チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

旅の必需品

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以下、故宮博物館収蔵品、これは清時代の壺

 

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商の時代の青銅器?

 

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この色を出すためには上下50度以内の焼成温度管理が必要とか

 

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龍の爪が3本だから属国への贈答用に使われたらしい

 

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展示室内




旅の必需品

■車と地図
2009年1月にチェンライに来た。到着後2日目に排気量1500ccのホンダのシティを購入した。代金さえ払えばそのまま乗って帰ることができるが、店頭に飾ってあった車だったため、ホンダのほうでチェックして2時間後に納車してくれた。車と同時に手に入れたのがチェンライ県全図である。市内拡大図が裏側に印刷されていたので、ちょっと外へ出るときは重宝した。その後、行動半径が広がるにつれて、北タイ全図、タイ全土の地図を購入した。2010年にラオスを旅行した時はチェンライ空港内の書店にラオス全図を買いに行った覚えがある。

旅に出るならまず地図、の反応はそれからしばらく続いた。2014年に友人、息子と3人でタイの海浜リゾート、フアヒンに出かけた時もタイ全国地図を見ながら目的地へ走った。でも今時、地図を参照しながらドライブや旅行をする人はする人は稀だろう。ITアプリに弱く、携帯の機能をほとんど使いこなせない自分でも、もう旅行に地図を持参することはない。また道に迷う心配もない。グーグルマップが使えるようになったのはここ1,2年の話であるが、グーグルは旅の歴史を変えた、と思うほどの衝撃だった。

■Gマップに目覚める
昨年1月にミャンマーマンダレーを旅行した。イワラジ河クルーズで偶々乗り合わせた邦人、Aさんは翻訳ソフトで現地語を操り、グーグルで現在地を確認し、グラブでタクシーを呼び、ホテル、航空券のチケット予約を携帯で行っていた。これがあれば世界中どこでも行けますよ。彼の言葉にいたく感心した。携帯があれば何でもできるんだ。それまでパソコンで航空券やホテルの予約をしたことはある。携帯にも機能があることは知っていたが、彼のように使いこなしてはいなかった。
日本を含むアジア各国でWiFiが使えるシムがあるらしい。ラオスではどんなにショボいGHでも一膳飯屋でもWiFiが使えたが、日本ではそうなっていない。今度帰国する時はシムを入れ代えなくては。

今、自分の携帯は使用料月100Bの4ギガのWiFiが入っている。タイ全土で使える。常時接続になったので、長距離ツーリングではグーグルを使用するようになった。例えばチェンライの我が家からパタヤと入力する。すると918キロ、11時間38分という行程と地図上のルートが示される。
フォルツァにUSBポートがあるから、そのまま携帯に差し込む。これでバッテリー上がりの心配はない。一方、ブルートゥースで音を飛ばす。スクータを走らせると、時折イヤホーンからこの先300m左折、とか道なりに、という指令が流れてくる。この指示通りに走れば目的地に行けるわけだ。車のナビを使ったことがなかったので便利なものだなあと感動した。カセットテープで演歌に聞き入っていた世代がCDを飛び越えてUSBからの高音質のジャズを聞くほどの驚きはあった。

■旅行代理店受難の時
台湾各地でタクシーを利用したが、タクシー運転手も携帯をナビとして使っていた。台南では、間違って住所を書き写していたため、運転手さんはホテルに電話をかけて目的場所に連れて行ってくれた。番号検索や翻訳アプリでも携帯が活躍、携帯なしではスムーズな旅はおぼつかない。
台南から金門島に飛ぼうとしたが、直前だったため満席、それで高雄に1泊して高雄から金門島に飛んだ。高雄、金門島のホテル予約も航空券の購入も携帯を使用した。携帯での航空券の購入は初めてのことだったので多少の達成感はあった。

昨年、英国で178年の歴史を持つ旅行代理店、トーマスクックが倒産した。世界で初めてグループ・ツアーを始めた会社である。倒産理由は誠に簡単、自分のような素人が同社と同じようなホテル、切符の予約ができるようになったからという。トーマスクックと同じビジネスモデルの日本の旅行代理店も将来が危ぶまれる。

■旅に必要なもの
日本旅行㈱の「海外旅行の持ち物チェックリスト」https://www.nta.co.jp/kaigai/special/mochimono/ には旅券、航空券、現金、カメラと共に携帯も掲載されているが小型PCはない。会話帳や辞書と並んで、石鹸、タオル、トイレットペーパーなど現地調達可能な品物も掲載されており、些か時代遅れの感がある。
これからは持ち物もさることながら携帯と習得すべきアプリのほうが旅で威力を発揮する。

詳しくは、例えば「海外旅行で役立つ アプリランキングTOP10」https://app-liv.jp/hobbies/traveling/3459/ が参考になる。
先ずは、Google翻訳、次にGoogleマップ、携帯をかざせば即座に翻訳してくれるWorldictionary Lite、 その他、同時通訳が可能なMicrosoft 翻訳、何処にいるかすぐわかるGPS ナビゲーション、為替換算アプリなどの無料アプリが紹介されている。使いこなすか、それとも旅に出る元気が無くなるか、どちらが先に来るか分らないが、技術習得に頑張ってみたい。