チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2010-01-01 to 1 year

アカセンター

アカセンター ■メーサロンのアカ村 アカセンターには先客が4人いた。チェンマイのテレビクルー(上から2番目)で数日に渡ってアカ族の村を訪ね、ドキュメンタリーを作っているとのこと。お茶もそこそこに彼らと近くの山に登った。前日からの雨で道はぬかる…

アカ教育文化協会

アカ教育文化協会 ■アカ協会にコンタクト 将来はアカの村に入ってアカ語を勉強したいと思っている。チェンライに来るときにネットから印刷した約2千語の英‐アカ単語集の他、「タイ山岳民俗言語入門」、ハニ-英、英-ハニ辞典を持ってきた。ハニ族は中国に住むア…

パナセリ支援 6

パナセリ支援 6 ■トラックでパナセリへ アカ族の村、パナセリは国道118号線のメータムから山道を西に25キロほど登ったところにある。道は未舗装だが急勾配の難所に限り簡易舗装されている。でもすべての難所が舗装されているわけではない。山では時にはワイ…

パナセリ支援 5

パナセリ支援 5 ■支援の経緯とその後 4月から5月にかけて「パナセリ支援」と題してアカ族の村、パナセリに幼稚園の建築資金を寄付する話を書いた。パナセリを訪問し、幼稚園建設資金の提供を約束した日本人がいた、しかしそれっきり音沙汰がなくなり、その日…

カンボジアから再びタイへ

カンボジアから再びタイへ ■バスの中で プノンペンを朝8時に出発したバスは南下してコーコンへと向かう。道路は片側1車線であるがバイク、普通車に警笛を鳴らしながら、バスはがんがん追い越しをかけていく。この国ではバスに優先通行権があるようだ。車両は…

プノンペン1泊

プノンペン1泊 ■商売熱心 国立博物館の見学を終えるとトゥクトゥクの運転手はやおらプラスチックケースに入ったA4の紙を取り出した。王宮、ワットプノン、キリングフィールド、トゥールスレン刑務所博物館などプノンペンの見所と運賃が英語で書いてある。キ…

介護ロングステイ1年7ヶ月

介護ロングステイ1年7ヶ月 ■タンブンが生きがい タイでは月に4回、タンブンに良い日がある。ワンプラー(お寺の日)という。満月、新月、半月の日に当たっていて、タイのカレンダーをみるとその日には仏様のマークが付いている。 女中のブアがタンブン好きな…

すっかりタイ化

すっかりタイ化 ■ 体はメイド・イン・タイランド 人間を構成している細胞の数は約60兆個だという。これらの細胞は常に分裂を繰り返しながら、古いものは死んで、新しく生まれたものと交替している(細胞代謝)。そのペースは、1分間に実に250万個。白血球…

「ライ王のテラス」から想う

「ライ王のテラス」から想う 今住んでいるチェンライのチェンは城、ライは13世紀にランナー王国を築いたメンライ王のことをさす。だからチェンライは「ライ王の城」だ。この名前の由来が頭にあったものだから、「ライ王のテラス」のライはモンライかミンライかライ…

プノンペン国立博物館

プノンペン国立博物館 ■プノンペン到着 プノンペンはクメール語で「ペンさんの丘」という意味だそうだ。昔、ペンという信心深いご婦人がメコン川を流れてきた朽木の中から仏像を発見した。彼女はその仏様を祭るために丘(プノン)の上に「ワット・プノン(プノ…

余り上達しないけれど

余り上達しないけれど・・・(テニスとタイ語) ■テニスを始めたきっかけ テニスは上流階級のやるスポーツと思って敬遠していた。軽井沢、皇太子様、美智子様のイメージだ。大学ではテニスラケットを持ち歩いているクラスメートを「あん人たちゃ、よか衆」と横…

バスの窓から

バスの窓から ■車は右側通行 カンボジアはフランスの植民地だった。そのせいか車は右側通行で日本やタイの逆である。慣れていないから、カンボジアに来ると道路を横切るときに「逆走」してくる車に、ひやりとさせられることがある。ウズベクでも車は右側通行だ…

シェムリアップからプノンペンへ

シェムリアップからプノンペンへ ■かつての大国カンボジア 現在のカンボジアは周囲をタイ、ラオス、ベトナムに囲まれたインドシナの小国である。しかしかつてクメール民族は、9世紀から15世紀にかけて、現在のカンボジアの国土に加えてベトナムの南半分、ラ…

シェムリアップの見所

シェムリアップの見所 ■何処を見るべきか シェムリアップはいわば寺町で300以上の遺跡群が世界遺産となっている。全部見て回るにはとても時間が足りない。効率よく見て回るにはどうすればいいか。それは旅行会社の主催する団体旅行に参加するといい。1日コー…

介護ロングステイ1年半

介護ロングステイ1年半 ■認知症のおかげでバス旅行 旅行記がシェムリアップでストップしたままだが、カンボジアに行ったのはもう1月以上前のことになる。バスにずっと乗っていただけ、という気もするが、何かと思い出深い旅行だった。バスで3千キロ以上旅す…

