チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

「嫌韓」から「嗤韓」へ

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嫌韓」から「嗤韓」へ

■共に地獄党
先日、ユーチューブを見ていたら経済評論家の渡邉哲也さんがこう言っていた。「韓国のお陰で、講演依頼が引きも切らず、うれしい悲鳴を上げております」。彼の場合、講演料は1回100万円クラスだから、喜ぶのはムリもない。7月4日に日本政府はフッ化水素を含む3品目の韓国向けの輸出管理を強化した。輸出制限でも輸出禁止でもなく、しかるべく書類を提出すれば日本から輸入することはできる。現に、半導体洗浄に使う化学物質「フッ化水素」や半導体基板に塗る感光材の「レジスト」の輸出許可は先月中に下りている。決して「経済制裁」ではないのだが、韓国は常識では考えられない感情的な反応を見せた。2国間の経済問題であるのに、WTOASEANAPECなどの国際会議で日本を非難して回っている。APECでは議長国のチリから「韓国の発言は残念だ」とたしなめられているくらいだ。

日本と戦争してみたら、いつの間にか金づるの植民地が無くなって貧乏になっちゃった、という屈辱を味わった欧米では、「苛められて可哀そうな韓国、歴史を忘れ、謝罪に応じない日本」の韓国プロパガンダを鵜呑みにするメディアもあった。

でも8月22日、韓国政府が日韓防衛当局間で軍事機密のやりとりを可能にするGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を継続せずに破棄するとの発表には、さすがの欧米も驚き、呆れた。

韓国の暴走ぶりを一番喜んでいるのは、渡邉哲也さんよりも安倍首相ではないか。文在寅大統領が何か発言する度に、安倍首相の支持率が上がる。首相は「国家間の約束を守ることが第一だ」と至極真っ当なことを言い続けてきたが、あまり浸透していなかったようにみえる。

しかし、GSOMIAの韓国による一方的破棄は世界の常識を越えるものであって、やはり、日本政府の言っていることが正しい、という認識が世界に広まることになった。文大統領はトランプ大統領金正恩委員長はもとより、世界から信用を失っている。百田尚樹さんのように、このまま文さんに頑張ってもらって、あの半島を北鮮共々、地獄に落としてもらいたい、という人がいる。確かに、このままで行くと半島の地獄もあながち冗談では済まないように思う。

 

■隣国との付き合い方
週刊誌、月刊誌、また単行本も嫌韓ものはよく売れるているらしい。元々ネットは「嫌韓」であったが、その後は「呆韓」に続き、「拒韓」へ。今は「哀韓」(韓国を哀れむこと)、「嗤韓(しかん)」(韓国を嗤う)状態になったのでは、と言われている。

筑波大学院の古田博司教授が提唱した非韓3原則、「助けず、教えず、関わらず」をご紹介したことがあるが、最近、麻生財務相がこの3原則に言及しておられた。2008年12月、リーマン・ショックにより韓国通貨危機が浮上したため、日韓通貨スワップ協定で引出限度額を30億ドル相当から200億ドル相当に増額してやった。麻生内閣の時である。しかしその後、自公政権は下野、もう麻生さんの返り咲きはないとみた韓国は手のひら返しで麻生さんに接した。麻生さんの発言には実体験の裏打ちがある。強きに靡き、弱きを侮る、韓国のお家芸だが、麻生さんが財務相、副総理として復活するとは考えていなかったようだ。

20年も前なら、政治家が非韓3原則を口にしたら、非難轟々、政治生命を絶たれてしまったであろう。でも今回の麻生さんの発言はすんなり認められて、朝日新聞ですら文句を言わなかったようだ。韓国は日本のマスコミに裏切られたと感じているに違いない。潮目は変わったのだ。

 

■なぜかこの時期に外遊
国内外で問題を抱えている文大統領であるが、9月1日から3日までタイを、3-5日はミャンマー、5日はラオスを訪問した。文大統領は2日にタイのプラユット首相と会談。その後、両国間の軍事情報包括保護協定の調印に立ち会った。日本とは破棄したが、タイとは新たにGSOMIAに調印、タイも韓国も偵察衛星を持たない国だが、どれだけ両国の安全保障に益するのかよくわからない。

ラオスでは昨年7月に南部で韓国のSK建設が建設中のダムが決壊し、死者、行方不明者数百名、下流カンボジアでも避難者2万5千人の大惨事を引き起こした。ラオス政府はスタンフォード大学の調査を元に「人災」と結論付けたが、SK建設は猛反発している。決壊事故の補償の話は今回のラオス訪問で出たのだろうか。

文大統領はタイに経済人100名を同行させ、経済支援、投資を約束した。韓国はタイ投資国としては7、8番目である。韓国人はタイ人を見下す傾向があり、タイ人の顰蹙を買っている。関係強化はいいが、タイ人に「韓国は要らない」と言われないように頑張ってほしい。