期間限定、紫陽花
紫陽花
同上
鎌倉の紫陽花
白い紫陽花
線香花火風紫陽花
ワクチンを接種した
■思ったより早めに
どうも各自治体の能力によって差があるようだが、我が品川区の65歳以上74歳未満の老人に対するワクチン接種予約が6月14日から始まった。
ネットに慣れていないせいか、なかなか予約画面に辿り着けない。結局、知り合いを頼って区外の個人病院で接種を受けた。たまたま空き一人分があったので6月21日の接種、日本は予約をすれば必ず、接種してもらえる。面倒なようではあるが約束が守られる国だ。接種した夜と翌日に腕の痛みを感じたが、我慢できないほどではない。
タイでも6月7日から無料接種が始まっているが、予約、ワクチンの確保、配送がスムーズにいってないようだ。また接種ワクチンにはアストラゼネカと中国製があり、病院に行ってみないとどちらが接種されるかわからない。予約はしているがシノバックならやめるという邦人もいる。プラユット首相が報道陣の前でワクチン接種のパフォーマンスをしようとしたが、ワクチンが中国製と判明し、急遽、接種を中止した。その後、アストラゼネカのワクチンを接種したと聞いている。タイ人にも中国製は人気がない。
ワクチンは生理的食塩水で5倍に希釈して接種される。ところがタイでは希釈前の原液を5名に誤って注射、結果5名は病院に担ぎ込まれ、1名は死亡した。日本でこんなことがあったら大騒ぎだ。タイでは接種が原因で死亡したら見舞金が40万バーツ、約130万円支払われる。チェンマイの日本総領事館からタイで接種を受けてもそれは自己責任で、タイ、日本からの補償はありませんというお知らせが回っていた。日本では製薬会社に代わって政府が賠償責任を負う。自分が、ワクチン接種が原因で死ぬと数千万円支払われる。息子たちは、ああ、お父さんはシニバナを咲かせたと喜ぶだろう。
■数字の示し方
相変わらず、マスコミは今日の陽性者はxxx名、死者はxx名と不安を煽るが、数字を出すのであれば、陽性者、重症者、死者の推移を示し、現在の状況が過去と比べどうなのかを示し、医療崩壊が起こる可能性について説明をしてほしい。
ここ数日の東京の陽性者は平均300人台、5月には1日2,000名を超える日が何日もあった。6月に1,000名を越えたことはない。収束に向かっている、と自分でも思うが、いまだにマスコミは感染拡大、オリパラ中止を訴えている。バッカじゃないの。
もう一つ、感染症をめぐる数字で抑えてほしいことがある。世界各国の陽性者数、死者数との比較である。英国では毎日、1万人ほど、米国でも収束したとはいえ、日本の3倍近い陽性者が出ている。それでもサッカー場や大リーグのスタジアムは満員盛況だ。マスクの着用も義務ではなくなった。
先進各国から見ると、日本はすでに武漢肺炎収束の国とみられている。いや、日本より陽性者、死者の少ない国は沢山ある、という人がいる。でもこの騒ぎを見ていて、ちゃんと国内の陽性者数を集計できない国はいくらでもあることが分かった。自分が歩いた国、例えばウズベク、ラオス、カンボジアなどは集計する人も組織もないと思う。そもそも医者にかかれない人も少なくない。統計とか道路の状況は国力を表す。そういえば北朝鮮の武漢肺炎感染者はゼロといわれている。
■マスク解禁は何時?
日本ではマスクしたままジョギングをさせたため、小学生が亡くなっている。プールの授業でもマスク着用とのこと。映画館が21日から全館着席可能となったが、マスクが鼻に被さっていない、と係員に注意を受けた。マスクをしていない人は非国民だ。7月12日に2回目の接種を受ける。感染の可能性は95%無くなるが、それでもマスク着用が無言の圧力となるのか。最近は気温が高く、マスクをして歩いていると汗をかき息苦しくなる。東京都は、熱中症を防ぐためにも老人、子供の「マスク解禁」を呼び掛けてもらいたい。
タイは昨年来、非常事態令を敷いて実質上の鎖国、夜間の外出禁止、国内の移動禁止といったロックダウンを行ってきた。でもそのお陰で、武漢肺炎による死者は6月22日現在で1,693名、日本の14,454名に比べると格段に少ない。但し、このところ陽性者が1日3,000人を越えており、日本の倍以上となっている。
タイのプラユット首相は先頃、ワクチン接種済みの外国人の出入国解禁を120日以内に実現したい、と発言した。10月15日までにはタイに従来通り入国できるようになるらしい。タイのことだから期待はできない。日本は何事もきちんとしているけれど、それに少し息苦しさを感じる。あのだらけたタイの生活が少し懐かしい。早く戻れればいいな。