チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

頂いたモズクから

ドイインタノンの桜

同上

同上

 

同上

タイの吉野山

 

農業研究センター公園、こんな植物も

同上


頂いたモズクから
■U夫妻、来タイ
1月は乾季、一年で一番いい季節である。気温は15度から27,8度、湿度が低いので高原の夏を思わせる爽やかさだ。やはりタイに来るならこの季節、と思ってしまう。この時期にまた鹿児島のU夫妻がチェンライに来られた。例年1月から3月に掛けてテニス合宿に来られる。もうチェンライのコートでは知らぬ人がいないほどの有名人、奥さんが明るい人なのでタイ人、ファランを問わず友達が多い。チェンライ土曜市を歩くとあちこちから声がかかる。自分よりチェンライでは知られているご夫婦ではないだろうか。

ご夫婦に誘われて日本からテニス目的で何人もチェンライにやってきた。コートが日本人で一杯になったこともあった。ご夫婦の来訪も10年以上になるからチェンライ来訪邦人も延べにしたら相当の数になる。タイ観光庁から表彰されてもいいくらいだ。

Uさんとはウズベキスタンで知り合った。もう20年も前のことだ。彼はウズベクの電話施設付設工事に携わっていた。彼がJICA関係者を前にして講演をした時が初対面だった。本来ならばそれだけの関係で終わるはずであったが、それが20年も友人関係が続くとは。

毎年、再会の機会を得てそれはそれで嬉しいが、いつも鹿児島からお土産を持参してくださる、有難いことだ。今年はいつもの大きな林檎の他にもずくを頂いた。生の海藻はチェンライでは絶対に手に入らない。三杯酢にワサビを用意してご厚意に感謝しながら日本の味を噛みしめた次第。

■和食動画
Momoka Japanという動画をよく見ている。外人(白人が多い)に和食を食べてもらう、それだけの企画だ。その番組でもずくを美味しいという外人がいた。三杯酢か二杯酢、或いはそれに加えたワサビか柚子の味がよかったのか。日本のしかるべき和食店だからもずくそのものの仕入れにも気を遣っているのだろう。

食材の吟味は板前さんばかりではなく、多少なりとも料理をする人間の基本である。いい食材でなくては美味しい料理が作れない。でも食材、特に野菜の選択についてはタイに住む自分としてはもう諦めている。例えば大根、こちらにも大根はあるが日本のそれに比べればかなり小ぶり、ちと大きいと思うとスが入っている。下ろしにしても辛みが強い。辛い大根おろしが好きな人にはいいと思うが、日本のふろふき大根の甘さは望むべくもない。タイでも日本と同じ太いネギやキャベツが売られているが日本のそれに比べると歯触りが違う。固くて野菜本来の味に乏しい。

キャベツといえばウズベクのキャベツは千切りにしても歯が立たないほど固かった。固くて食べられなかった、とこぼしたら「欧州のキャベツは固いから生では食べない、そのままでは食えないので切って塩をかけて漬物にして食べるのだ」と言われた。ザワークラウトのことであるが、日本在留のドイツ人は「どうも日本のキャベツでは故国のザワークラウトが出来ないなあ」というに違いない。名前が同じでも国によってモノが全然違う。

■ブランド食材
Momoka Japan では刺身、煮付け、焼き魚、海老マヨ、クリームコロッケ、和牛、トンカツ、鶏カラ、ウ巻き、鰻、鱧、野菜天婦羅などいろいろな和食が供される。初めて口にする料理であっても、美味しいものは美味しいと外人でもわかるようだ。人は美味しいものを食べれば頬がほころぶし、不味ければちと眉をひそめる。お吸い物の蛤を噛み応えがよくないから嫌いといった外人がいたが、それもはっきりしていていいと思う。

和食の食材は鮮度が命だ。鮪、鰤、鰹などの刺身は皿が出てきた瞬間にこれはうまいだろ、と分かる。また盛り付けの美しさも味のうちだ。
日本で和牛を食べるのが夢でしたという外人は少なくない。和牛も神戸の他に飛騨牛米沢牛、但馬牛など320種の銘柄牛が肥育されていて、更にその数は増えているとか。牛だけでなく豚にも鶏にもブランドがある。例えば能登豚の生姜焼き、秋田比内地鶏の唐揚とか聞いただけで涎が出てくる。和牛は文字通り、外人にとっても垂涎の的であるが、一口ほおばった彼らの表情は幸せそうで見ているこちらまで嬉しくなる。

勿論、食材の吟味は海鮮、肉だけでなく、野菜についても充分行われている。ドレッシングだけの胡瓜の薄切りを食べた外人が胡瓜ってこんなにうまいのかと絶句していたが日本の胡瓜なら充分あり得ると思った。水茄子、下仁田ネギなど旬の季節に食べてこそその美味しさがわかる。

そういえばタイではランパン豚とかチェンマイネギといったブランド食材を聞いたことがない。これも文化の違いか。