チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

数字で説明して

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昨秋の院展から

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金色主体の荘重な絵だが顔はあっさり

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現代の菩薩様か

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宗教と美女の関係は?

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布地の質感がよく出ている

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衣装に目がいくよう、口許以外は平凡に

 


数字で説明して


■死者の数を比べてみると
今年は本人や主人が認知症と書かれた年賀状を何通も受け取ったと友人が言う。本人が自分でボケたと言うのであれば、それほど心配はないと思うが、中には悲惨なケースもあるのだろう。

老人化社会に突入、認知症患者は増える、あなたも認知症予備軍といわれて久しいが、認知症に罹患する老人の割合は20%ほどである。2割といえばイチローはもちろん、翔平君の打率にも及ばない。ウチは母が認知症であった。兄、自分、弟夫婦の4人と合わせ、近親者5人の2割分は母が背負ってくれたから、自分たちは大丈夫ではないか、と思っている。8割の老人はボケないのだから心配する必要はないし、それに防ぎようもないのだから心配しても仕方ない。

ところで、武漢肺炎で亡くなったとされる人は2年で2万人ほど。一方、がん疾患で亡くなった人は2020年の統計では37万人、心筋梗塞などの心疾患で21万人、老衰、クモ膜下出血などの脳疾患でそれぞれ11万人亡くなっている。2020年に武漢肺炎で亡くなった人は3,466人で1日あたり9.5人、同年の自殺者は2万人、1日あたり54.8人だ。

政府は感染症対策費として77兆円の予算を投じた。これだけの財政出動をしたおかげで感染者、死者が少なかったのだ、といえるかもしれない。でも自殺者対策にせめて1兆円ほど使っていれば自殺者の2割、つまり4千人、感染症での死者を上回る命が救えたのではないか。

■「過去最多」で脅かさないで
レバ、タラの話をしても仕方ない、といわれるかもしれないが、数字とその推移、各国比較の中から、恐れるべきは何か,どう恐れるべきかの判断をすべきだし、マスメディアは冷静にその判断材料を提供すべきだと思う。77兆円もの国費が投じられたのだから、その半分くらいは武漢肺炎発生元の中国に請求してもいいと思うのだが、そのような声は全くない。

原稿を書いている時点で34都道府県に「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が適用されている。いわゆるマンボウであるが、このマンボウでオミクロンがどのくらい防げるのかわからない。ワクチンを打っていても打っていなくても罹る。何処で誰からうつされたかわからない。空気感染だという話もある。専門部会の尾身会長は「4人以上の会食は控えるように」というが4人以上だと感染は防げないのか、4人以下の会食だと感染は防げるのか。これまで都知事から、今が勝負時です、みんなで頑張っていきましょう、といわれ続けてきたが、どう頑張るんですか。手洗いとマスクですか。ウィルスはマスクでは防げないし、欧米ではもうマスクはしていませんよ。

■使い道を精査してほしい
ここ2年、医療現場や担当省庁、自治体、関係部署は大変だったと思う。とにかく対策を取らなければいけない。今、家が燃えている火事現場で、雨が降ればなあ、とかボーイング747の消火機が飛んでくればなあ、といっても始まらない。できることをすぐ始めなければいけない。そのための予算ならどんどん出る。なんせ77兆円も出たのだ。出てしまったものは仕方ないが、会計検査院に限らず、マスメディア、知識人は巨額の予算がどう使われたか、費用対効果はどうだったのかの検証を是非、してほしいと思う。

経産省の若手官僚とか沖縄の新聞記者が休業補償金を詐取した事件は報道された。その後この手の事件は殆ど報じられていない。支援を急ぐあまり手続きに多少の不備はあっただろうし、そこに付け込んだ人や組織はかなりの数に上るのではないか。詐取も問題だが、それよりも大きな禍根を休業補償は残したと思う。つまり、働かずにお金を貰う、これに慣れてしまえば確実に人のモラルは低下する。額に汗して働いて、人に喜んでもらい、それで稼いだお金で生計(タツキ)の道を立てる、これが古来からの日本人の真っ当な生き方だったと思う。書類を整えればドンと国や自治体から口座にお金が振り込まれる。感染症太りといわれる人を、貰えなかった、或いは貰い足りない人が羨んだり妬んだりする。

ベッドが足りないと言って医師会は補助金でベッドを確保したが、実際は患者を受け入れず、補助金をただ取り、2,3年前まで赤字だった多くの病院が黒字転換したと言われているが本当なのだろうか。

あと10年もすれば、なんであんなに日本中大騒ぎしたんだろう、ということになるかもしれない。でも感染症に打ち勝った後に残ったものは日本人のモラルの低下だけ、これだけはご免被りたい。でも10年後は死なないまでもボケていて、怒る感情がないかもしれない。その方が幸せか。