チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

参院選に思う

ランタ島の夕焼け

同上

同上、時間の経過によって色合いが違ってくる

離島の夕焼け

ラブアン島?だったかな

リボン島

参院選に思う
■阿比留瑠比の極言御免
産経新聞2025年6月26日付「阿比留瑠比の極言御免」を転載させて頂きます。

石破首相に刺さる無数のブーメラン 何も感じていないのか、責任追及せぬ自民の存在意義は

若い頃の大言壮語や絵空事のような理想論は、後で振り返ると恥ずかしいものだが、石破茂首相は今、どんな心境だろうか。過去から飛んで返ってくる無数のブーメランが突き刺さっても、何も感じないのか。

麻生氏に辞任要求
24日には、安倍晋三政権の内閣官房参与で、安倍氏外交政策スピーチライターを務めた谷口智彦氏が自身のフェイスブックに「発言の主は、16年前の石破茂氏」とつづっているのが目にとまった。石破首相が東京都議会選挙の自民党敗北を受けて、平成21年7月13日のブログに投稿した次の文章を紹介したものである。
《「都議選もあくまで一つの地方選挙であり、国政に直接影響するものではない」というのは理屈としては全くそのとおりなのですが、現実は国政に対する批判がダイレクトに出たことを真摯に受け止め、もちろん内閣の一員である私も含めて深く反省し、何を改めるべきかを示さなくてはなりません。そうでなければ落選した都議候補にあまりに申し訳がないというものです》
当時、麻生太郎内閣の農林水産相だった首相は麻生氏に対し、都議選敗北の責任を取って辞任するよう求めたのだった。現職閣僚が首相に辞めるよう迫るのは筋が通らない話だが、「国政に対する批判がダイレクトに出た」ことを深く反省してのことだろう。
ところが、わずか21議席しか獲得できずに大敗した今回の都議選について記者団に問われた首相は、自身の進退には全く触れずにこう述べた。
「この結果の分析はすぐにできるわけではないが、どのような訴えが届かなかったのかをきちんと分析をして、今後に生かしていかねばならない」

大敗の責任すり替え
首相は、今回の都議選結果に現れた「国政に対する批判」も無視している。このどんな結果になろうと自分は悪くないという独特の「石破理論」は昨年10月の衆院選の際もそうで、少数与党に転落するという惨敗を自民党のあり方の問題にすり替え、こう語った。
自民党は反省が足りないとご叱責をたまわった。身内の論理、党内の理屈は一切排除し、政治とカネについて抜本的な改革を行っていく」
今回の都議選の大敗に関しても、自民党内には政治とカネの問題が主因だという見方があるが、そうではないと考える。税収の上振れが何年も続いてもかたくなに減税は拒絶し、経済成長の方策は企業に大幅賃上げを求めるだけという石破内閣の無策ぶりや、後手後手の流入外国人への対応など、石破政治そのものに「ノー」が突きつけられているのではないか。
4月10日の当欄でも紹介したが、大事なことなので再掲する。首相は平成19年7月の参院選で当時の安倍首相率いる自民党が大敗した際には、夕刊フジのインタビュー記事でこう明言していた。
「責任を取るべき人が取らないのは組織ではない。その責任を追及する声が上がらない組織は病んでいる。このまま追及する声がないようなら、そんな党は存在意義がない」
「私だったら即座に辞めて、落ちた人のところに謝って回る」
安倍、麻生両氏に選挙敗北の引責辞任を求めておきながら、自分はいくら選挙で負けても責任を取ることは決して考えない。そんなトップが平気な顔で首相を続けていることに対し、厳しく責任を追及する声がほとんど聞こえてこない自民党に、存在意義はあるのだろうか。(引用終わり)

■嘘つき総理
石破首相は国民民主党との103万円万円突破の約束、バラマキはしない、消費減税も視野に入れるといった発言、江藤農相は辞めさせないといった発言を皆撤回している。上に立つ人がその時々で発言を変えるとなれば下で働く人はやってられない。
中国でさえ関税問題で一部進展がみられているのに、同盟国の日本は赤沢経済担当大臣が7回にも及ぶ交渉を経ても「お互いに議論を続けることで一致した」、これだけだ。

それなら石破首相がトランプ大統領にトップ交渉を求めて事態の打開を図る。これが総理の仕事だろう。でも先頃、ハーグで開催されたNATOの首脳会議に、米国大統領は出席したが、日本の首相は欠席した。そもそも欠席の理由は「米国大統領が出席しないから」だった。要するにトランプ大統領と会うのがイヤなのだろう。自分も仕事で外人とネゴするのは好きではなかった。でも仕事なら個人の好き嫌いは言っていられない。

こういった人を総理にした議員を選んだ国民が悪いと友人は言う。返す言葉もないが都議選自民惨敗の後の参院選、国民の判断はどう出るのだろう。