


会場のコック川のほとり



息子がまた来た
■正月のテニス
今年のテニス打ち初めは5日だった。この週は9日まで5日連続コートへ出勤、気温が低いせいか参加者は少ない。それもすぐ4人集まってダブルスの試合が始まる。お互いテニスの腕は知っているので、ペアを組めば今日は6‐3で勝てるな、結構競り合うかもといった予想が成り立つ。でも今年に入ってその予測が外れる。上手な人と組んで勝てると思ったのにセットを落としてしまう。ボールへの反応が一瞬遅れる、ボールがよく見えないといった技能以前の問題でポイントを取られる。それでこの週の成績は2勝9敗の大幅な負け越しだった。日頃は勝ったり負けたりで、勝敗を数えることはないのだが、今年に入って連続7連敗だったので自然と勝敗を覚えていた。
コートではいつの間にか最年長となってしまったし、年相応に体力も落ちている。目が悪いのは白内障に掛かっているのではないか。帰国時には眼科医にも行かねば、などと思う。
いよいよテニス引退の時期が近付いているような気がする。仲間に同情されてまでテニスをする気はない。でも周りがどう考えているかはよくわからない。気の合う仲間ばかりだから、多少は老人ということで労わってくれているような気がする。その心遣いに応えるにはゲームでポイントを取って勝利に貢献することだ。でも凡ミスでペアの足を引っ張ってしまう。よくペアに、Sorry, I pulled your leg.と謝っていたが、これは足を引っ張るではなく揶揄うという意味だと最近知った。こんなことも知らないのか、と更に気分が落ち込む。
■息子が来タイ
12日の週は息子が東京から我が家に来たのでその出迎え、温泉への同行、また自分の用もあったので1日しかコートに行かなかった。我が日常としては異例だ。息子は毎年のように我が家に逗留している。カリビアンを貸しておけば自分でどこにでも出かけるので手がかからない。食事は一緒に摂る。何時も外食というわけにもいかないので、市場で食材を買ってきておかずを作る。頼めばブアさんがおかずを適当に買ってきてくれるし、たまには調理もしてくれるのだが、やはり自分で作るほうが美味しいような気がする。最近は鶏胸肉の料理が多い。胸肉は1枚100円ほど、鶏胸肉はパサパサして美味しくないと言われているが調理に注意すれば、しっとり、濃厚な味に仕上がる。料理方法はネットで調べる。一度視聴するとアルゴリズムで胸肉の甘酢焼き、ガーリックバター、マヨ照り焼きといった胸肉料理が次々に紹介される。一人で食べても美味しいが、息子がうまいと言ってくれればそれなりに気分がいい。
今回、息子は「上げないよ」とは言っているが日本の過去、現在のテレビ番組、映画、ドラマなどありとあらゆる映像を視聴できる「視聴アプリ」を持ってきた。我が家のテレビはNHKの国際放送が視聴出来たりできなかったりの不自由テレビだったがこのアプリと小型デバイスであらゆる番組が視聴できることが分かった。そんなの当り前だよと言われればそれまでだが、これまで海外放送で見ていた相撲も一段と面白い。情弱老人としては老いては子に従え、の感を強くした。
■もう手が掛からない
息子は30歳を過ぎてから初めて国外旅行を経験した。場所はチェンライ、毎年のように成田から航空機に乗っているが、チェンライにしか来たことがない。転職のはざまにかなり長期休暇を得てチェンライにいたこともある。何もせずにゴロゴロしているのはよくないというので、兄の命令で市内のタイ語学校に通っていたことがある。でもこれは時間とカネのムダだったと思う。
彼の語学力向上以前に携帯の翻訳機能が充実してきた。以前は嫌がる彼をミャンマーに連れて行ったりしたが、今は一人で夜の街にも出かけるし、昨年は後輩を連れてラオスのルアンプラバンにまで行ってきた。2,3年前に彼とタイ、ラオス国境のフエサイに渡り、自分はそのままチェンライに戻り、息子にはルアンナムターまでのバス券を買わせてそのまま放り出したのがよかったのだと思う。まあ可愛い子には旅をさせよ、だ。携帯の翻訳機能はもちろん、ホテル、交通機関の予約機能が使いこなせるようになり、40歳を過ぎて一人旅ができるようになった。
今週はタイ国境を渡り、ラオスを一人で回っている。まだ独身を謳歌しているから、これからは地続き以外の外国にも行けるだろう。