と自己嫌悪に陥るからだ。それに送ってしまった後ではもう取り返しがつかない。一度、イスラム教のシーア派スンニー派を取り違えて書いてしまったことがある。このうっかりミスを読者である先輩から指摘され、このときはブログの中身を慌てて訂正した。書くことはある意味で自分の無知をさらけ出すことになるので、気をつけないといけない。文章を見てもああ、もっと直せばよかったなあ、と思うことばかりだ。

ウズベク着任当初は、異国の文化に興奮していたのか、いくらでも原稿を書くことができた。2006年の4月 6日から配信を開始しているが、始めは1週間に5本くらい送っていると思う。

また原稿のストックも多いときで10本くらいあった。国内出張や任国外旅行でタシケントを留守にするときは書き溜め原稿を友人に送って、後はよろしく、で済ませていた。ほぼ週2回、定期的に発行できたのは友人の助けによるところが大きい。

今は、あー、明日はメール配信の日だなあ、と思ってやおらパソコンに向かう、といったパターンが多い。短くて30分、ネットで調べ物、確認などをしていると、書き上げるのに2時間くらいかかることもある。

書き上げたあと、半日から1日置いて、誤字、脱字、気に入らないところを修正する。植木の剪定作業みたいなもので、余りにも手を入れすぎると、植木が丸坊主になるように体裁が整わなくなる。だから適当に切り上げて、アップにかかる。

ウズベクと日本の時差は4時間。夜の8時過ぎにメール配信をするのだが、最近この時間は電話線が混みあっていて、深夜までプロバイダーに繋がらない。日本だとネットが数時間もつながらないとなったら大騒ぎだが、こちらではニュースにもならない。こういう日はメール配信が翌朝(日本時間で午前11時ごろ)になる。いつも日本時間で朝5時過ぎに起きてブログのアップ作業をしてくれる友人に迷惑をかけ申し訳ない気持ちになる。

学校のネットは1月からずっと停止したままだ。自分は学校側にネット接続料として月2万スムの料金を支払っている。しかし学校がプロバイダーにお金を払っていないのでネットが繋がらないとのこと。2ヶ月以上インターネットが使えなくても学校中、誰も困らない、誰も不満を言わないというのが不思議で仕方ない。

ちっともインターネットが繋がらないんだから、払ったお金を返してもらうことはできないか、とわざとナフォサットに聞いてみたが、一笑に付された。

それにしても23ヶ月、400字詰め原稿用紙で900枚分、よく書いた、というより、それだけウズベク生活が刺激的だったということだろう。

なお、ブログには有難いことに5名もの「ファン」の方がカウントされている。どなたか存じ上げませんが、缶ビールの1ダースも持参してお礼に上がりたい気分です。