チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

ワールド・テニス・ツアー・チェンライ

 

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やっと手に入れた観戦者証

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細木選手

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細木さんのサーブ

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サラチップさん

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サーブを待つ

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休憩中、彼女はシングルス準々決勝まで行った。


ワールド・テニス・ツアー・チェンライ

■観戦資格を得るにひと悶着
3月末から市営テニスコートは出入り禁止になった。4月4日からトーナメントが開始になるのだが、3月末にはタイ人選手に交じって外国人選手もコートで練習を始めた。組み合わせ表とかパンフレットなどがもらえるかもしれないと、試合開始前日にコートに出かけた。受付でガイドブックなど貰えないか、と訊ねたが何もないという。受付の壁にはすでに対戦表が貼ってあった。コートでは選手が練習をしている。写真を撮ろうと観客席に行こうとしたら係員に制止された。72時間以内のコロナネガティブの証明書がいるという。ワクチン、2回接種してるんだけどダメ? ダメです。PCRもしくは抗原検査ATKの英文証明書がいるという。
そんな、と思ったがテニス・ツアーでクラスター発生となれば大変だ。主催者の心配ももっともだ。観客席でなくても遠く離れた場所から観戦できるがめったにない機会である。どうしてもかぶりつきで一流選手の動きを追ってみたい。

運動場から市内にあるチェンライ・インターという大病院に行く。日曜でも開いているし、バイクで転倒した時、診てもらったことがある。鼻に綿棒を突っ込まれ、待つこと15分、英文のコーヴィッド・ネガティブの証明書を手に入れた。その足でコートへ駆けつける。受付の女性は満足そうに証明書をチェックし、GUESTと書かれた首掛け証明書を呉れた。これでお出入り自由、嬉しいことに観戦は無料だ。
改めてエントリー表を見てみると男女200名ほどの選手が参加している。地元であるからタイ選手が多いが日本からも十数名参加している。

観客席の後ろにコーチとおぼしき中年女性と数人の女の子がいたので日本からですか?と聞いてみた。ええ、日本人ですが、私たちオーストラリアから参加しているのです。有望若手選手が豪州、米国、スペイン等にテニス留学すると聞いていたが、コーチも含め、豪州からと聞いて驚いた。

■トーナメント開始
練習をしている選手を見た。一流テニスプレーヤーへの登竜門ともいうべきトーナメントであるから若い選手が多い。三波春夫東京五輪音頭、「すがたかたちは違っていてもいずれおとらぬ若い花、ヨイショ、コリャ若い花」ではないが、若くてきれいな子が多い。日頃、若い人を見ることがないのに、均整の取れた美男美女が目の前を行き来する。それだけでも眼福と言っていい。ただ歩くだけでなく、力いっぱいの美しいプレーを見せてくれる。ヨボヨボテニス愛好者としてこれほどの歓びはない。

初日、細木祐佳選手とタイのサラチップ・オウンムアン選手の試合を観戦、細木選手も美人だったが、サラちゃんは芸能界でも十分通用する美少女だった。健康的で愛くるしい。自分ももう少し若ければ、サラちゃんの追っかけになったかもしれない。
顔は可愛いがラインぎりぎりに伸びるリターンは力強く、細木さんもなかなか追いつけない。試合は細木さんが2セット続けて落としてしまって終了。ゲームの合間に日の丸の小旗を振って応援したのだが実らなかった。試合のあと、「お疲れ様でした」と声をかけた。「ありがとうございました」と言ってくれたところをみると日の丸は見えていたらしい。続いて小林ほの香選手の試合が行われた。シャワーを浴び終えた細木さんが観客席に来たので、ずうずうしく話しかけて、彼女の解説付きで観戦した。

その後も何人かの女子選手と話す機会があったが、コート上での闘志を全く感じさせない、礼儀正しい女性ばかりだった。日本にいたなら「ナニ、このジジイ、キモッ」とお嬢さんに無視されてしかるべき自分である。淑やかで美しいプロテニスプレーヤーと親しく言葉を交わすことができて、恐悦至極に存じた次第である。チェンライにいてよかったなあ。

■テニスもやってます
トーナメント初日、受け付け辺りにテニス仲間のエディやロバートがいた。ラケットを持っている。あれ、どーしたの。ナニ言ってんの、第9コートで朝7時から8時45分までプレーできるんだよ。へー、知らなかった。

翌朝、早起きして7時にコートに行ってみた。第9面は他のコートと違って東西に延びている。ということは朝日、夕日が目に入ってプレーし難い。選手の練習コートであるが早朝はお目こぼしで我々も使用できるらしい。
6セット先取のダブルスを2セットやって、帰宅してシャワーを浴び、カメラを持ってコートへ取って返した。こんな生活がトーナメント期間中、続きそうだ。