チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2010-03-01 to 1 month

支援の難しさ

支援の難しさ 支援と言うものは難しい。物やお金をあげると彼らをスポイルすることになる、だから彼らとの関わり方は「交流」主体で、お互い歌を歌ったり、一緒にライスカレーを食べるくらいにとどめるべきだ、という人もいる。いや、実際に困っているのだか…

夢の家からメーサロンへ

夢の家からメーサロンへ 現在、世界には3000を超える民族がいるという。しかし、国民国家の数は国連加盟国を見ても200前後である。民族自決を前面に押し出せば国際社会は成り立たなくなってしまう。国民国家における少数民族はどうあるべきか。 この点、国連…

夢の家訪問 3

夢の家訪問(その3) 夢の家は118号線からワーウィーに抜ける国道沿いにある。土地の広さは2ライ(約1000坪)。男子寮、女子寮はスレート葺、NPOの援助で建てられた。炊飯室兼食堂は茅葺、土間、壁やテーブルは竹製の質素なものだ。夢の家は小、中学校に程遠…

夢の家訪問 2

夢の家訪問(その2) アリヤさんはほとんど独学で日本語を勉強した。秋篠宮さまが北タイをご訪問された折、宮様の通訳を務めたことがあるという。話していてもその日本語にそれほど違和感が無い。しかし、ガイドという仕事は、常にお客がいるわけではない。…

夢の家訪問 1

夢の家訪問(その1) いくらタイ政府の定住化政策があるにしろ、山岳民族は本来、焼畑移動農民であるから、点在してタイの山奥で暮らしている。近くに学校があれば良いが、そうでない場合、子供は学校に通えない。山岳民族は独自の言語を使っているため、学…

タイ語の勉強 2

タイ語の勉強(その2) 乞食のタコ部屋に暮らす少年、ミンの話の続き。 それから4年たってミンは11歳になっていた。仲間の子供2人が、もう我慢できない、一緒にここを逃げ出そうと何度も誘うのだが、彼は首を縦に振らない。逃げて、もし捕まったら手や足を…

タイ語の勉強 1

タイ語の勉強 タイ語の個人教授を受けておおむね1年になる。チェンライでの生活は1に介護、2にテニス、3、4がなくて5にタイ語である。ロングステイヤーでタイ語を習い始める人は多い。しかしその95%は1年以内にやめてしまうという。簡単な日常会話が出来る…

買い物

買い物 このところ、友人夫婦や弟夫婦がチェンライに来ている。せっかくタイまで来たのだから、タイらしいお土産を買って帰りたいというのは誰もが考えることである。何がお土産にいいでしょう、と聞かれても、それぞれお好みもあるでしょうし、などと言葉に…

タイの政体

タイの政体 タイの政体は立憲君主制である。立憲君主制の国としては、イギリス、オーストラリア、ベルギー、オランダ、スウェーデン、アジアではマレーシア、カンボジア、ブータンなどがある。議論はあるが日本も立憲君主国と規定されている。欧州の立憲君主…