チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

入国制限緩和

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チェンライ、ワット・プラケーオ

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望遠で

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このお寺は蘭の花でも有名

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いつも花がある。

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チェンライ中央市場に近いお寺

 

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入国制限緩和

■ニュースはウクライナだけ
ロシアのウクライナ侵攻で、オミクロンも岸田政権のだらしなさも韓国大統領選もニュース価値がなくなったかのように思われる。漸く日本ではいわゆるマンボウ、蔓延防止等重点措置が全国的に解除される。つい先日の諮問員会で「感染者数は増えてはいないものの高止まりで新型による感染拡大も心配される」のでマンボウが継続されることになった。感染者数の減少が見込まれるとしても、マンボウの解除により感染が拡大したら責任を追及されるかもしれない、飲食店、娯楽施設には申し訳ないが補償金も出していることだし、安全を見てマンボウ続行ということになっていたのではないか。

国民の健康を第一に考え、というがその陰で助成金補助金に名目で国費が垂れ流され、ビジネスは停滞する。そのコストは結局、国民に掛かってくるのだが、誰もそれを言わない。助成金の不正受給を受けた新聞社、テレビ局の人が、逮捕されているが、このような不正受給は相当数に上るのだろう。国費のばらまきは、出すほうも貰う方もモラルが低下してロクなことにはならない。早く、感染症前の生活に戻り、通勤、通学してその本分を果たす、これが真っ当な生き方ではないか。働かずにお金を貰う、試験無しで単位がもらえる、これは人をダメにする。

働かずに年金で暮らしている人間が偉そうに言うべきではないけれど。

■日タイ、入国緩和動向
在外の邦人が日本に帰国する際、3回のワクチン接種を受けていれば無条件に入国、移動できる。2回しか接種していなくても入国時に3回目を接種してもらって、移動は自由となる。外国人については入国緩和が進んでいるが、岸田政権の「水際対策」は国民に受けて、内閣支持率向上に寄与したのでまだ厳しめだ。各国の様子を見ながら遅ればせに対ロシア制裁措置を取る岸田政権であるから、思い切った独自の緩和策は打ち出せないだろう。

ところでタイの入国緩和策はどうなっているか。プラユット政権はタイ国内の感染者数が増加しているにも関わらず、果断な入国緩和策を打ち出している。日本も見習ってほしいくらいだ。
まず、感染者数の推移であるが、昨年12月は1日平均3千人ほどだった。現在は1日2万人を越えて高止まり傾向だ。タイ国内の感染は拡大している。
こういった状況であるが、3月にタイ保健省はパンデミックをエンデミックへと移行する4段階の計画を発表し、段階的に規制を緩めていき、7月1日にはパンデミックは終了とし、エンデミックを宣言するという。これによりすべては通常通りの生活に戻る。

保健省によるエンデミック移行計画は4つのフェーズに分かれている。

第1フェーズ(3月12日から4月初旬):Combatting
病気の蔓延を抑えるための対策に焦点

第2フェーズ(4月から5月):Plateau
感染者数を低く抑えることに焦点
4月から5月には、テスト&ゴー到着初日の検査をPCRからATKに変更する。

第3フェーズ(5月下旬から6月30日):Declining
1日あたりの新規感染者を2,000未満で維持することに焦点
5月下旬からは6月には、ワクチン接種済みなら入国時の検査を不要とし、バーやパブなどの娯楽施設を再開可能とする。

第4フェーズ(7月1日):Post-pandemic
パンデミックからエンデミック(風土病)に移行する
7月1日には、入国制限を撤廃し、ワクチン非接種者であっても検査なしで入国できるようにする。

■東南アジアは緩和促進
どうやらタイは一気に規制緩和の方向へ進む気配が濃厚だ。現在はテスト&ゴーの規制があり、タイ入国者は1泊のPCRホテル隔離が条件となっている。またコロナ保険の付保、出国に際してのPCR 英文検査証明書等、いろいろ準備が必要でコストもかかる。まだタイ行きの航空便も少なく、日本から来る場合、諸費用は片道で10万円ほどかかる。
2020年以前はバンコク―東京、往復5万円以下という格安チケットもあった。

自分は朝、チェンライを発って、午後にチェンマイ発、台北行きの便に乗り、台北で1泊、翌日に日本各地へ、というコースがお気に入りだった。機内滞在時間が3時間なので、気分的、体力的に楽である。台湾は現在、外国人観光客の入国を認めていないが、今年後半には入国制限緩和が見込まれている。次回の帰国は台北経由となりそうだ。

3月からバリ島、ベトナム、マレーシアでは入国制限解除となっており、東南アジアで観光客争奪のため、一層の規制緩和が見込まれている。中国人のインバウンドはもう望み薄であるが、一度、いやまた日本に行きたいというタイ人はたくさんいる。アジア各国の対策を参考に日本も早く「水際対策」の解除を決定してもらいたいと思う。