チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

コタキナバルでのツアー

水上レストランで休憩

レストランにはワニが飼われていて触らしてもらえる

川の中を猿を見に

船の中

テングザル、撮影成功

親子

ワニもいた川の夕暮れ、

これがテングザル、ネットから借用

コタキナバルでのツアー

■フェリーとバスで再びコタへ
コタキナバルから隣国ブルネイへバス移動した。この際、旅券に8個のハンコが押された。自分の旅券の発行日は8年前、タイの1年ビザや再入国許可、それに近隣諸国や日本への入出国記録等のハンコが何ページにもわたって押されていて残りページが少ない。以前は外務省が「増補」といって旅券のページ数を増やすサービスをしてくれた。でも今は「増補」は無く、旅券にハンコを押すページが無くなったら新しく旅券を交付してもらわなければいけない。10年有効の旅券を取得していてもそれより短い期間で旅券の取り直しが必要となる。釈然としないが仕方がない。

ブルネイから船でマレーシア領ラブアン島へ入国したが、旅券のハンコはブルネイ出国、マレー入国の2つだけ。ラブアン島に3泊し、フェリーでボルネオ島のメヌンボクへ、ここからバスでコタキナバルへ向かう。距離にすると160キロであるが時間は4時間近くかかる。片道1車線、所々で道路の拡幅工事をしているためにスピードが出せない。ラブアン島から直接コタキナバルに行くフェリーがあったようだが、コロナ以後は舟が出ていない。理由はコタキナバルの波止場の機械的不都合とのことだがよくわからない。
メヌンボクではラブアン島に渡ろうとフェリーを待つ車で長蛇の列ができていた。ラブアンで免税の酒を購入する人が多いせいだろう。

■2つのツアーに申し込む
ブルネイ、もしくはラブアン島からアンダマン海にあるランカウイ島に飛ぶ便もあったが、一度、コタキナバルへ戻ってクアラルンプール経由でランカウイ島に入る航空券のほうが安いとわかったので再び、コタキナバルへ戻った次第。
コタキナバルは日本からはもちろん、クアラルンプール駐在員家族がよく訪れる南国リゾートだ。コタの観光動画を見ると2泊3日、せいぜい4泊5日という日程が多い。短期間でコタを楽しもうという熱意が感じられる。自分にとって休みはいくらでもある。やはりコタでみんなが行く場所を経験してみたい。

先ずは旅行代理店で「ジャングルリバークルーズとホタル観賞ツアー」と「キナバル公園ツアー」の2つを申し込んだ。送迎、食事つきでそれぞれ約6千円、日本またはクアラルンプールから訪れる邦人にとってはそれほど高くないのかもしれない。日本国内の日帰りグルメバスツアーは概ね6千円から1万円の範囲だ。チェンライ発ドイトゥン、ドイメーサロン日帰りバス旅行は1万円もする。もっともコタでのバスツアーは英語ガイドであった。日本語ガイド付になるとツアー料金は1万円以上になるし、そもそも人数が揃わなかった。コロナ以後、邦人観光客が減っていることはあちこちで耳にした。
・リバークルーズ
コタの動物園に行ったがお目当てのテングザルはいなかった。テングザルはボルネオ島にしかいない希少動物だ。コアラと同じく特定の木の葉っぱを主食としていて、バナナを与えると死んでしまうそうだ。猿にそれほど興味はないのだが、素人動画の幻のテングザルといシーンでは猿の姿を確認できるものは殆どない。というのは夕暮れのクルーズで高い木の上で動き回る野生の猿を携帯で補足することはムリなのだ。自分の超望遠83倍のカメラなら写せるかも、の期待はあった。

バスは2時間ほど走ってウェストンという川に到着した。ここで渡し舟に乗って水上ハウスに案内される。多くの中国人観光客とここで合流。お茶やケーキで暫し休憩、夕暮れを待ってマングローブクルーズに出る。ガイドの示す方向で木が揺れる。テングザルだ。望遠倍率を上げると焦点が定まらない。かといって倍率を下げれば猿か木かわからない。上手く画面に入ったと思ったら猿ではなく木の葉に焦点が定まっている。携帯でも83倍超望遠でも無理か。携帯での撮影を諦めた中国人女性が背後から我が83倍の液晶モニターを後ろから覗き込んでいる。流暢な日本語で「いいカメラですねー」。はいはい、こちら取り込み中でお話しできないんです。すみません。

舟はマングローブの間を縫って元の水上ハウスへ、ここでバイキング形式の食事、蟹料理もあってかなり豪華、味付けもよく大いに満足。食事が終わって蛍見物、真っ暗な水上を、舟で蛍の集合場所へ出た。蛍のイメージといえば淡く点滅を繰り返しながら空中を飛ぶ、だが、こちらの蛍は木の葉に捉まって点滅を繰り返すだけ。蛍ではなくクリスマスツリーの超小型LED電飾ではないかと思ったくらい。やはり日本の蛍のほうは風情があって情緒を掻き立てられる。所変われば蛍も変わる、か。