チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2009-02-01 to 1 month

初めてのアカ村 2

初めてのアカ村 その2 アカ族はもともとチベット高原から中国の雲南省を経由して南下してきたチベット=ビルマ語族の焼畑移動民である。タイに入ってきたのは百年くらい前でそれほど古いことではない。焼畑のための耕作地にあわせて、数年から十数年単位で村…

初めてのアカ村 1

初めてのアカ村 その1 母を連れてタイに行く、という行動は人から見ると突飛な振る舞いと思われたらしい。近所の人はもちろん、商店街の魚屋さん、介護用具の配達の人までが、「タイに行かれるんですってね」と言う。これで1月足らずでおめおめと日本に戻っ…

病院へ行く

病院へ行く 到着してから5日目に母を病院に連れて行った。自宅から西へ3キロ、アジアハイウェイ2(AH2)と国道1020が交差するところにあるカセムラッド・スリブリン病院だ。チェンライではオーバーブルック病院と並ぶ大手私立総合病院である。王室が経営に…

チェンライ

チェンライ チェンライはバンコクの北、785km、タイ最北端に位置する古都だ。ダイナミックな山々に囲まれ、特異な民俗を持つ山岳民族の故郷、また豊富な遺跡。ミャンマー、ラオスと国境を接し、両国の観光の玄関口でもある。最近はハイキングから数日をかけ…

お手伝いさん

お手伝いさん タイでは母のために介護士を雇うことを考えていた。しかし介護学校調査に同道してくれたHさんが、介護士の費用、つまり12時間労働、週休1回で月給7500バーツは高すぎる、それに掃除や炊事、買い物だってしてくれない、それでしたら介護経験のあ…

タイヘ出発 その3

タイヘ出発 3 英語でSkelton in the Closetという言葉がある。直訳は「衣装棚の骸骨」であるが、身内の恥、とかよそ様には明かしたくない家庭の秘密の意味で使われる。どこの家庭にも世間に知られたくないことはある。 介護もその一つだろう。母の場合、前…

タイへ出発 その2

タイへ出発 2 東京から成田-バンコク往復の費用は正規運賃の場合、25万円ほどだ。格安航空券だと3万円から、キャンペーンの場合は2万円以下というチケットもある。しかし、安い切符はそれなりの条件があって、空港に深夜0時過ぎに到着する、あるいはバンコク…

タイへ出発 その1

タイへ出発 1 若いころから、将来ヒマになったらどこか海外でのんびり暮らしたいなあ、と思っていた。それで50歳近くなって、「ロングステイクラブ」に入会した、海外での長期滞在をめざす退職者夫婦が中心の任意団体だ。クラブの会報にはすでに海外でロング…