チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

雨季で想うこと

シンガポールの空港で

同上

空港内の売店

ラブアン島の夕焼け

同上

同上

雨季で想うこと

■5月15日に雨季入り
タイ気象局は2025年5月13日(火)、タイ全土が5月15日(木)から公式に雨季入りすると発表した。これにより、全国的に本格的な雨のシーズンが始まる。気象局によると、現在の気象パターンが雨季入りの基準を満たしているとのこと。具体的には、全国的な降雨の広がり、低層での南西風、高層での東風が観測されたことから、雨季入りが確定された。今年の雨季の降雨量は、例年より約5%多くなる見込み。特に5月中旬から7月にかけては雨が多くなると予測されている。8月から10月にかけては平均的な降雨量に戻る見通しとのこと。

5月初旬にチェンライに戻った。3月下旬に家を出た時に比べ、空気は澄んで山の緑もはっきり見える。4月も5月も大雨があってチェンライ北部のメーサイではメーサイ川が氾濫して川近くの商店街が水に浸かった。メーサイ川はミャンマーのほうから流れてくる。突発的にあれよあれよ、という間に水かさが増えるらしい。幅5メートル程のしょぼい川だがタイ側では水量管理ができない。メーサイの向こう側はビルマ政府の力が及ばないシャン州だから、洪水の対処法は逃げるだけ、がしばらく続きそうだ。

■雨季になれれば
タイニュースクリップ5月15日付から
「シミラン諸島、雨期入りに合わせて5カ月間閉鎖」
南部パンガー県のシミラン諸島国立公園が5月16日から5カ月間、雨期に合わせて閉鎖される。自然再生と管理向上が図られ、10月15日に観光客の受け入れを再開する。
 タイ気象庁の15日の雨期入り宣言に合わせたもので、前年も同様の措置が採られた。今週はすでに2日間(12、13日)、悪天候を理由に観光客の立ち入りが制限されていた。(引用終わり)

ミラン諸島はプーケットの北、ミャンマーの南、アンダマン海に浮かぶ国立公園である。今回自分が行ったプーケット、ランタ、リぺ島周辺の島々とは同じアンダマン海ではあるが地域が異なる。数年前訪れたラノーン県のパヤム島の近くである。パヤム島も雨季にはホテル、GHがクローズする。

自分の行ったランタ島近くのンガイ島、クラダン島も雨季となったので島自体がクローズとなった。ホテルとレストランがいくつかあるが雨季となると従業員は全員引き上げて、文字通り無人島となる。雨季は海が荒れて上陸も難しくなるとか。

■日本にも季節営業は
日本でも軽井沢の賑わいは夏だけで、秋風と共にレストランや服飾店は閉店するというし、積雪地帯のゴルフ場、夏のスキー場では休業する関連施設はあるのだろう。でも夏のスキー場のホテルは大学の合宿所として賑わうし、温泉があれば年間を通して観光客が訪れる。

日本の旅と違ってタイ旅行にあたっては、ハイシーズン、ローシーズンを考慮しなければならない。予約無しでホテルに行くとゲートが閉まっていて入れないということがある。近くの人に聞くと、ローシーズンだとそもそも客が来ないから事前の予約がない限り、休館してしまうのだそうだ。ローシーズンは雨が多い、ということは農作業ができるのでバイトのおねえさん、おばさん、おじさんは田んぼに行ってしまうらしい。
京都、奈良、箱根などは四季を通じて観光客が引きも切らない。梅雨の時期、猛暑の7,8月、或いは厳寒の1,2月でも宿泊費はそれほど変動しないと思う。

タイのハイシーズンは11月から3月くらいまでだ。地域にもよるがハイシーズンの宿泊費はローシーズンの倍額となる。気候も温暖で降雨も少なく観光には最適な期間ではある。ローシーズンの宿泊費は半額、航空運賃も安い。要するに天候が悪いから観光客が少ないからだ。この時期は海が荒れるのでアンダマン海に行く人はいないし、そもそもホテルがクローズしている。

このところチェンライの天気予報は「激しい雷雨」のオンパレード、観光、ショッピングなどにそれほど興味はなく、単に(高級)ホテルでのんびり、市場で買ってきたトロピカルフルーツを満喫したいならローシーズンの今が一番いいのではないかと思う。今朝、チェンライの市場で買ったマンゴーはキロ10B、ライチそろそろ盛りを過ぎてキロ25Bというところだ。

考えたことはなかったが、ローシーズンのアンダマン海にも行く価値はあるのではないか。海はムリだがホテルのプールで泳いであとは昼寝と読書という手もある。

何処に視点を置くかによって旅の楽しさは必ず見つかる。好奇心と体力のあるうちに行っておくべきか。