チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

WBCで日課が狂った

 

チェンライ土曜市から

同上

同上

茣蓙

青梅を売っていた

黒いバナナ、原生種に近い

WBC日課が狂った

■いや、興奮しました
はてなブログを利用して原稿をアップしている。このブログは2週間先まで予約投稿ができる。自分のブログアップ回数は週2回であるから、4本の原稿ストックがあれば、2週間、旅行に行っても、入院してもブログは続く。それで何時も4本の余裕を持つようにしている。
通常、原稿がアップされる月曜、木曜の2,3日前に予約投稿しておく。アップ日前日となる日曜、水曜に新しい原稿を一本書く、がいつもの流れだ。

3月22日(水)は原稿を仕上げる日であったが、忙しくて原稿を書かなかった。どうして忙しかったかというとワールド・ベースボール・クラシックWBC)で侍ジャパンアメリカを下し、3大会ぶり3回目のWBC制覇を果たした日だったからだ。お勧めユーチューブはWBCで埋め尽くされた。決勝戦の9回、大谷とトラウトの対決場面は何度見たかわからない。三振を取るとわかっていても大谷投手と一緒に拳を突き上げる。ストック原稿が一本少なくなっても気にならない。

アメリカ戦を前にした大谷選手の仲間を鼓舞する「声だし」もよかったし、決勝戦後のインタビューでも米リーグのレジェンドと言われる2人の解説者が狂喜するコメントを残した。翔平クンは投、打、走に優れているだけでなく、頭もいいし、性格もいいし、おまけにルックスもいい。こういう若者がまだ日本にもいると思うと気持ちが晴れやかになってしまう。

■翔平クンとの類似点
彼はお金をほとんど使わないという。身の回りのものも彼の収入からすれば超高級車とかロレックスやオメガといった高級腕時計を持っていてもおかしくないのだが、モノには恬淡としているという。お金を使わない、は自分と同じだ、と思ったが、彼は使えるけど使わない、自分は使いたくても余裕がないので、使わないという違いがある。

WBCに馳せ参じた日本選手は、少しでも参考にしようと、翔平クンの一挙手、一投足を観察していたという。WBCの日本チームメンバーが発表されたのが1月、2月17日から宮崎と名古屋で練習、強化試合を行った。3月8日から本戦が始まった。ベテラン、ダルビッシュ有投手は主将格で若手の面倒をよく見たそうだし、翔平クンも若手を励まし、アドバイスを惜しまなかったという。お陰でいいチームができたと栗山監督も言っている。

ダルビッシュが焼肉をチームメンバーに奢ったという話も読んだ。みんな仲がいいから、いつも連れだって外食にでかけていたのかと思っていた。でも大谷選手は3月3日に侍ジャパンに合流して、外食をしたのは4回だけという。外食してもフライドチキンは決して口にしなかった。その代り、卵はよく摂り、朝食の時に茹で卵を3個は食べていた。それを見た佐々木 朗希投手が真似をして茹で卵を食べ始めたが口がパサパサになってあきらめざるを得なかったとか。大谷選手に関する話題はすべてユーチューブになっている。侍ジャパン、各選手の大谷評もすべて好意的で、誰にも好かれる人柄であることがわかる。

実は自分も翔平クンに倣って、外食はしていないし、フライドチキンは口にしていない。卵も日本と違って10個130円くらいであるから、1日4個くらい食べている。食生活を真似したところで、野球はもちろん、テニスがうまくなるわけではないが、素晴らしい存在に形だけでも近づきたいという気持ちはある。後期高齢者にこれだけの影響を与えてくれる翔平クンはそれだけ素晴らしいのだ、と断言できる。

■よきモデルとして
まだ現役の頃、韓国人からこのような話を聞いた。「日本人は一人一人を見ると豚だ。その点、韓国人は、一人一人は龍だ。ところが集団になると日本人は龍となり、韓国人は豚になる」。

侍ジャパンの世界制覇で示されたことは「日本人は一人一人が龍であり、集団になれば更に強大な龍になる」ということだ。チェコでは侍ジャパンの振る舞いにチェコを上げて尊敬の声が上がっている。日本と対戦した各国のチームは侍ジャパンが強いから称賛しているだけではない。選手、ファンの立ち居、振舞いに日本古来の品格を感じ取っているからである。

そりゃ、特に選ばれた一流選手だけを見ているからで、一般の日本人にはセコイ奴も多いよ、という声は承知の上であるが、タイの片田舎、チェンライに住む我が同胞を見るタイ人の目も好意的と言っていい。時には好意的過ぎると思うこともある。これも我が先輩が築き上げてくれた日本ブランドのお陰と感謝している。

自分もフライドチキンをやめて卵を食べるだけでなく、自然と周りを明るく、前向きにする翔平クンの言動を見習うべきだと思っている。