チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

バイク事故の死者が突出

アンダマン海の島

ブロン島で見た唯一のバイク

チェンマイ県郊外

同上 3人乗り4人乗りは当り前

ランタ島のメイン道路

日本の交通事故並びに死者数の推移



バイク事故の死者が突出
■島の交通機関
アンダマン海の島を8つ回ったが、プーケット島とランタ島はほぼ陸続きと言っていいし、面積も広いから本土からの車がやってくる。道路も広い。バイクの数もチェンライ並みだ。ヘルメットを着用している人が大半だ。リボン島のGHは宿泊代にバイクが含まれていた。泊った人はGHに置いてあるバイクを自由に乗っていい。人口3500人の島だが車はほとんどなく、道路もバイクがやっとすれ違える程度の幅しかない。

でもバイクが通る道路があればまだよくて、ブロン、ンガイ、クラダンのような小島にはバイクを見かけなかったし、またバイクが走行できる道もなかった。あったのは浜に上陸する観光客の荷物を運ぶリヤカーくらい。観光客が来なくなるローシーズンにはホテルも閉まって無人島になる。

ムック島ではバイクをレンタルしたがヘルメットは頼まないと出てこなかった。島でヘルメットをかぶっている人は皆無だった。

バンコクチェンマイの都会ではヘルメットの着用率はほぼ100%だ。チェンライ市内では交通取締りのある日のヘルメット着用率はほぼ100%だが、土曜の夕方など土曜市にやってくる人々の着用率は半分くらいだろう。郊外、特に山のほうに行けばさらに着用率は落ちる。

今春、ミャンマー国境沿いのチェンダオ、アルノータイ、ドイアンカーン、タートンなどチェンマイの田舎を旅したがやはりヘルメットの着用率は低かった。アルノータイの市場ではほぼ全員ノーヘルだった。タイではヘルメット着用率と都会度は比例すると言っていいのではないか。

バイク事故死亡者は年間1万4千人以上
タイ、ニュースクリップ6月5日から
タイ保健省疾病管理局(DDC)は6月4日、タイのバイク事故による死亡者が2024年、1万4144人に達したと発表した。うち84%がヘルメット未着用だった。
死亡者数はタイ政府内3機関の統計をまとめたもので、2020年から2024年にかけての交通事故による死亡者は年平均1万7428人で、その80%がバイク関連だった。2024年通年は、交通事故全体で1万7447人が死亡した。DDCは「2024年は平均して2時間に3人がバイク事故で死んでいる」と述べた。

バイク運転に際してのヘルメット着用は、タイ警察が6月1日から厳密な取り締まりを実施すると発表していたが、今のところ徹底された様子はない。DDCは、「特に子どものバイク同乗が心配。幼児などヘルメットが大きすぎる場合がある。それでも同乗させるときは時速50キロ以下で運転してほしい」と訴えている。(引用終わり)

因みに2024年の日本における交通事故死亡者は2663人となっている。タイの6分の1以下、人口比で見れば13分の1だ。尚、バイク事故死亡者は2663人中487人となっていてタイの1万4千人以上が如何に異常かがわかる

バイク事故での死亡者の84%がヘルメット未着用とのこと。タイでもヘルメット、シートベルトの着用が義務化されており、罰金一律2000B、運転反則ポイント制などを導入して法令の徹底化を図っているのだが、実際に運転者がルールを遵守するようになったかと言えば、「以前と変わらない」が実態だ。ここ3年、自分が交通取締りに遭遇したことは1回だけ、警察もやる気があるようには見えない。

■取締りの効果
チェンマイ日本国総領事館には警察庁から出向の領事さんがおられる。時折、チェンライにも出張されて生活安全の講話をしてくれる。警察官であるからチェンマイの仁義なき交通ルール違反を目の当たりにして愕然とされるみたいだ。バイクはおろか車の逆走は当り前、どこでもUターン、ノーヘル、酒酔い運転が当たり前、等々、そして「皆さん、決してマネをしてはいけません」と講話を結ばれる。

その時、自分は下を向いてしまう。日本並みにルールを守っているかというとそうではない。横断歩道に人が立っていても一時停止することなく通り過ぎる。駐禁場所でも車を停める。前後に車がいなければUターン、フォルツァで時速140キロ出したこともある。日本でやったら即免停だ。運転歴50年以上になるがとうとうゴールド免許は手にできなかった。交通違反をした途端に警官が出現したからだ。日本はタイに比べれば警察国家と言っていい。

交通取締りが厳しいお蔭で交通事故の件数は2003年前後の約90万件から30万件弱に、死亡者は1970年前後の1万数千人、90年代の1万人から昨年は2663人に激減している。
ただ不思議に思うことは事故、死者数が激減しているのに任意保険料がそれほど安くなっていないことだ。タイの任意保険、車検費用は安いが、というより日本が高すぎだと思う。