チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

LGBT理解増進法に反対

チェンライの花祭りから

同上

同上

同上

同上

同上

 

LGBT理解増進法に反対

■ちょっと待て

その昔、人間は25年の寿命しかなかった。それに引き換え、馬、犬、猿は100年の寿命を持っていた。馬が神様のもとへ来て「100年もこき使われるのは大変なので25年分を人間に渡したい」。神様は了承した。次に犬がやってきて「100年も吠え続けるのは疲れるので25年を人間に渡したい」。猿もやってきて「100年も人に見られて暮らすのは...」と25年を人間に渡すことになった。

こんなわけで人間は、馬、犬、猿から25年ずつ貰って100年の寿命を得ることになった。しかし、人間らしく生きられるのは始めの25年だけで、その次の25年は馬のようにシャカリキに働いて過ごす。そのあとの25年は犬のように吠え付いたり、嚙みついたりの不平不満の生活を送る。そして76からの25年は恍惚の人となって人に眺められて過ごす余生となる。

この話は司馬遼太郎の随筆で見たと記憶している。自分は高貴幸齢者である。だから紅旗征戎我が事に非ず、ボンヤリと陽だまりで干し芋をかじり、酔生夢死の穏やかな日々を送っていてもおかしくない。

それなのに最近の岸田内閣に我慢がならず、まるで犬の如く御政道に噛みついている。自分が思うことはすでに多くの保守論客が論じているから、今更書いてもなあ、とは思う。でもLGBT理解増進法に関しては、どうしてもおかしいよと言わざるを得ない。

マスコミが賛成に回っているものだから、テレビの世論調査では6割の人が法案に賛成と答えている。確かに「差別」は良くない。だからと言ってLGBT理解増進法に賛成、は短絡的に過ぎる。産経新聞産経抄2月18日に自分の言いたいことがまとめられていたのでご紹介したい。

 

産経抄2月18日付

女性2人をレイプした男性が裁判中に性別を女性に変更し、女性刑務所に収監される―。冗談のような出来事が、英北部スコットランドで実際に起きていた。米誌「ニューズウィーク」が9日にネット配信したジャーナリスト、コリン・ジョイス氏のコラムで知った。

▼折しもスコットランド議会は、出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダーの権利保護のため性別変更手続き簡易化法案を進めていた。法案反対派はトランスジェンダー嫌悪と決めつけられていたが、「懸念はもっともだった」(ジョイス氏)

▼日本では最近、「心は女性」と周囲に説明していた男性が、部下の女性2人にわいせつな行為をしたとして準強制性交などの容疑で逮捕された。警察は女性の警戒心を解くために噓をついていた可能性があるとみている。同様の事例は過去に珍しくない。

▼「性的指向性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない」。岸田文雄首相は、オフレコで性的少数者に対する差別的な発言をした元秘書官を更迭した際、強調した。更迭をきっかけに国会では、LGBTなど性的少数者への理解増進法案を推進する動きが強まっている。

性的少数者の権利を守るのは当然として、「性自認」の部分はどうか。令和3年に自民党が同法案を議論したときには焦点の一つだったが、今回は忘れられている。「心は女性」を装う「心も体も男性」が、女湯や女子トイレに侵入しやすくなるとの懸念はいつ解決したのか。

国際政治学者の島田洋一氏によると、米国では共和党議員のほぼ全員がLGBT差別禁止法案に反対で、成立の見込みはない。主な理由は定義が曖昧で、「女性の権利、女性に対する保護を掘り崩す」である。(引用終り)

 

性自認は言ったもん勝ち

私は女だ、といえば認める以外にはない。心は女性の男子が女子陸上競技大会に出場し、本当の女性を抑えてメダル独占ということが欧米では起こっている。

カミさんが嫌いになったら「俺は女だった」と言って裁判所で離婚事由のお墨付きをもらう。離婚後、「やっぱ、男だった」もしくは「同性婚」と言って若い女と暮らすことも可能となる。それよりも「お父さんは女なんだよ」といわれた子供のショックはどうか。これまでの伝統、社会、家族関係はズタズタになる。欧州では小学生にLGBT教育を行い、10代で自分は女か男か決めさせるという。日本でもそうなる可能性がないとは言えない。

左翼の付け目は、「差別」を梃に伝統を破壊し、社会を無秩序に陥れることにある。人権を声高に叫ぶ人が一番、人権に冷淡だ。LGBT法案は彼らの社会破壊の手段であり、LGBTの人を救うことが目的ではない。

LGBTに悩む人の多くは子供の時に性的虐待を受けているという。そしてLGBTの自殺率は高い。周りで自殺した人、多いんですよ、とカルーセル麻紀さんが言っていた。差別反対、人権擁護を叫ぶ人はLGBTの心の悩みに寄り添っているのだろうか。