アンコールワット 2

アンコールワット その2 ■最後に行くべき世界遺産 トゥクトゥクの運転手は3時間後に戻って来い、といったが、マハーバーラタ、ラーマーヤナなどインド叙事詩の劇的場面やスールヤバルマン2世の偉業を彫り込んだ全長数キロに及ぶ回廊壁面を眺めているととても…

アンコールワット

アンコールワット ■入場券は20ドル アンコールワットの日の出を見る、という人気ツアーがあるのだが、バス旅行に疲れた熟年には早起きは無理だ。8時過ぎにトゥクトゥクで市内から数キロ離れたアンコールワットに向かう。途中に入場券売り場がある。大型バス…

ポルポト政治の報道

ポルポト政治の報道 ■朝日による「プノンペン解放」報道 中国に支援されたクメール・ルージュ(ポルポト派)は当時のカンボジア国民の3分の1、200万人以上を処刑、粛清、あるいは餓えと病で死に追いやった。しかしプノンペン陥落直後の朝日新聞の紙面(1975年4月…

ポルポトの虐殺政治

ポルポトの虐殺政治 ■悪夢の始まり 1975年4月17日、南ベトナムのサイゴン陥落の13日前、プノンペンは中国に支援されたクメール・ルージュ(ポルポト派)に「解放」された。数年にわたる内戦によって、首都プノンペンは、深刻な物資、食料不足に陥り、ロンノル政…

ポイペトからシェムリアップへ

ポイペトからシェムリアップへ ■索漠としたバスターミナル 2009年に完成したというポイペトバスターミナル(画像上)は代々木体育館ほどの大きさがある。天井が高く、広いのだが客が少ないため閑散としていた。中央に食堂街があり、右壁際にはチケット売り場…

そうだ、アンコールワットに行ってみよう

そうだ、アンコールワットに行ってみよう ■バス旅行の始まり ひょいと思いついてカンボジアのアンコールワットに行くことにした。常識的にはチェンライ、バンコク、シェムリアップと飛行機を乗り継いでいくのだが、ネットを見ると陸路で行けるらしい。時間は…

プーチーファーに登る

プーチーファーに登る ■研修遠足 チェンライ日本人会の会報に「第4回研修遠足、少し歩いてみませんか?プーチーファー~パータン」という案内があった。チェンライ県は山に囲まれている。トレッキングが目的でやってくる外人観光客も多い。チェンライに住んで…

介護ロングステイ17ヶ月

介護ロングステイ17ヶ月 タイに来てから17ヶ月、その間、兄は何度か一時帰国しているし、自分も2回ほど比較的長期の海外旅行をしている。また、兄弟でスコタイ、カンチャナブリ、メーホーソンなど2泊程度の国内旅行には何度も出かけた。これも母の病状を理解…

誰のための安全保障?

誰のための安全保障? ウズベクにいたときは、緊張していたし、見るもの聞くもの珍しく、ブログ原稿の種に困るようなことはなかった。多いときには10本くらい原稿のストックを持っていた。メール配信をチェンライで再開したが、このチェンライの温暖な気候が…

Evacuation Flightの思い出 3

Evacuation Flightの思い出(その3) ■4.島民挙げての救援活動■ 当時、通信機関も救助機関もない離島のこととて、救助は至難を極めたという。怒涛に揉まれ、岩礁にさいなまれ、瀕死のトルコ人達に対して、大島村民は村長沖周の指揮のもと、人肌で温め精魂…

Evacuation Flightの思い出 2

Evacuation Flightの思い出(その2) 救援機でテヘランから脱出した思い出を前号で書いた。1985年にやはり日本人がテヘランから救援機で国外へ脱出した。しかしこのときは日航機ではなく、トルコ航空機であった。なぜトルコ機だったのか。これには120年前に…

Evacuation Flightの思い出

Evacuation Flightの思い出 前号でモロー総領事のフォーラム出席の話を書いた。そこで米国はいざというときは自国民を救出するという強い意思を持ち、そのための手段を講じていることを知った。最悪の事態が起こったときは米軍の救援機が飛んでくる。救援機…

チェンライ・エキスパッツ・クラブ

チェンライ・エキスパッツ・クラブ Chiang Rai Expats ClubというNPO団体がある。米国人、英国人を中心に60名ほどのメンバーがいる。チェンライに住む者同士友情、を深め、生活の質を向上させ、楽しい集まりを持ちましょう、という一種の社交クラブだ。毎月…

タンブンと支援

タンブンと支援 タイの人は「先日は大変お世話になりました」とは言わないそうだ。何かお世話をしてあげたほうでも御礼の言葉を期待していない。日本人であったら、例えば家に招待してもらって大吟醸をご馳走になった、日本土産の蒲焼を貰った、チェンマイに行…

タクシン氏の毀誉褒貶

タクシン氏の毀誉褒貶 5月19日から28日までチェンライにも夜間外出禁止令が出された。一時はどうなることかと思ったが、幸いチェンライではさしたる事件もなくごく平穏に過ぎた。バンコクで市街戦が行われているさなか、プーケット県知事が「プーケットには日…