





ブログを書いて20年
■ブログ開始は2006年
2006年4月、ウズベキスタンのタシケントに赴いた。JICAのSV、任務はカレッジでベンチャー論を講義すること。それまで日本で何度か時間講師をしたことはあるが、元をたどればメーカーの会社員。小泉純一郎元首相に言わせれば、人生には坂が三つある、上り坂、下り坂、そしてまさかである。人生顧みれば、まさか自分が教職に就くなどとは夢にも思っていなかった。更に、まさか北タイの田舎に十数年も暮らすことになるとは思わなかった。
ブログ開始もまさかのできごとだと言える。ウズに行く前に友人に勧められた。向こうに行ったらブログを書くといいですよ、2年分貯めたら本一冊分になります。本を書くつもりもその能力もないが、異国での新しい経験は自分なりに記録しておく意味があると思った。問題はネットの利用法であったが、これもパソコンに詳しい友人がブログ開設を代行してくれた。
ウズに行った当初は見るもの聞く物珍しく、1日に2,3本原稿が書けた。ブログ執筆を勧めてくれた友人も毎日つまらぬ文章を大量に送り付けられて辟易したことと申し訳なく思う。文章量は1回につき800字程度が望ましいとアドバイスを受けていたが、初めに書いた原稿が1800字ほどだったので、ついつい原稿用紙4枚半ほどの分量になってしまって現在に至る。冗長なブログにお付き合いくださっている方にはいつも感謝している。
2006年に始めたわがブログは一時的な休止期間はあったものの足掛け20年ほど続いている。友人の言によれば「チリも積もれば山になる」、数えてはいないが2000本くらいになるのだろうか。
やめようと思ったことはないですか、と聞かれることがある。でも息子や娘が、内容は読まないけどアップされていると、まだ生きていると安心するよ、と言っているので、生存証明として書いているという側面はある。
■2度死ぬ
「ブロガーは2度死ぬ」と言われている。1度目はブログをやめた時、2度目は本当に死んだ時である。ブログのアップが滞っているな、と思っていたら程なく本人の訃報を聞いたということは何度かあった。ブログなど書かなくてもいいからもう少し長生きしてほしかったな、などと思う。 自分の場合、それほどブログアップに執着していないし、近親者への連絡もFBやLINEがあるから、1度目と2度目の死はかなり間が空くのではないかと思っている。
ところで1度目の死、即ちブログの中止率はどのくらいか。
総務省が2009年に発表した「ブログ実態に関する調査研究」によると開設されたブログが一定期間後にアクティブである確率は1年後:30%、2年後:10%、3年後:3%となっている。調査の行われた2008年はブログが盛んと言われたころだが、10人のうち7人が1年以内にブログアップをやめている。
多くのブロガーがブログをやめる理由にはいくつかの共通点がある。最も多い理由は以下の通り。 以下はネット記事からの引用 。
①時間の確保が難しい:本業や家事、育児との両立ができず、記事を書く時間を確保できなくなるケースが最も多い。1記事あたり数時間〜十数時間かかることもあり、継続的な負担となる。
②モチベーションの低下:記事を書いても読者からの反応が少なかったり、アクセス数が伸びなかったりすると、だんだんとやる気が失われていく。
③思ったような収益が得られない:ブログを収益化しようと始めた場合、期待していたほどの収入が得られないと挫折感を味わう。
④ネタ切れ:特定のジャンルで記事を書き続けていると、新しいアイデアが出なくなることがある。
⑤方向性の迷い:ブログの目的や自分のやりたいことが不明確になり、続ける意味を見失うこともある。
■収益目的
500字ほどのブログ原稿を書く場合、3時間以上かける人が全体の7割という。自分は可処分時間だけは豊富な退職老人、何時間かかろうとも気にならない。またブログの反応が少ないのは始めからだし、ネタ切れは常に直面している課題ではある。新しいアイデアは出てこないから、老いの繰り言のように同じような内容の原稿が多い。また、どうしても書けない時は、昔の原稿の再録という手も使う。
ネット記事を読むうちに、ブログで収益を上げることが目的いう人が世の中には少なからずいることが分かった。こういったページには有料で登録する。店を出したが家賃が負担となって、店をたたむと同じく、読者数が増えず、ブログ撤退というケースは多いそうだ。お金が絡めば熱の入り方が違うのだろうが、自分にはとてもムリ、まさに方向性が違うと言えるだろう。