チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

クラビのビーチとタウン

ライレイビーチの夕焼け、干潮時、左の島には徒歩で渡れる

マッシュルームシェイクの看板

大麻価格表

アオナンビーチ、おかまショーの勧誘

アオナンのビーチロード


クラビのビーチとタウン

■宿泊料金
クラビではアオナンビーチ、ライレイビーチを訪れた。有名観光地だから高級ホテルばかりで庶民はなかなか泊まれないのでは、と心配する向きもあるかもしれない。確かに海岸沿いには豪華なホテルが林立している。でも自分が行った時期はローシーズン、ホテル価格は通常の半額、空き室があるよりは、と更に特別料金を出すホテルがある。調べれば調べるほどホテル価格の変動に驚く。同じホテルでも海の見える眺めの良い部屋は高い。窓の外は崖が迫っており、大雨の時は土砂が部屋に流れ込むだろうといった部屋は安い。眺望がいいに越したことはないが、どうせ海浜に出るのだし、部屋は清潔でシャワートイレ、冷房、冷蔵庫、できればポットが付いていれば自分にとっては全く問題ない。

今回はおおむねハイシーズン価格の3分の1以下で泊まることができた。 つまり7000Bの部屋が1500Bほどであったが、12月31日にはこんな部屋でも1万5千Bに跳ね上がる。
ライレイビーチにローシーズンでも一泊2万バーツのホテルがある。 ビーチに接しているがホテル敷地内は柵で囲まれていて、いくつかあるゲートには警備員が立っている。 トイレ貸して、中のレストランを利用したいのだけれど、と言っても警備員に追い返される。 ホテルに泊まると海浜以外はすべてホテル内で用が足せるそうだ。 因みに朝食代は3000B、日本円で1万3千円だ。 朝からキャビアが出るのだろうか。

ある年の大晦日、この超高級ホテルに宿泊した日本女性の動画が上がっていた。一泊18万円、4万バーツ以上だ。ブルネイの7つ星ホテルは2万円だから貯金に励めば泊まれないことはないが、このホテルはムリ。日本にも富裕層はいるのだな。

大麻カフェ乱立
ホテルもピンキリだ。山側というか、海を離れて陸の方へ進むとGHが立ち並ぶ地区がある。ここならば一泊500B、ドミトリなら350Bで泊まれるだろう。こういったGH地区には若いファランが多い。タイじゃ大麻が安いからさあ、という連中もいて時にはフルムーンパーティが開かれる。

タイ政府は規制を強化しようとしているが、アオナンやライレイのビーチロードを歩く限り、もう大麻の規制は無理だろうという気がする。大麻を売る店があちこちにあるし、ライレイでは大麻カフェで堂々とキノコマークのハッピーシェイクが売られていた。飲むと幻覚作用でハッピーになるらしい。日本の笑い茸もこのマジックマッシュルームの一つらしい。

4月にもアンダマン海の離島を旅したが、ムック、クラダン、ンガイ島などの小島ではそもそも商店が存在しなかったので見かけなかったがリぺ島、ランタ島には大麻カフェがいくつもあった。大麻関連店が多数あるということは需要が旺盛ということなのだろう。大麻は酒や煙草より習慣性がないという。国士舘の柔道部員も日本でなくタイに来て大麻を吸ってみればよかったのにと思う。多分「大麻ってつまらぬものだ」ということになったに違いない。

■クラビタウン滞在が最適か
ビーチの宿泊は快適であったが、水は塩水だった。ネットでも塩水シャワーの不満は少なくない。4月の離島の旅でも真水の出ない島はあった。歯磨きの時、海水じゃないかと思うほどしょっぱい。観光客の数に比べて給水量が追い付かないのだろう。シャワーの時、石鹸の泡立ちがいまいちで多少の不満は残るが離島ではこれくらいは我慢しなければならない。

離島は物価が高い。舟で運ぶのだから多少価格が高くなるのは仕方がない。4月にリぺ島でチェンライでは50Bのカウパット(焼き飯)が200Bすることに吃驚したが、今回は、観光地価格はこんなもの、と余裕はあった。また南部の料理は北タイのそれに比べて1皿当たりの量が多い。観光地並びにボリュームを考えれば、まあいいかと思う。だが1.5Lのポリ飲料水がクラビタウンでは13Bなのにライレイでは40B。バンコクの空港並みに高い。

尚、クラビタウンはアオナンビーチから車で20分ほど、クラビ川沿いの遊歩道では週末に夜市が開かれる。 評価4つ星台のレストランが立ち並ぶ。 市内中心の清潔で設備の整ったホテルが一泊500Bほどだ。 タウンに泊まって舟かバイクでアオナンビーチへ、あるいはアオナンからライレイビーチに渡って日帰り海水浴を楽しむ、そして夜はクラビ川沿いのレストランで海鮮料理というプランであれば経済的にクラビを楽しめると思う。 ファランに囲まれてビーチロードを散策するのもいいが、地元の人々とタウンの夜市を、串焼きをかじりながら冷かして回るのも旅の楽しさの一つだと思う。