チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

新型フォルツァを購入

新型フォルツァフォルツァ

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家の前で、後ろはカリビア

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フォルツァ350

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同上

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同上

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フォルツァ300


新型フォルツァを購入


■スクータ買換えを決心
ホンダのフォルツァ300を購入したのは2014年のことだった。8年で5万3千キロを走破、思えばラオスに何度も行ったし、バンコク、プラチュアップキリカーン、ホアヒン、スコタイ、カンチャナブリを共に走破した。1日で680キロ走ったこともある。これは我が1日のバイク長距離走行記録でもう破られることはないだろう。

昨年、チェンライに戻って、フォルツァの新型が出たことを知った。ネットで見ると排気量はフォルツァ300が279㏄であるのに対し、新型は330㏄で最高速度、加速性能もアップ、タンク容量は11.5Lと340キロ以上の航続距離を実現している。現有フォルツアはで走行200キロを超えるとガソリンスタンドを探す必要があった。

新しいものはいい。年を考えるともうバイクに乗れる時間はあまり残されていない。8年落ちのバイクで辛抱するか、それとも新型フォルツァにするか。昨年12月に市内のホンダショップを訪れた。フォルツァ350の入荷は2022年の1月中旬になるという。チェンライに2台の割り当てがあるようなことをいう。乗っていったフォルツァの下取り価格を聞いてみると、車検証と走行距離を携帯で撮って、待つこと3 分、「3万5千バーツ(12万円強)です」。高いのか安いのかわからないが、新車を買うときの下取りだから妥当なのかもしれない。日本だったら中古バイクとしては殆ど値段が付かないのではないか。

フォルツァ300を手放す
ブアさんに新しいスクータを買うと言ったら、ケーレオ(年寄りなのに)と大反対。彼女は旧社会党と同じで何でも人のやることに反対する。いうことを聞いていたらテニスにも行けず、タンブンに出かける以外は家に籠りっきりになる。古いフォルツァはどうするのか、と聞くので下取りに出すと答えた。彼女はホンダの店員と同じく、車検証と走行距離を携帯で撮ってあちこちに連絡した。フォルツァラオスの山道で転倒したことがあり、少しキズが付いている。タイでは中古車売買に関してそれほど外観は考慮されないと見える。

ブアさんの村の人がフォルツァを欲しいという。見に来ていないのだが4万バーツ(14万円)払います、とのこと。1月の20日に、フォルツァ購入希望の男性がやってきた。年は30代後半か、我がスクータを見るなり、「買います」。2,3日前に車検を済ませ、1年の任意保険に入っていたことも心証を良くしたようだ。彼はそのままフォルツァに乗ると100キロ離れたパヤオに行ってしまった。残った奥さんが4万バーツプラス保険代を現金で払ってくれた。車検証は自分名義になっているのだが、所有権の移転はどうなるのだろう。その後、ブアさんの携帯にフォルツァに跨る買主の写真が何枚も送られてきた。手放すには心残りがあったが、新しい所有者に可愛がってもらってフォルツァも幸せだ。

■1月遅れで入荷
1月中旬に入荷するはずのフォルツァ350は1月下旬になってもホンダに来なかった。2月になってやっと入荷の知らせがあった。2週間以上、バイクがなくて不便な思いをした。ちょっと出かけるとき、車でもいいのだがバイクだと気楽、バイクならどこにでも停められる。

車体のカラーは黒を希望していたのだが、入荷したフォルツァは黒と青のツートンカラー、ちょっとどうかと思ったが、黒車体の入荷は2カ月後になるという。そんなに待てない。即決で購入することにした。
全額を即金でホンダに支払った。店員は「じゃ、乗っていく?」。乗用車を買った時もそうだったが支払いが済めば、そのまま乗って帰れる。陸運局への登録手続きは1週間後、それまでナンバープレート無しで走行できる。警察もああ、新車だ、と見逃してくれる。

翌日に友人の車でホンダショップへ。運転、操作方法をざっと聞いてフォルツァ350に跨った。ガソリンはサービスしてくれないのでまずはガソリンスタンドへ。ガソリンのサービスはないが、フルフェイスのヘルメット1個とTシャツを呉れた。登録費用も店負担のようだ。
家に戻ったらブアさんに散々文句を言われた。年寄りは年寄りらしく、という。こっちは老い先短いんだ。好きなことさせてくれよ。ウジウジとやっぱり新型フォルツァを買えばよかったかな、と後悔の日々をおくる必要もない。ツーリングを楽しむ古希越え老人、日本では顰蹙を買うかもしれないが、こちらではブアさん以外に関心を持つ人はいない。

ナンバープレートも車検証もないフォルツァの試乗を始めてすぐのことだった。危うく死にかけるという事故に遭遇する。好事魔多し・・・。(続く)