チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

総選挙の争点から

f:id:hidenaka24:20211126133126j:plain

今年の日展

f:id:hidenaka24:20211126133155j:plain

猫の絵には人が一杯だった

f:id:hidenaka24:20211126133214j:plain

美人を撮る

f:id:hidenaka24:20211126133239j:plain

同上

f:id:hidenaka24:20211126133302j:plain

顔だけ大写し

f:id:hidenaka24:20211126133327j:plain

同上、


総選挙の争点から


LGBT
中露の軍艦が日本を一周したり、北朝鮮がミサイルを公示日に合わせて発射したから、安保問題が総選挙最大の争点だったのかと思っていた。でも最大の争点はLGBTだったとか。なんだかなあ。性差別は確かに問題かもしれないが、迫りくる有事に比べれば取るに足りない。ポリコレ、BLM、LGBTと米国社会は大騒ぎだが、日本でも同じような現象が起こるのだろうか。

「私は見た目、男であるが心は女性なので女とみてほしい」と言えば女性としての扱いを受けられるという。ホントかよ、と思っていたが、米国では自称女性という人が女子の陸上競技に参加してメダルを総ざらい、また筋肉隆々の自称女性ボクサーが相手選手をぶちのめすということが実際に起きているらしい。

変なオジサンが自己申告で「私、ホントは女なのよ」と言って女湯に入る、女子トイレを使用するとなったら一般の女性はたまったものではない。それともLGBTは本人の責任でないのだからおおらかに人権を認めるべき、となるのだろうか。LGBT擁護派はリベラル勢力と重なる。人権を振りかざしながらちっとも寛容でないのがリベラルだから、どうも胡散臭いと自分は思う。

■映画の偏向
帰国中に映画館で観た映画は140本を越える。洋画、邦画、新作、旧作、アニメと雑多に観た。中にはキレやすい老人に「忍耐」を教えてくれる教育映画だと思うような退屈な作品もあったが、アングル、構図、情景の遠近など、なるほど、写真もこうやって撮ればいいんだな、と感じ入る点もあった。どんな作品にも学ぶところはある。
オスカー賞を受賞するのは白人ばかりじゃないか、という「人種差別」非難があって、アカデミー賞をはじめカンヌ、ベルリン、ベネチアなどの国際映画祭でも白人以外の俳優、監督が受賞することが多くなった。また、ポリコレ、LGBTなどリベラル傾向の作品の受賞も目立つ。

昨年公開されたソフィア・コッポラ監督の「オン・ザ・ロック」は、白人の小説家ローラが主人公、黒人の夫、ディーンとの間に2人の娘があり、仲良く暮らしている。ローラは、帰宅が遅い夫が会社のアジア系女性フィオナといい仲なっているのでは、と邪推する。そうだ、尾行して突き止めようとローラの父、フェリックス(ビル・マーレイが好演)が焚きつける。夫の出張先のメキシコまで尾行するが、夫の部屋にいたのはフィオナとレズ相手の女性、あら、ご主人は仕事が早く終わったからご自宅に戻ったわよ。急いで帰宅したローラは全てを夫に告白し懺悔する。
たわいのない話だが、人種混交、レズ、ゲイとポリコレ、LGBTと盛だくさん。
最近、「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」を観た。聴力を失っていくドラマーの話。アカデミー賞を2部門で受賞している。ポリコレ、LGBTときて次は身体障碍者か、と少し暗い気持ちになった。

ノーベル賞
ノーベル賞は科学関連の先駆者に与えられるものだと思っている。物理、化学、医学は受賞者と同じ実験をして同じ結果が得られる。平和賞、文学賞、経済学賞は実験できない。だから正しいかどうか確認できない。

今年のノーベル物理学賞に、真鍋淑郎先生=米プリンストン大学上席研究員=の受賞が決まった。地球温暖化の将来予測計算の先駆としての業績が認められた。めでたいことではあるがキヤノングローバル戦略研究所研究主幹、杉山大志氏は次のように述べる。
いまや温暖化は科学というより政治問題になっている。今回の物理学賞も利用されている。今回の受賞をもって「温暖化の科学は決着した」「CO2削減は待ったなし」と言う人々がいる。だがそれは違う。
真鍋先生は気候変動モデルを開発し、温暖化の計算をした。だが地球の気候は複雑なので、その計算は、多くの便宜上の仮定を置いたものにすぎない。その後の多くの研究でも、将来の予測は誤差が大きいままだ。
真鍋先生は、多くの仮定に依存するモデルの限界を認めていて批判者の意見を聞き議論をする。本当の科学者は「科学は決着した」などとは言わない。CO2削減についても真鍋先生は合理的だ。新しいエネルギー技術の開発に投資することが大事で、今すぐ排出を減らすために大金を使うのは効率が悪い、と述べている。

リベラルのアジェンダである温暖化対策の推進のためにノーベル物理学賞が利用された、という見方もある。オバマ氏が何の実績もない大統領就任直後に受賞したように、ノーベル平和賞のリベラルな党派性は明らかだった。それが物理学賞にまで及んだのかもしれない。(引用終り)
グーグルは「温暖化」に反するネット記事に制限を加えるという。いやな世の中になったものだ。